楽譜や教則本などにメモをとっていますか?
レッスンを受けたときに指導されたことなど、もちろん自分の気がついたことも含めてもいいです。
これ、意外ととっている人、少ないんですね。
その瞬間に手を止めて、メモをすることは確かに難しいです。
なので、パパッと正確にメモする技術も必要ですし、ポイントを絞らなくてはいけません。
そんなん書く暇なんてないから覚えるよ!
っていう意見ごもっともです。
最近の説だと、メモをとる方が記憶に残りにくいとかという研究結果もあるとかないとか、知らんけど。
しかしですね、飲み物を取りに行こうとおもって、冷蔵庫の前に来たのに、何だっけ?と思って、思い出せずデスクに戻って、デスクにおいてあるカップをみて、ハッ!飲み物取りに行ってたんだ、カップを持たずに!とスタート地点から、目的を半分わすれて移動しているという驚愕の事態に気づくわけです。(僕だけかもしれませんが)
人って、そんな簡単に覚えられないんです。
注意点やポイントを意識しながら練習しないと、ただムダな時間を過ごす練習、ダメな状態を体にしみこませる練習をしているだけです。
駄練をしているだけです。
それをふと思い出すために、楽譜にメモがあることはとっても意味があります。
だから、メモとろう!
メモしましょう!
単純なことですが、
・姿勢に気をつけて。
・持ち方は楽かい?
・楽に吹こう。
・メリのあとは顔を戻そう。
・当てる位置はどうだい?
・音色は不自然に変化してないかい?
とか、今の状態に問いかけるようなメモ。
ふと、目に飛び込んできたら、あ!って思い出して、注意します。
でも、これが目に飛び込んでこなかったら、いつものままで、いつものとおり、とりあえず時間を使っただけの駄練をしてしまうだけなのです。
貴重な時間、効率良くうまくなるならせっかく楽器を手にとった時間を有効に使いたいものです。
もう一つのパターンは、間違えてしまうフレーズなどを見やすくするためのイメージスラーなどの補助やガイド、息継ぎのポイント。
あとは、音を長く伸ばしている状態や、休符がだらっとしてしなまわないために、数字を書き込んで、目でカウント出来るようにしたり。
こういった書き込みはとても大事です。
吹きにくい箇所、テンポのとりにくい場所、ながい音符、タイ、休符で混乱する箇所、などは積極的にわかりやすくしていきましょう。
息継ぎの場所もどんどん書き込みましょう。
いつも息継ぎの場所が違う、出来るときは長くなって、短いときは短くて、というのは、正直なところよくないです。
上達することのポイントの1つに、再現性、というものがあります。
再現性が高い。というのはとても大事です。
いつ演奏しても、同じように再現できる、これは息継ぎも同じです。
僕は、しっかり吹いてもらいたいので、息継ぎはどんどんしてください。と言っています。
最小単位のフレーズをみつけて、どんどん切ってもらう。
ぶつ切り上等です。
流れるようにつなげましょう。
そこは息継ぎの指示がないからつなげましょう。
息を長く伸ばして、息を細くして。。。。
あああああああ、もう辞めましょう。
そんなアドバイス。
できないこと、言ってもダメです。
出来ないこと無理してやるから、ヘロヘロの音、輪郭のない音、締まりのないフレージング、ノリのないリズム。
下手な状態を練習しているだけじゃないですか。
息継ぎを我慢する。ということで得られる利点は、フレーズがつながるだけです。
でも、それ以外のたくさんの大事な要素が死んでしまっているんです。
出来ることを積み重ねてゆく。
その中で、息継ぎを我慢することは、最後の方の課題だと僕は思っています。
初歩のころ、中級者のころは、息継ぎしたり、しなかったり、息継ぎを無視して進んだり、いまは上手くつなげられそうだからこの息継ぎは無視しちゃおう、とかと考えること、これらよくないと思います。
まぐれで上手くいくことも大事です。
ですが、学びの途中、出来ることを確実に取り組む重要性にも目を向けて欲しいですね。
どんな状態でも、いかなる状態でも、同じように再現できるから、息継ぎをへらしたり、フレーズを伸ばしたりすることが出来るようになるのです。
ノリが死んでしまったり、リズムがわるくなったり、音色、音そのものがわるくなったら意味ないですから。
だから、息継ぎ、楽譜には書いてない息継ぎをどんどんメモしてゆきましょう。
無理して連続音にするくらいなら、吹き直してもいいんですよ。
リズムがとりやすくなるなら、息継ぎをしてとりやすくしてリズムを体にいれていきましょう。
ここで息を吸おう。そして、いい音で吹こう!という気持ちをチャージして欲しいのです。
でね、こういったメモ、最終的にはどうしましょう。
最終的にこういったものは、できるようになってきたら、消してゆけばいいんです。
なので、メモは消せるようにしましょう。
楽譜に積極的にメモをとっていきましょう。
書き込んでいきましょう。
みなさんの楽譜はどうなっていますか?
新品のきれいな状態でしょうか?
覚えたから楽譜は新品できれいなままです。
あ、これには、これで、注意点あります(笑。
こんなん、ただただ、いちゃもんつけるおじさんや。
でも、それはまた別のお話。
書き込みはしっかりしてありますか?
書き込みを消した後はありますか?
人前で演奏しようと思ったら、いくつかの段階があります。
1,書き込みのしっかりしてある楽譜で演奏する。
2,書き込みの消してある楽譜で演奏する。
3,楽譜をみずに演奏する。
この順です。
おそらく、この順をしっかり踏んでいる人は、いい演奏になだろうなと思います。
どこかの段階を飛ばしていると、うん。
たぶん微妙な演奏になる原因がそのあたりに隠れています。
どうして、微妙になってしまうか、その理由もぜひ考えてみてください。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
いわゆるハツでございます。瞬間焼きって名前でした。
めちゃくちゃおいしかったです。さっとあぶった新鮮な肉の味が楽しめるってやつですかね。
内臓系はホルモンっていいますよね。元々、ほうるもの(捨てるもの)と言っていたから、ホルモンと呼ぶようになったそうで。
ほうるときにカロリーも一緒に捨てられましたので、カロリーゼロになります。
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