尺八は、演奏者の体が楽器になります。
なります!と言い切ります。
ウソ科学でもいいです。
もう僕は、そう言います。
演奏者の体が楽器になります!
出したい音程の指使いをして吹けば、その音程がでるかというとそうじゃない。
息が音になるから、息をコントロールする。
と思いますよね。
息を強くする、とか、唇を閉じる、やら、緩めるやら、丹田に意識をやら、そんなことを考えたくなりますよね。
でも、そんなことしなくても、実は、もうすでにやっているんです。
それが、自分の声。
自分の声は思ったように、コントロールしています。
息のこと、体の状態、口内状態、それを一瞬でコントロールして、言葉をしゃべり、音程のついた歌を歌います。
これってすごくないですか?
当たり前のことかも知れませんが、よく考えたら、凄いと思いますよ。
一瞬でコントロールしているのですから、この優れた機能を利用、応用しないてはありません。
声は息です。
尺八の音も息です。
同じなんです。
息が声(声帯で生まれた振動)になるか、息が尺八の音(歌口で生まれた振動)になるかの違いでしかありません。
唇の穴だなんだ、こねくり回すのではなく、息のスピードなんだを考えるのではなく、
その音程の声を出そうと思ったときに起こった変化に素直に従ってください。
結果的に何かが変化します。
結果的に応えるように何かが動きます。
それで充分です。
そのときに、尺八の音を出すときのルールが崩れないようにすればよいのです。
上達するために必要な要素。
それがまさに音感です。
その音程を具体的にイメージできて、その音程の声を出す体の動きができる。
出た音は、その音らしく聞こえ、音楽はより、音楽らしく聞こえます。
経験ないですか?
例えば、甲ツなのに、甲ツらしく聞こえない音。とかの感じ。
なぜ、そうなるか、足りないのは、その音程の声を出そうとする体の動きです。
その音程をつくる息、体の状態、口内状態になっていないからです。
吹けば音が出る、と思っていると吹くことばかりで問題を解決したくなります。
根底には、その音程の声を出すというものがあって、それが大きな影響、効果を生み出しています。
このことに気がついたら飛躍的に上達します。
先日のブログで何をおぼえるとよいか、という記事を書きました。
その中で、「音の名前、運指、音感」と3つ書きました。
その中でも、一番大事なのは、音感、です。
これを身につける練習をしましょう。
センスがないとか、音痴だからとか、そういうのやめましょう。
やってみましょう。練習しましょう。
ただただ尺八を吹いているだけよりも、早く上手くなります。
音色も安定します。
安定させる方法ををじつは、もう知っているからです。
そういった意味からもソルフェージュ、唱譜はめっちゃくっちゃ大事です。
カラオケに行きましょう!
カラオケで尺八の練習するだけじゃなくて、歌いましょう!
歌って出ない音程、声で出ない音程だって、実際にできることの延長線上です。
具体的にイメージできて、体さえ動けば、声ではでなくても、尺八ならでるんです。
体の代わりに、尺八が音にしてくれますから、実際に出ない音程の音だって尺八だからでるんです。
また動画で、具体的な解説、練習方法を紹介してゆきます。
今日は前段階のお話だけですみません。
ぜひ、この土日に、出したい音、音程を声にしてみて、きっちり想像して、音を出す、という練習をしてみてください。
乙ロ、乙ツなどがひっくり返る方、甲チ、甲ハ・ヒなどが窮屈そうに聞こえる方などは、ぜひ!
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
なんか良く分かりませんが、いろいろ乗っかっている軍艦です。
よくわからんけど宝石箱でした。おいしかったです。職人さんが無理矢理乗せて楽しんでいるんじゃないかとすら思えます。
寿司と言えば日本食の代表料理です。日本食はヘルシー、世界の共通認識です。
ヘルシーを通り越して、カロリーゼロとなっていることを多くの人たちはまだ知りません。
この軍艦もカロリーゼロになります。
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