よいものを伝える手段として、その時代、その環境、に合わせたものが存在する。
良いものはいい。よいものを作っていれば問題ない。
確かにそれは真実です。
それは当然として、どうやって届けるか。どうやって気がついてもらえるか。を同じように力を入れて考えなければ、せっかくの良いもの、もレベルの低い状態に引きずられてしまう。
地方予選を勝ち抜いて、地区予選を勝ち抜いて、全国大会を戦って、世界大会で勝利をして、良いものと知ってもらう。
おそらく、それが今までのスタンダードだったんだと思います。
今は違います。
いきなり、全国大会・世界大会にエントリーできます。
そして、本当に良いものなら、おもしろいものなら、発掘されて、評価されます。
埋もれたまま、なんてことはありません。
一定層の心に響く、届く、わしづかみにする、という現象は必ずおきます。
さて、ご自身の思う良いものが、そうなっていないのなら、果たして本当にそれは「良いもの」なのでしょうか?
良いものを作っていると言えるのでしょうか?
楽器の楽しさ、面白さに気が付いた人がいる。
楽器の音色に心を奪われた人がいた。
それを伝えるために音楽を作った。
その音楽をつうじて、楽器の楽しさ、面白さが届いた。
それをもっと多くの人に伝えようと、組織や拠点ができた。
それによって、より多くのひとに伝わり、音楽がひろまった。
時代が変わってゆくなかで、価値感や前提も変化してゆく。
楽器の魅力、音色の魅力、音楽の魅力から離れたもの、形や形式に固執すればするほど、人の信頼は失われてゆく。
信頼が失われていることに気がつかないまま、おなじことを続けていれば、人の心は離れてゆく。
信頼を失い、心がはなれてゆくことで、多くの人の心に壁を作ってしまった。
心に多くの壁を作ったのは、誰のせいだろうか?
原因や理由ななんだろう。
壁を作った人のせいだろうか?
壁が生まれた理由はなんだろう、よく考えて見たら分かるはず。
情報伝達の仕組みや速度が変ること、交通移動が発達することで、組織や拠点の重要性は失われて、組織の必要性は薄れていく。
いつまでも、1つの時代の、ある1つの形が、未来永劫ずっと最適な解であるはずがない。
組織が必要であるとおもうのであれば、残す努力をすればいい。
その努力を否定はしない。
だが、信頼を失って、心に壁がうまれた状態で、組織、拠点、形式や型の重要さを解いても、届かない。響かない。
原点に立ち戻りましょう。
信頼を失い組織や拠点、形式や型がなくなることと、楽器の魅力がなくなることは結びつかない。
時代が変り、前提が変り、ありとあらゆることが変化しても、未来永劫ずっと変らないものがある。
それが原点。
楽器そのものであり、楽器の音色そのもの。
始まりと同じ。
原点に戻っただけ。
一つのカタチや、一つのモデルが、いつまでの同じで、いつまでも変わらないで、ずっと通用するなんとことはない。
だけど、根源である楽器の、音色の魅力は、変わらない。
それを信じた別の人が、伝えるために、その時代、その時代のニーズに合ったものを生み出してゆく。
時代が変れば、組織も、拠点も、その時代にあったものに変化する。
それでも、通じて残るのは、時代が変っても、楽しいとか、うれしいと思えるもの。
仲間と一緒に演奏する、合奏することが楽しいことだって変らない本質の1つだと思う。
本質はかわらない。
何を信じるか、何が必要か。
だから、僕は楽器とその音色にある何かが、人に伝えられる音楽を作ろうと思います。
そして、伝わったら最高にうれしいと考えています。よっしゃ、頑張ろ。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
引き続き、楽屋飯です。楽屋飯でスープです。
エビの濃厚な香りと味のスープでございました。とてもおいしかったです。
液体状のものは、カロリーゼロですね。なのでスープはカロリーゼロ。
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