先週のトピックス、続き「泉州尺八工房さんの講習会・GMQコンサート・懇親会」でした。

昨日に引き続き、先週のお話をしています。

10日~13日のお話はこちら。

先週のトピックスは「尺八四重奏団破竹ライブ」と「尺八ワンポイント講座in東京」でした。

 

 

そして、14日はまた泉州尺八工房さんへ。(どんだけ好きやねんw)
講習会、GMQコンサート、懇親会(途中で退席しましたが)に参加してきました。

 

講習会、よかったですね。
尺八がすでに吹ける方が多かったのですが、そういった方にも意味がある講習会だったと思います。
尺八を吹くことももちろんですが、尺八を吹きたいと思った方に、吹き方を教える機会だって巡ってくると思います。

そんなときに、知っている知識やアプローチ方法が、柔軟でわかりやすいものだとしたら、尺八は一気に身近になりますし、簡単に音がでる楽器として認識してもらえます。

 

尺八が上手くなる方法は、いろいろあります。

自分が練習すること、新しい知識を得ること、もちろんそうです。

でも、一番効果があるのは、「人に教えること」です。

自分が出来ないから、教えられない。と思わずに、家族に、友達に、教えてみませんか?
自分の感覚を言語化したり、自分のやり方を説明すると、自分の状態が良く分かるし、教えている相手を通じて、自分に返ってくることが多いです。

 

尺八を教えることを、特別なことにしない。

 

免状をとっても、生徒を育てたり、教えたりする人だって少なくなっています。

そんなのとは関係なく、趣味の尺八、楽しむ尺八、いっしょに吹きましょうの世界は、もっと自由で広がっています。

 

僕は、三塚さんには、大学生のころからお世話になっているのですが、講習会は改めて勉強になりました。
いろいろ考えて、僕もいろいろな解説、わかりやすいアプローチを発信してゆきたいと思います。

 

GMQの演奏も当然めっちゃよかったです。

岩田さん作曲のオリジナルがめっちゃよかったなー。
アレンジも秀逸ですんごい好き。

岩田さんは、これまでも何度も聴いていたけど、並びの都合上で近すぎる照明を跳ね返すほどの音色とアピールはいうまでもなく突出しているキングだし、
大河内さんは、お名前を良く聞いていて、お会いしたのはじめてだたけど、アンサンブルを構成する押し引きをしっかりされて、ソロではバッチリ目立つというイケメンだし、
松村さんは、めちゃくちゃアピール力のあるプレイとアドリブでかなり光っていたし、トークも丁寧で周りにキラキラっていうエフェクトがかかっているんじゃないかっていう王子さまで、
松下さんは、長管での演奏がほとんどで、G管、メタルA管と楽器をしっかり安定させて持つのがシンプルだけど凄い重要でシンプルだけどかなり難しいことを平然とやる職人的安定感のうえ、PAの操作もしていて、めっちゃ良い感じで、あれはいろいろ細かく教えて欲しい。

演目の中では、全員メタル尺八でのアンサンブルが聴き応え抜群でした。
メタル尺八のみのアンサンブルは、音の広がりとか厚み、重なりがより大きく、より深く、という感覚で、混じり物のない音楽に聞こえました。

竹の尺八とメタル尺八が混ざる曲がほとんどでしたが、そういったアンサンブルだと、竹の個性+奏者の個性、という感じで若干の異物感を感じる場面もあります。

でも、メタル尺八のアンサンブルは、奏者の個性、がしっかりと残っていて、異物感を感じない、1つの音楽を作り出したといった感覚です。

 

メタル尺八のことを「竹の尺八と遜色ない」とか「竹の尺八と比べても違和感のない」という「竹の尺八の方が優れている」という前提で話題になっていたり、話されている場面をみました。

 

いやいや、そういう話じゃないですから。

竹とメタルを比べる、という話じゃないです。

 

尺八なんです。

 

竹もメタルも。

 

それで、楽器としてどうか、って話なんです。

 

竹だからとかメタルだからという話じゃなくて、どちらも尺八の音が出る楽器なんです。

竹の音色が、メタルの音色がとか、もうそんな話じゃない。

 

両方とも尺八の音出てるから。

 

んで、僕にとっては、メタルの方が性能上です。

遜色ないとか、違和感のない、って言葉じゃないです。

竹の尺八だと感じないものを、メタル尺八で実感します。
吹きやすさや楽器としての安定性や、上限のない感じなど。

 

既存の竹の尺八の性能を軽く越える高い精密性をもった尺八、それがメタル尺八です。

 

凄い性能を持った楽器です。

 

これが僕の評価です。

だから、竹と比べてとか、竹に近い音色の、という話の意味が全く分かりません。
そういったレベルで、メタル尺八が存在している訳ではないと感じています。

 

 

6寸管、2尺3寸(A)管もプロトタイプが出来てきています。
まだ試作第一弾なので、メタル尺八の八寸管と比べれば、完成度はまだまだです。

まだまだ、と書きましたが、それでも、充分な性能を持っています。
ほとんどの竹の楽器を凌駕する性能です。

 

比べる対象が、メタル尺八8寸管、だからまだまだと僕は書きました。

 

それぐらい、メタル尺八8寸管は現時点における最高性能の楽器だと思います。

このポテンシャルが高すぎます。

 

6寸、A管が、8寸メタル尺八と同じ性能にまで調整されていくとおもうと、オラ、わーくわくします。

 

懇親会では、いろいろご挨拶させていただきました。
お名前だけは知っていた方や、メールのやりとりなどもしながらなかなか実際にお会いできなかった方、YouTubeをみてくださっている方、質問をいただいてメールで答えを返信した方、僕の曲を演奏してくださった方と、新潟大学邦楽部尺八OB(あ、講習会、ミニコンサートで帰っちゃったけど)とか、普段は新潟に引きこもっている分とっても楽しい時間でした。

 

そして僕が感じたことは、僕は僕が思っている以上にYouTuberでした。

 

知ってもらっていること、認知していただいていることは、とってもうれしいですね。

「実際にあえるなんて思いもしませんでした!」「いつもみてます!」「YouTubeの人だ!」視聴者さんと会えるのはすごいうれしいです。
Twitterなんかでもすでにつながっていたりして、おおお、と思うことばかりでした。

なかでもうれしかったのは、「たまゆらのもり、演奏しました!こんなところであえるなんて思いませんでした!」と声をかけられたのは特別にうれしかったですね。
オリジナル曲を評価してもらえるって、本当に特別にうれしいことなのです。

帰りの新幹線の時間もあって、懇親会は少し参加して早めに抜け出したのですが、すれ違いでお話しできなかった方もいたし、もっといろいろお話したかったし、知らない方ともご挨拶したかったので、もう少し遅い新幹線にするとか、ええい、もう一泊して早朝に新潟に帰るとかの選択肢をとらなかったのかと凄く後悔。

みなさま、ありがとうございました。

 

ライブ、ワンポイント講座、飲み会での交流、泉州尺八工房のフェア、それぞれで、学びのある、自分が何か発信すべきことのあるものを感じたりする学びの多い東京滞在でした。

少しずつ話題にしてゆきたいとおもいますので、また今後ともこのブログもYouTubeもよろしくお願いします。

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
東京で食べた馬肉です。馬肉専門の居酒屋でめっちゃおいしかったです。肉大好きです。獣肉好きです。
メニューには馬肉の解説がいろいろかいてありました。豚肉や牛肉と比べた栄養価などしっかりと書いてあったと思います。
多分その中には、ゼロカロリーとも書いてあったとおもいます。うん。たぶん。僕の記憶だとそうです。

 

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