誰のための教室?生徒さんの真の目的に目と耳を傾けてみましょう。

これから和楽器教室、尺八教室を始めようと思っているかた、もしくは、やっているという方、に質問です。

もちろん、今、習っている側だという方も、役に立つ話になると思いますので、読むのをやめないで下さい。
レッスンの受け方、教室への通い方、先生との関係が良い方向に変ってゆくかもしれません。

また、自分にあった良い教室を探す考え方になるかもしれません。

 

教室に通いに来る生徒さんの目的はどんなものだと思いますか?

・演奏技術を向上したい!
・立派なステージで演奏したい!
・免状をとっていつか師範になりたい!
・日本の伝統を後世に伝える役割になりたい!

こんなことを想像されましたかね。

 

はい、これ、ほとんどが、指導者側が生徒さんに期待することです。

 

生徒さんの目的といいながら、指導者が勝手に決めつけている目的です。

生徒さんの目的ではなく、本当は、指導者の目的です。

 

もちろん、生徒さんが望んでいる目的かもしれません。
でも、はじめて楽器に触れる人、はじめて習い事をする人にとって、これらの発送は当たり前でしょうか?

そこを考えると、そうかもしれないな。と思いませんか。

 

それを超えて、生徒さんが望んでいる目的だったとします。
でも、それは、押しつけて、決めつけて、洗脳して、生徒さん自身の目的のようにすり替えたものではありませんか?

 

生徒さんは先生に本心を言いません。

それは思いやりからです。

でも、その思いやりに乗っかっていたら、指導者が勝手に決めつけた目的に生徒さんは押しつぶされてしまいます。

 

好きになりかけていた、和楽器、尺八、が嫌いなものになってしまいます。

 

生徒さんの真の目的とは?

はい、これだってもちろん、多種多様です。

本気で上達を目指す人だっているだろうし、伝統を守りたい、免状をとりたい、という気持ちを最初から持っている人だっていると思います。
でも、それに関しては、先生側、指導者側とねじれていませんから、問題ないはずです。

いまのやり方、いまの考え方で。

 

スタート段階での生徒さんの真の目的は、単純に言えば楽器を弾くことです。

ただそれだけです。

もちろん、あの曲、この曲、というのがあるかもしれません。
ですが、それよりも、自分の都合、自分のことが優先されています。

 

先生の都合や、教室の都合、流派のことや、お稽古のしきたりや、先生のルール、そんなもの関係ありません。

 

生徒さんの真の目的は、常に生徒さん自身、自分に向かっています。

だからこそ、多種多様で、先生には思いもしないことになります。

 

この先なにがあるか、この先どんな楽しみがあるか、それを知らない段階です。

 

知らないことを良いことに、押しつける、洗脳するのはいけません。

たいせつなのは、生徒さん自身が、選ぶこと、考えることが出来るように、いろいろなこと教えてゆくことが大事だと考えています。

 

和楽器、尺八を楽しむ人を増やしたいと願うなら

やっぱり、生徒さんを優先する考え方が重要です。

ちょっと使い古されてダサいワードになりますが「生徒ファースト」です。

 

これまでは、なにも考えずに、流派のこと、教室のこと、伝統のこと、指導者自身のこと、を優先していませんでしたか?

そして、もうすでにできあがっているグループ、組織、人間関係を優先していませんでしたか?

 

新しく人を迎え入れるには、迎え入れる側の意識が大切です。

人をはじくような、えらぶような、そういった考えが少しでもあると、それはとても増幅して見えます。

 

そんなところに人は増えますか?

新しく入りますか?

 

 

これまでどんなことがあったか、僕は知りませんが、いろいろな事例が世の中にはあると思います。

聞こえてくる、和楽器教室や、尺八教室の話は、いい話ばかりではありません。
良くない話、悪い話、だから、広まりやすく、尾ひれもつきやすいのでしょう。

でも、このままだと、悪い印象、面倒くさい印象、関わりたくない印象だけが、ますます増幅して膨れ上がってゆくだけです。

 

正直、僕は簡単な話だなと思いました。

悪い例は、たくさんある。
よくある和楽器教室、尺八教室がどんな要素をもっているかを分析して、それにはどんなメリット、デメリットがあるかを分析すればいいと。

それと違うことをすれば、違う結果がでて、それをまた分析する。

どっぷりとコチラの業界の都合にそまった目線ではなく、新鮮な目線、新しい目線、時代に合った目線で考えれば自ずとその時代にあった、その時代とともにある、民族楽器としての和楽器、尺八の教室、スクールが生まれると確信しています。

 

これまでのセオリーが全く通じなくなる時代です。
昨日のやり方が、今日通じなくなる時代です。

良い例、悪い例という見方ではなく、どんなものも、1つの事例、1つの結果として分析する、そして自分はどうするかということが大事です。

 

 

具体的な事例など、出しながらまた書いてゆきたいと思います。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
今日もみなさんからいただいたごはん写真です。
なんども提供していただいております、すけざね@尺八吹きさんです。
うどん、ですねー。おいしそう。
うどん屋さんにいくよりも、ラーメン屋さんに行ってしまいます。
うどんというと、はなまるうどん、丸亀製麺になってしまいます。
でも、そういったチェーン店がない時代もありました。うどん屋さんでたべるうどんはおいしかったな。
勢いよくうどんをすする、思い切りの良さと、尺八を吹くときに息を出す思い切りの良さは、共通していると思います。
ストローによるアプローチを勘違いしている人はおおいですね。
吸うときの力の使い方、唇にはいる力の感じが、似ているんです。
吸う、というモーションが肝です。吸う、ということが効率良く行われている事実が大事なのです。
ストリーなしで、エアうどん、エアラーメンをすすってみましょう。
うどんがないのに、空気の流れで、唇の穴が自然にうまれますよね。
尺八を吹くのはその逆です。
はい、エアうどんなので、カロリーゼロです。

 

 

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