これからの演奏家。これからの演奏家のレベル。

間違いなく上がって行きます。

多くの人が、一定水準より上のレッスンを受けることができて、多くの人たちが上手になります。

楽器の個性に左右されること無く、製管の技術もあがり、認識も変化して、強烈な個性や強烈な思い込みで上達する、上手くなるという状況から変ってゆきます。

粒の揃った、それなりの実力をもっった演奏家が増えてゆきます。

 

 

でも、残念なことに、この現象にすらケチをつける人がいます。

 

みんなが上手くなる状況なのに。

 

気をつけてください。もっともらしいことをいって、判断を誤らせるような言葉です。

 

それは、こんなような言葉です。

 

「みんな、同じに聞こえて、個性がない。」

 

これに近い言葉を発する人には気をつけて下さい。
言いたくなっちゃっても気をつけて下さい。

こんなことを言う人は、自分のポジションを作りたいだけの人です。

 

みんな同じに聞こえてレベルが低いのでしょうか?

みんな同じに聞こえてレベル、水準が上がっていればそれは良いことだと思います。

 

これまでは、全体的に低いレベルの中に、個性の塊として高い技術を持った人がいた時代です。

 

 

これは、どう考えても、レベルが低い状態です。

トッププレイヤーの努力もむなしく、音程、音色、そういった基礎的なものすら安定しない演奏がどんな印象を世間に与えてきたか。

 

 

でも、みんな同じように聞こえる。というのが、全体的にレベルの高い状態で成立していたら、どうでしょうか?

 

突出した才能がいなくても、多くの人が音程、音色、音楽そのもの、基礎的なものがしっかりと安定した演奏を供給出来る状態はどうでしょう?

 

それは、喜ばしいことです。

そして、そこから、さらに高い技術と個性をもったプレイヤーが出現します。

 

粒だった技術をもった、ちゃんとした演奏者がたくさん生まれている現状における、

「みんな、同じに聞こえて、個性がない。」

これは、なんら、悪いことではないのです。

レベルが上がってきたら、良く出るセリフです。
もっともらしい、シニカルな批評家ぶった言葉に騙されないようにしましょう。

 

もう一つの演奏家のパターン。
それは、クラシック、ジャズなど他の音楽教育をしっかりと受けた演奏家が尺八・和楽器を手にするパターンです。

これまでも、そういったタイプの演奏家が生まれています。
音楽大学の専攻ではなく、副科で学んだ和楽器で演奏家になる人たち。

そんなタイプの演奏家が増えてゆくと思います。

西洋の音楽教育をびしーっと受けて音大に入るレベルの人が、尺八を持つ。和楽器を持つ。
五線譜をすらすらと読み、音楽理論もバッチリ、そんな尺八の演奏かが増えてくると思います。

あり得ない話ではないです。

 

あちらの世界に比べたら、和楽器の世界はブルーオーシャンです。
それに気がついた人の中で、尺八に興味を持ったらもう決まりです。

尺八を手に取って、スタートから物凄い勢いで成長して行くでしょう。

音楽的に成長するためにもそういった流れはあった方が良いと僕は個人的に思います。

 

こういった、流れにも水を差すセリフが飛び交います。

「伝統はそういうもんじゃない。」

みたいな、完全に負け犬の遠吠えのようなセリフです。

まあ、無視して良い言葉ですね。
それに類似する言葉を言いたくなったら、ヤバいですよ。
気をつけましょうね。

伝統とは違うところで、勝負して楽器の可能性や、世界を広げていきますし、認知も改めて作り出して行くと思います。

そういったことによって、ぼんやりとしている邦楽、和楽器というひとくくりになっている細かなジャンルがまたハッキリとしてゆくと思います。

 

個性とは演奏、音だけに宿るものだろうか。
活動内容、パフォーマンス、すべてを含めて個性が宿ります。

演奏技術が平均的に上手くなる。

過去のプロと呼ばれる人たちより、今の人たちの方が技術的に上になったとしても。
それでも、全員がプロの演奏家として成立するとはかぎりません。

過去も、今も、これからもそれは同じです。

 

演奏技術が高いからプロではないのです。

 

仕事になる、仕事にする、専業の演奏家になるのは誰かがしてくれるものではありません。
自分でなるものだと僕は思っています。

 

また、これからは、専業、プロの演奏家というよりは、
平日は普通に働きながら、安定した状態を作れる状態の人たちの方が革新的で新しいことに挑戦できると思います。

さまざまなあり方が想定されます。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
デザートですね。バイキングのデザートです。
甘いものは別腹とはよく言ったもので、別腹は存在します。
しかしながら別腹は、身体的には存在しません。
つまり、別腹に送り込まれた食べ物は異空間の彼方へ消え去ってしまうわけです。
甘いものは別腹に送り込まれるので、甘いものはカロリーゼロになるのです。
甘くないものを別腹に送り込む術を日夜研究しております。

 

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募集したらたくさんのごはん写真いただきました。たくさんいただいたごはん写真にも涙がでました。
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