見慣れないから、わかりにくいと思い込み、見慣れているから、わかりやすいと思い込む。

尺八をはじめてみませんか?

 

ギター、ピアノ、ヴァイオリン、フルート、などなど、メジャーな楽器はたくさんあります。

マイナーな楽器も、もちろんたくさんあります。

 

メジャーな楽器も、マイナーな楽器も、同じように楽器として楽しく、エキサイティングで、優しい面も、難しい部分も存在します。

 

ですが、多くの人は、見慣れない楽器、マイナーな楽器に対して、積極的な興味を示しません。

難しそう、わからなそう、という壁を無意識で作り上げます。

 

知らないことが悪いのではありません。

知らせないことが悪いと僕は思っています。

 

少しでもわかりやすく、興味を持ってもらえるように、僕が尺八のいいところだと思う点を3つほど上げてみました。

 

尺八に興味を持ってもらうときに、

音色、音楽、伝統、文化、そういったものから、入ってもらうのも良いと思います。

 

しかし、そうではなく、楽器として選ぶ、趣味として選ぶ、機能とか、そういった全然違う面から興味を持ってもらうような解説をしてみました。

 

 

尺八が実は直感的にわかりやすく、尺八専用の譜面が、いかに導入のためにわかりやすく作られているかをあらためて考えてみてください。

 

見慣れている、ちょっと知っている、という程度の知識、例えば、ドレミファソラシドを知っていること。
五線譜の、音楽をするときは、あれ、みたいに自分が思っているものと違っていたら、

難しそう、わかりにくそう、と判断する。

五線譜のことだって、ちゃんと理解しているわけではないのに。
自分のわかる範囲の知識でのみ判断して、わかりにく、難しそうと、壁を作り、距離を作り、遠ざけてしまう。

このことが、尺八が5個の穴しかない、ロツレチ、というと音符を使うこと、に壁を作ります。

 

ですが!!

ドレミファソラシド、つまり、五線譜の知識を持っている人なら、ちゃんと理解できるのです。

 

多くの人は、

見慣れているから、ドレミが簡単に思えて、見慣れない、ロツレチが訳のわからないものに見えるんです。

あ、こう言ったマインドセットになっている人は気をつけましょうね。
物事の判断や思考、学びにとっても悪影響です。

見慣れている、ちょっと知っている、はなんの役にも立ちません。

 

中国語と英語、どちらを勉強しますか?

中国語は漢字だから、日本語でも漢字使っているし、見慣れているから、中国語にするか。

みたいな判断です。これダメです。
あ、大学で語学を選択したときの僕の考え方これです。

大失敗しました。

 

話を戻します。

ドレミファソラシド、をなめんな!って思います。

 

見慣れているだけで、簡単と思う人、結構います。

 

かつて、生徒さんが、「ギターをやっていたので、五線譜で尺八を教えてください」と言ってきました。

僕も五線譜で教えましたが、これが、ドで、これがレで、と楽譜の読み方から教えました。

 

んん?

 

それなら、普通に尺八の譜面を一から勉強するのと同じです。

で、しかも、尺八の譜面で勉強した方が、指使いとの親和性もあり、理解が早いです。

 

五線譜のルールを勉強していれば、逆もできます。

見慣れている程度の知識、音楽は五線譜でやるのが当たり前、と思っているくらいの知識だと、それぞれの楽器の専用の譜面で学んだ方がいいのです。

 

五線譜は個別の楽器にとっては正直、わかりにくいものなのです。

五線譜そのものが、完成するまでにいろいろな歴史があります。

それが必要となったこと、オーケストラという存在が生まれたことで五線譜が絶対的に定着しました。

五線譜の優れた機能としての一つとしてあるのは、どんな楽器でも共通の言語として五線譜に表記することができる点です。
合奏すること、共通の言語で理解し、確認することが、できるのは、アンサンブルの向上のためにはものすごく役に立ちます。

ですが、その楽器専用の楽譜と比べれば、初学のうちは、その専用の楽譜で学ぶ方が、わかりやすく、楽なのです。

理解度、成長度も違います。

 

 

箏の楽譜、尺八(都山式)の楽譜、三味線の楽譜などは、日本人が、日本人にわかりやすく、五線譜の知識を使いながら、作られた楽譜がほとんどです。

それが、わかりにくいわけありません。
本来は、わかりやすく、理解しやすいものなのに、ちょっと興味を持った人に「わかりにくい、難しそう」なんて思わせたままでいいのでしょうか?

 

もしかして、

 

私は、難しいことをやっている。

 

とでも思われたいのでしょうか?

 

そんな、ポジションをとるようなつもりでいたり、無意識でそうしていたりする人たちの中になんか入りたくないですね・

 

いや、そうでなくても、和楽器をやっている人が

「専用の楽譜が本当はわかりやすい。」

ということも理解していない状態だとしたら、ダメですよ。

 

専用の楽譜で学ぶ利点、

五線譜を使う利点、

それぞれに長所、短所があります。

その違いをしっかり知識として認識しておくことが大事です。

 

 

難しい、わかりにくそう。

 

と思わせているのは誰の責任でしょうか?

 

わかりやすく、ポジティブに説明できるか、

難しく、わかりにくく説明するか、

それがあなたの理解度です。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真
唐揚げです。唐揚げ大好きです。
唐揚げをずっと食べながら、ビールをずっと飲んでいたいです。
みなさん、よくみてください。皿の脇にマヨネーズが鎮座しております。
良いですか、この一皿のカロリーの本体がどこにあるか見極めるのが真のゼロカロリーマスターです。
そう、お察しがいい。マヨネーズがカロリーの本体です。
マヨネーズを付けなければ、この唐揚げはゼロカロリーです。
ごちそうさまでした。

 

【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。

尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。


尺八ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!

☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。

尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108

☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic

TOP