本当は、和楽器楽譜販売サイトを運営できれば良いのですが、正直ハードルがかなり高い。
ただ、コロナの影響により、コンサート、ライブによる収入が死んでしまっているので、なにを商品として売っていくか、を考えると、そっちに舵を切ることも必要なのか、、と迷ってもいます。
ともあれ、個人でもできることはあります。
まずは、楽譜を販売する際に、クリアしなければいけないことを説明します。
楽譜を販売する際にクリアしなければいけないこと、
・ECサイトを運営する
・JASRAC、NexToneなどの著作物使用申請をして使用料を支払う
・曲の著作権利者、出版社へ編曲許諾をとる
さて、一個ずつクリアしていきますか。
ECサイトを運営するかどうか!
楽譜の在庫をかかえてしまっては、幅の広い楽曲を楽譜にして販売できないので、基本的にはDL販売を想定します。
・ECサイトを準備すること。
・著作物使用料は売れなくても発生する。
・維持管理費、クレジット決済など手数料。
まあ、個人でやろうとおもってもちょっと気が引けるんですね。
このあたりが、昨日のブログで話していた、この事業を自分たちが取り組む事業にはちょっとできないぞ、と思えるものなのです。
じゃあ、もうすでにあるサービスを利用すればいいので、そういったものがないかと探すとあるんですね。
ご存じだったり、利用されている方もいるかと思います。
Piascore 楽譜ストア https://store.piascore.com/
とか
mucome https://mucome.net/
です。
こういったサイトでは、自分で作った楽譜を登録して販売することができます。
こういったものを利用すれば、自分でECサイトをつくる必要はないですね。
すでにあるサービスを使う!
クリア!!
もちろん決済手数料が弾かれますが、決済だってしてくれますし、個人で運営すると負担となる維持管理費だって関係ありません。
さらにもう一つの支払も楽譜販売サイトがしてくれます。
それは、次の段落で。
JASRAC、NexToneなどの著作物使用申請をして使用料を支払う
これは、さきほど紹介したサイトを利用すると、そのサイトが著作権使用料を支払ってくれます。
ざっくり言うと、価格の10%(外国曲なら20%)といった形で、売上から引かれます。
なので、この問題は、とーっても簡単に解決します。
著作権使用料は登録したサイトが支払ってくれる!!
クリア!!
著作権使用料は、DL販売などの場合、売れても売れなくても一定の金額を支払わなくてはいけなかったと思います。
(うろ覚えです。)
個人では物凄く負担になりますが、すでにあるサービスを利用するとそんな心配もありません。
では、次の問題に移りましょう。
曲の著作権利者、出版社へ編曲許諾をとる
そして、問題はこれです。
Piascore、mucomeでは、編曲許諾まではしてくれません。
これは、楽譜の製作者、投稿者がしなければいけません。
手続きの仕方は、その曲によって違います。
作曲家に直接だったり、出版社にだったり。
多くの場合は、権利を管理している出版社に許諾をとることになります。
JASRACのJ-windというシステムを使うと、いろいろなことがわかります。
そこで、出版社なども知ることができます。
そして、編曲許諾の問い合わせをすることになります。
ここからは、僕の話になります。
僕はこれがめちゃくちゃ大変で苦手でした。僕の性質上、コミュ障だったり、事務手続き作業がめっちゃ苦手なので。
尺八四重奏団「破竹」のCDを作るときに、いろいろな会社に問い合わせして、メールだったり、電話だったり、ファックスだったりと、僕には大変な仕事でした。
僕と違って、こういったことが得意な人はいるはずなんです。
いたら、ぜひ代行して欲しいと思うくらいです。
正直、これまでアレンジしたものとか、編曲許諾とっていただけたら、すぐ販売に移れます。
自分たちがやりたいものだったらアレンジ代金とかとらないで、楽譜にして販売する方が意味あるかなと思っています。
なので、編曲許諾やってみて、えーそんなん平気だよ、なんて人が、いらしたらぜひ、ぜひご連絡下さい。
バイトお願いします。
話を戻します。
編曲許諾はとても大事です。
楽譜にして販売するには、絶対に欠かせません。
ということで、編曲許諾、これは、自分がやらなきゃいけません。
ということがわかりました。
自分で編曲許諾をとれば、クリア!!
ということになります。
さらなる注意事項
とても便利なPiascore、mucome、ですが、販売できる楽譜は、JASRAC、NexToneに管理を委託している曲のみになります。
また、管理楽曲だったとしても、楽譜販売が許可されないものもあります。
出版社の意向、権利者の意向、だったり、特定の会社しか楽譜にできない楽曲だってあります。
そういった詳しい条件もありますので、ぜひ注意してください。
Piascore、mucome、どちらも、投稿、販売のための注意点、注意事項を詳しく書いています。
とてもわかりやすく紹介されているので、よく読んでみてください!
まとめます。
現状において、一番ベターな選択は、Piascore、mucome、を利用するということです。
ただし、忘れてはいけないのは、ルールを守ることですね。
あとはそのサイトのサービスが終われば、終わることになります。
でも、まずは、こういったサービスをつかって、ポップス、ポピュラーの楽譜を増やしていくとければと思います。
そして、もし、同じような行動をしている人たちで力を合わせることができるようになったら、
売上を見て、独立して、和楽器に特化したECサイトを立ち上げてブランディングしてゆくのも良いかもしれません。
その方が見つけやすいですから。
そこまで、たどり着くか、需要があるか、非常に悩ましいところでもあります。
ただ、その需要をつくって、和楽器を楽しむ人を増やす、ということまで考えれば、大きな意味がありますよね。
今ある畑から収穫をするのか、新たに畑を耕して、収穫を増やすのか。
ではごきげんよう。
※今日のごはん写真
イチゴいっぱいのロールケーキです。新潟の人だった、あ、っておもうかな。
店内では、あのCMソングの歌無しverが流れています。
なんだか、今日の記事は、宣伝、CMみたいな内容になってしまっていますね。
まったくそんなことないですので。
ただ、こういったサービスがあることを知っておくと、紹介することは役に立つはずです。
僕たちも使ってみようと思います。
ためしに、Piascore、mucomeの検索窓に「尺八」とか「箏」といれて検索してみました。
もうたくさんの楽譜をつくって販売されている方がいらっしゃいました。
こういった、サイトの存在そのものをもっと紹介して、楽譜があることを知っておく必要がありますね。
尺八は、真虚霊とか本曲の楽譜だって販売していました!
みなさんも試して見てください。
「ほうがくのわ」さんが、紅蓮華の楽譜を、Piascore、mucomeで販売していらっしゃいますね。
それも参考になりました!
薫風之音のアレンジの紅蓮華、竈門炭治郎のうたは、http://isanaweb.cart.fc2.com/ こちらで販売しています。
よろしければ、買って下さい。よろしくお願いします。
僕達いま、コンサート、ライブ、すべてキャンセルになっております。
恥を承知でお願いします。なにとぞよろしくお願いします。
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