緊急事態宣言が解除されて、自粛や規制がすこし緩和されました。
国や県、市は、それぞれの基準を定めてロードマップを示しています。
その状況、
簡単に言えば、コロナ禍は終わっていない。ということです。
音楽、コンサート、ライブ、イベントは、コロナ禍によって、中止せざるを得ませんでした。
通常のレッスンもそうです。
僕たち音楽家は、収入のすべを失ったわけです。
音楽は不要不急である。
この事実がすごく、つらく、苦しい思いもしました。
でも、事実です。
「生命」にかかわる事態です。
音楽は、不要不急です。
音楽を聴きに来る、
音楽のレッスンをする、
ということで「生命」にかかわるような事態には
絶対になってはいけない。
僕たちは、そう決めました。
予定していた収入もなくなり、
その日まで積み重ねてきたものを伝えることもできず、
子どもたちと練習してきた時間も消えてしまうような複雑な気持ちで、
自粛、ということで、この2、3か月を過ごしました。
もちろん、いろいろな可能性を見つけるために、これまでやってきていたことをさらに拡張したり、変化させたりと違うアプローチも模索しました。
自粛という言葉、緊急事態宣言という制作に、相当悩まされた音楽家は多いと思います。
でも、僕はやはり、
音楽は平和や安全があってこそ、楽しめるもの。
だと、思っています。
だから、このコロナ禍において、最後の最後に戻ってくるものだと思っています。
あらゆる職業の方が、命を懸けて通勤している。
満員電車に乗って、生きるために、仕方なく、あの状況を過ごしている。
スーパーも、飲食店も
厳しい経営の状態で、頑張っている。
業態を変化させたりしながら、
苦しいのに、
規制に従って、
営業時間を短くしている、
席数だって減らしている。
生命があってこそです。
緊急事態宣言が解除になって、ようやく、室内でイベントの基準が出されました。
専門家が提示したまずスタートの基準です。
今までは全くダメだったものを、一つの基準を示してくれたわけです。
そこから、どうやって基準の緩和をすすめてゆくか、これは音楽関係者だけでなく、お客さんも含めて、新しい文化をつくってゆくことになったんですよ。
コロナ禍でも、安全に、コンサートを楽しむにはどうしたらいいか。
という問いを叩きつけられているんです。
僕は、音楽で生きています。
だから、音楽がすべてです。
人生をかけていますし、
もちろん自分の命、
生き様をかけて、
音楽で勝負しています。
自分が命を懸けて音楽をしているからといって、
会場に足を運んで下さるお客様にまで命を懸けて音楽を聴きに来てほしくないです。
自分たちの音楽を聴きに来てくださる、大切な方たちに、もし何かあったら、そっちの方が嫌です。
もし生命に何かあったら、責任なんて誰も取れません。
国、県、市などの定める基準では、
屋内イベントでは、マスクなどの対策を前提に、100人以下(収容定員の半分、もしくはそれが100人より多ければ100人)で。
ということになっています。
そのほか、時間のことなども細かく決まっています。
専門家による判断だと、これならば、すくなくとも、万が一、ということにはならないだろうという判断です。
それならば、それに僕は従います。
その中で、活動をします。
この基準に、わちゃわちゃ言っている声があるみたいですが。
そこから始めるしかないんだよ。
そこから、新しい文化を作るんだよ。
信頼と実績をつくって、コロナ禍における基準を作ってゆくの。
コロナ禍におけるマナーを舞台上、舞台裏、客席ともにつくってゆくの。
なに?すぐに去年と同じに戻るとでも思っていたのですか?
国の定めた基準、これが、まず、
コロナ禍において、
自粛期間を経て、
準備が整った段階で、
始まりだした最初の一歩です。
緊急事態宣言が解除になったからと言って、すぐに、去年と同じようにできるわけないじゃないですか。
というか、去年と同じにはならないです。
去年と同じになるのには、時間がかかります。
数か月、数年、それはわかりませんが、時間がかかります。
僕は音楽家です。
感染症の専門家ではありません。
だから、かるはずみに、2000人のホールに100人は、おかしいだろ、とは言いません。
そこから、始まるから。
そこから、段階を経て
コロナ禍の、
コロナとともにある、
命にかかわる感染症の特効薬やワクチンのない状態の、
新しいコンサート、ライブの在り方を作ってゆく。
それが、今の音楽家や制作スタッフ、劇場関係者に求められていることだと考えています。
文化や芸術は守ろうとしなくても、絶対に滅びないと思っています。
平和になって、安全になって、そしたら、必ず求められるものだから。
それまで、そういった環境だったらか、僕たちは、薫風之音は、演奏活動を続けてくることができました。
安全で、信頼のある、近くで、一緒に、みんなで笑って、特別な時間を一緒に過ごす。
当たり前だと思っていたあの環境。
そこにたどり着くには、時間がかかると覚悟しています。
今は、定められた基準に従って、
その結果、どんな影響があるか、
どんな変化があるか、
実践して、どうだったかがフィードバックされて、
新しい生活様式のなかでの、コンサートが成立してゆくように、僕たちは尽力したいと思います。
平和や安全が保てなくなった時に、
最初に規制され、最後に求められるものが娯楽、音楽だと思います。
幸いにも、ライブ、コンサート以外でも、僕たち薫風之音の音楽を共有、共感できる方法はあります。
YouTubeでの演奏を聴いていただくことや。
みなさんが僕たちの楽譜を演奏してくださること。
ネットを通じて、尺八の質問が来たり、動画でワンポイントレッスンのやり取りをしたり。
これでも結構幸せです。
ライブ、コンサート、対面のレッスン、子どもたちと音楽を作る時間には及びませんが、そこそこ音楽的には満たされている部分もあります。
大変なのは、金銭面です。
すみません、下世話な話で。
食っていくこと、生きていくことにお金は不可欠ですから、なんとかしてお金に換えて、生き延びますよ。
給付金だって申請します。
音楽で生きると決めたんですから、必死にやります。
必死で生き延びますよ。
また、満席の会場で、三密の会場で、平和に、安全で、安心して、一緒に時間を共有できる日が来るまで。
そのとき、絶対に聴きに来てください!
規制の中で、この時代のコンサートはどうしてゆくか、を作りながら、考えながら活動をしてゆきます。
みなさま、どうぞ、よろしくお願いします!!
※今日のごはん写真
ひっさびさにマクドナルド!
ビッグマック!ポテト!単品のチキンタツタ!
という安定のセットに単品プラスです。
行列にならないようなアプリによる事前オーダーだったり、まっている列の距離感だったり、
横並びになって食べる人たちだったり、めっちゃ手を真剣にあらっている男子高校生だったり。
男子高校生なんて真剣に手を洗わない第一位でしょ。すみません偏見ですね。
そんな男子高校生が手を洗って食べる。とか、店内にいるみなさんの雰囲気がなんだか新しい生活様式。
そんな中でコンサートやライブはどうなってゆくといいのだろうか。と真剣に考えながらビッグマックを食べました。
命にかかわることなので最後でいい。平和と安全のあとに音楽ができればいいと思います。
オンラインでの活動、規制の中での演奏活動、すべてが未来につながっている。
自分たちの手で切り開いていくしかないなと改めて誓ったポテトの味はいつもより少し塩辛かったかもしれません。
夜の運転中に久々に車間距離の近い車に遭遇しました。
煽り運転の話題は去年のいつごろでしたでしょうか?
ずいぶん減ったと思ったのですが、ひさしぶりに怖かったです。
密!!!車も車間距離を保ってください。
【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
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