自分だって便利なサービスがあっても利用しない事実があるのに、他人には変化を期待しすぎていないか?

7月になりました。

引越し完了しました。

前の家を退去して、引き渡しというのでしょうか、大家さんにカギを渡してすべて終わりました。

完全に新居のみでの暮らしになります。
まだ、新居での暮らしは慣れてきておりませんが、環境を整えていきます。

 

おはがきでダイレクトメールを出しました。
7月5日のコンサートの案内です。

7月5日(日)新潟市「Stay at Niigata Concert」に出演します。

そして、あわせて、薫風之音のLINE公式アカウントのご案内もしました。

そろそろおはがきが届き始めた方もいるようで、友だち登録をしてくださるかたもいらっしゃいました。

 

これは、オフラインの告知、つながりをとオンラインへの誘導するながれの一つです。

おはがきでの案内でコンサートに来てくださるお客様は、オンラインの告知のみでは来てくれません。
おはがきの案内でも、オンラインでの告知でも来てくださるお客様ももちろんいらっしゃいます。

オンラインが最初の接点だと、オフラインはコンサートそのものです。実際に会うことそのものです。
オフラインの価値も上がります。
おはがきを送ることも、直接お会いすることも価値が高いです。

オフラインが最初の接点の場合はどうでしょうか?
おはがきが届くことも当たり前ですし、コンサートに聴きに行く、生で演奏を聴く、ということへの期待値は、オンラインが最初の接点の方と比べると、低いかもしれませんよね。

 

自分たちのコンサート、活動を支えてくださっている方が、どんな属性か、どんな生活様式化を理解しておかないといけません。

 

だから、今回、おはがきが届いて、すぐにアクションを起こしてくださった方、めちゃくちゃ感謝します。
800通送りました。そのうち、リアクションとしてわかったのは10です。

きっとコンサートには、それ以上の方が足を運んで下さると思います。

ですが、オンラインでのつながりをつくることの行動をとってくださったのは、800通のうち10です。

 

なので、行動してくださった方は、本当に本当に、すごく貴重です。すごくありがたいです。

それぐらい、オフラインとオンラインは違います。

 

きっと、オンラインの移行の壁、障害があってできない方もいらっしゃると思います。

そこを何とかケアしてゆくことも考えていかないといけません。

 

 

 

乗り越えないといけない壁、障壁があることを知る

新しいサービスを利用するためには、利用者それぞれに超えなければいけない障害があります。

演奏家が仕事にならないからといって、YouTubeで配信を始める。リモートでのレッスンを始める。という行動と、

サービスを受ける側が、それに対応するかには、大きな差があります。

 

つまり、オンライン化をしても、オフラインを中心にその演奏家に触れていた人たちは、すぐにオンライン化については来ません。

いずれ、前と同じように、オフラインでできる。と願ってしまいます。

なので、オンライン化を追っかけることは珍しいです。

本当に必要なら、オンライン化をおっかけます。
でも、オンライン化するためにある壁、障害を乗り越えるのが大変そうだったら辞めます。

つまり、ここで不要不急であると言うことが、ハッキリします。

 

コロナ禍によって、サービスを提供する側が慌てて、オンライン化をしました。

しかし、サービスを受ける側は、そのオンライン化をどう受け止めていたでしょうか。

 

もともと、オンラインであることに抵抗がない人にとって、障害がない人とっては、思いもしないこと、考えもしないことかと思います。

そもそもオフラインで成立していたサービスを提供する側がオンライン化に必死になればなるほど、オフラインが基本の方にとっては、サービスの低下です。

 

僕は、2、3年まえに、そのように考えて、

・最初からオンラインでのつながりをつくること。

・オフラインでのつながりの方には、ゆっくり、丁寧に、オンラインでもつながれるようにすること。

を実践してきました。
時間をかけて、順序立てて丁寧に進めてきたつもりです。

しかし、難しい。
いまだに、オフラインのお客様がオンラインのつながりも作ってくださった実感はありません。

 

それなのに、この頃の多くの物事の様子をみていると、

サービスを提供する側が、仕事だから、生活がかかっているから、なんとかしなければいけないからと慌てているだけで、

「サービスを受ける側には、超えなきゃいけない壁がある」ことをしっかり想定していないように見えてしまいます。

 

もともと、オンラインでつながっていたみなさまとの関係は、コロナ禍での影響は少ないと思います。

やはり、オフラインでのつながりの方たちとの関係への影響が大きいです。

オフラインでの縁は、オフラインのままでいたい。

オフラインでの応援は、オフラインで応援したい。

いつか、まっていれば、オフラインでできる。これまで通りになる。と思っている方たちへ、
よりよいサービスを提供するために、どうやってオンラインへ流すことができるか、
壁を越えることができるか、そもそも壁は何か、を考えなければ、
オフラインの繋がり、応援者、支援者は、離れてしまいます。

 

いきなり、オンラインで呼びかけてもいい形になるわけがありません。

これまでの関係がどうだったか、を無視してしまっては意味がないのです。

 

 

インターネットは、距離という概念ををぶち壊しました。

ですが、オンラインとオフラインの間には、気軽には移行できない大きな壁、障壁がハッキリと存在します。

 

その事実をどうケアしていくか、に向き合うのを忘れては失敗する。

壁、障壁を越えれば、便利なこと、サービスの質が上がることに気がつける。
ていねいに、サービスの質があがることを伝え、実感してもらうしかない。

 

コロナ禍だから、オンライン、YouTube、クラウドファンディングと、短絡的な動き。
支援する人との接点は、もともとオンラインでしたか?オフラインでしたか?

そのYouTubeチャンネルの認知度はどれほどですか?
登録者数はどれだけですか?

クラウドファンディングの会員登録者は何万人いますか?

そんなことを無視して、オンラインに期待して、都合のいい結果なんてでませんよ。

 

オフラインに向けての活動しかしていないのに、利用者がオンラインに移行してくることを期待しすぎていませんか?
壁、障壁の存在、それを越えられるようにする手助けが必要なことを忘れていませんか?

 

と思う物が多くありました。

 

情報源となるものが、新聞、ラジオ、テレビ、インターネット、インターネットのいろいろなサービス、が存在するのは、各世代、いろいろな年代に適したものが、便利だと思っているものがあるからです。

コロナ禍において、振り回されたり、振り回したり、していませんか?

 

これがきっかけで、いろいろなことを考えるようになりました。
ちょっと話は変わりますが、給付金などの面からも自分の生活のオンライン化したほうがいいなということや、マイナンバーカードを取得しておいた方がいいなと思いました。

 

そうなったときに、どうできるか。

 

あらためて、コツコツと関係をつくっていかなければいけないなと考えを引き締めなおしました。

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真
4月、5月、6月の期間、ネットショップでの売り上げが前年と比べて大きくなりました。
紅蓮華、炭治郎などの人気曲の楽譜を販売したこともあるかと思います。

本当はオリジナル曲の楽譜も出したかったのですが、そこまでできなかったです。すみません。

僕は、この時期のネットショップの売り上げ増加は、オンラインでのつながりを持ってくださった方の支援だと勝手に思っています。
必要ではないかもしれない、楽譜、CDを購入してくださって、応援してくださっていると。

もちろん、必要で購入していただいたのならとてもうれしいです。
もちろん、もちろん、支援、応援だったら、なおうれしいです。

オフラインでのつながり、オンラインでのつながり、それそれに違いがあり、コツコツと積み重ねることで成立するものだと改めて思いました。
コツコツと続ける演奏活動も、コツコツと続けるブログ、YouTube、SNSでの発信も、両方がとても大事なものだと思いました。

頑張ってきてよかったと思います。
ブログ読んでくださってる、YouTube見てくださってる、そんな皆さんに感謝です。

これからも頑張ってゆきます。

 

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