現代のサービスを成り立たせる要素のすべてに置き換えられるものを良い感じで押さえていてすごい。

週をまたいでなんか偉そうな記事を書き続けてすみません。

尺八のワンポイントを知りたい方には本当に申し訳ないです。

 

僕は、何を考えているか。

どんな役割をしようとしているか。

ということを明確に示すために書かせていただきました。

 

業界はひとまとめです。

明らかに目指すことや考えが違うのにひとまとめです。

 

陸上競技には、短距離、長距離、跳躍、投擲などと、種目が違います。
種目が違うのに、同じように扱っています。

それでは、各種種目が効果的に成果を出していけません。
各種目がそれぞれ効果的に成果を出して、陸上競技そのもが成長します。

そしておなじように、レベル差があります。

小学生、中学生、高校生、だったり、

国際大会レベルだったり、シニア、マスターズ、いろいろ分かれて競っています。
(詳しくは知りませんが、すべてがごちゃ混ぜではありません。)

 

僕は、趣味で楽しんでいる人、現状に満足な人、そういった人たちにまで何かを押し付けようとしたり、強制しようとしているわけではありません。

業界を巻き込もうとしているつもりも、呼びかけているつもりもありません。

もし、そんな気持ちになっている方がいたら、ごめんなさい。

 

違うことをしている。ということに気が付いて欲しくて書きました。

また、おなじことをしている。と思う人にも知ってい欲しくて書きました。

自分がしたいことは、こういった考えが必要かもしれないと、気づいて人がいたら嬉しくて書きました。

 

ここ数日のブログ記事は、僕の意思表明でもあり、問いかけでもあります。

 

また、プロとして活動している、プロとしてかかわっている意識の方たちも、それぞれ違う目的を持っていると思います。

 

僕はエンターテイメントをします。

なので、伝統(トラディション)、文化(カルチャー)、学術(アカデミック)、あとなんだろ、修行(トレーニング)、禅(ゼン)とか?をしているわけではないのです。

 

今回の一連のブログの記事は、一つを読んだだけだと、意味が通じないことが多いかもしれません。

 

和楽器にかかわる方、皆さん一人一人で、当たり前だと思っていることが違う、と思います。

 

なので、モヤモヤしていたり、不安だったりする人がいると思います。

あきらめている人もいるかもしれません。

 

もし、そんな人が僕の記事を読んだときに、お!?、って思ったり、ほう!、と思ったり、私は大丈夫かもしれない、って思っていただけたら、と思って置いておきます。

 

決して、押し付けたり、扇動するわけではありません。

 

エンターテイメント的視点から、またビジネスとしての視点から、問題を解決したいと思っている人のヒントや手掛かりになればと思って書いています。

 

 

と、長々と前置きを書きましたが。

今日の話題は、炎上案件かもしれませんね。ほんとに。

 

 

聞こえの良い言葉は逃避行動かも?いやもっと怖いものかも。

芸に打ち込みなさい。

伝統を守りなさい。

大衆に迎合してはいけません。

本物をめざしなさい。

 

プロとアマチュアがひとまとめにされた世界では、裏の目的がある聞こえの良い言葉、に怯えている人、洗脳されてしまった人は、多いと思っています

そうでなければ、こんな状況は訪れない。

 

伝統芸能、伝統、芸術はビジネスではないのです。

利益を生み出すこと、良い商品として提供することを考えているならば、健全な状態なら、改善され良い形にすすんで行くはずです。

 

ビジネスにすることを、悪しきこととしているわけです。

 

となれば、ある一つの時代の芸を守ることは、ボランティアでなければ成立しないのです。

 

地域の祭りなど、行事、祭礼などの文化は、ボランティアで保存されているとおもいます。

その地域の人の熱量によって支えられていると思います。

ここには、あまり経済活動の理念は持込まれないと思います。

補助金などが前提で、ボランティアが基本です。

 

祭りのプロです。とかいって、お金とっていく人が現れたらきもちわるいですよね。
専門家とかいるかもしれませんが。

地域の祭りなども存続が危ぶまれている部分もあるかと思います。
それは、ボランティアではもたない、ボランティアをしている人の体力、体力というのは経済力、が持たないからです。

つまり、お金にならないから、別で収入を確保する。別で収入を確保しても、大変。あと熱量の低下。

 

さて、邦楽の世界だと。

商業化、ビジネスにすることを拒否して、伝統を守ることは、ボランティアでなければ成立しない。

体力=お金が続かなければ、ボランティアではできません。

 

できていた人は、お金が続いたわけです。

先細るときは、お金が続かないわけです。

 

今、商業化することが、大多数のアマチュアに良しと思われない感覚が増大した中で、伝統を守らねばいけない立場の人は本当に苦労されていると思います。

協力してくれる人も増えない、増えたとしても、ビジネス化を望まない考えの人が増えるだけ、

当然、ボランティアですることもできない、飛ぶように売れることも支えてくれる人たちに受け入れられない。

めちゃくちゃ苦しいじゃないですか。

 

僕はここで大胆な仮説を立てます。

よくよく考えれば、ボランティアでなければ成立しないのに、なぜ、伝統の保持(時代に合わせない、変化、成長しない)にこだわったのか。

 

それは、邦楽が滅び欠ける、なくなりかけたときに、生き延びた方法が、

・伝統

・権威化

だったからだと思います。

なので、何かあるたび、危機があるたびに、過去の成功体験である、伝統、権威に固執したのではないかと。

 

特権階級の保護がなくなったとき、

西洋音楽に飲み込まれそうになったとき、

日本音楽、邦楽を守ってきたものをざっくり書き出すと、

・芸事のたしなみが品格を示す役割をもっていること。

・西洋音楽とも同じような価値があることを学問的に示したこと。

です。

これらが危機を救ってくれた成功体験です。
(今年の1月くらいにこのような内容のブログを書いています。)

 

以前のブログにも書きましたが、邦楽は、明治維新、文明開化、戦争、戦後、それぞれの局面で、滅びの危機があったり、めっちゃ流行ったりしています。

そのときにちらつくのが、伝統、権威化による生き残りの手法。

でも、めっちゃ流行った理由は時勢に乗る(戦争など)場合もあります。

 

いつまでも、過去の成功体験にこだわらず、こだわっているつもりはないかもしれないくらいに染みついてしまった古い手法で、時代を乗り越えようとするのは限界です。

 

大胆な仮説。

今みなさんが思っている伝統、文化、はビジネスのために作られた

としたら、どう思いますか?

 

一流の芸をする演奏家の体力を支えるために。

まずは、スタート地点はそこです。

 

お金が動きますから、商売です。ビジネスです。
一流の芸をする演奏家の体力を支えるための一つのプラットフォームだった。
一人のパトロンに頼るのではなく、資金を集めるための仕組み。

 

それが、いつの間にか、伝統やら、なんやら、だけが、突出していった。

そこを守ることが目的となって、逆転してしまった。

 

芸に打ち込み、伝統を守ることが目的となってしまい、お金の流れが生まれなくなってしまった。

その結果、一流の芸をする演奏家の体力を支える仕組みが崩壊していった。

 

 

 

芸に打ち込みなさい。

伝統を守りなさい。

大衆に迎合してはいけません。

本物をめざしなさい。

 

これらの言葉は、あなたを清く正しく成長させるための言葉ではなく、

あなたを閉じ込めて、

新しいビジネスを生み出させないための言葉だとしたら。

 

大好きな物、大切な物、あなたの純粋な気持ちを利用していたとしたら。

 

別にその言葉を言った人、みんなが騙しているわけではありません。

みんないつの間にかです。

みんなの純粋な心を利用して。

 

純粋な気持ちが純粋な気持ちへ、また次の純粋な気持ちへと。

無自覚に、しらぬまに、いつのまに、その連鎖の中に組み込まれてしまっていたら・・・。

 

活躍して欲しいと思って、かけていた言葉が、

無自覚で言ってしまって、大切な生徒さんの可能性を潰していたら。。。

 

え、自覚して潰す人もいる?

 

いるわけないでしょ、そんな悪人は!!!

 

 

みなさんが嫌っている、商売です。
金儲けです。

そのために作られたものを大事にしている。
それに従ったため、時代に合わなくなった。

 

できていた人は、お金が続いたわけです。

先細るときは、お金が続かないわけです。

 

伝統や権威、

免状、特別な曲を学び修める、

愛好家の自尊心、競争心、プライド、純粋な気持ち、

を利用したビジネスモデルが通用しなくなったわけです。

 

その時代にビジネスが成立するように設計されたシステムですから、時代が変ればそのシステムは通用しなくなります。

だから、いま、とても大変な場面に直面している。

 

みなさんが信じている伝統は、

みなさんが嫌っている金儲けのためにシステム、

時代に迎合して生み出された仕組みなのに、

伝統を守るために、

みなさんの大事にしているものが滅んでしまいます。

 

信じるか、信じないかはあなた次第です。

 

一人の妄言だと思っていただければ。

 

もしかしたら、あなたにまとわりついている

鎖や縛りを解き放つきっかけになるかもしれません。

 

 

 

 

さあ、現代に置き換えてみましょう。
成功するビジネスモデルはなんだ。

 

現代において、

利用しやすいプラットフォームを提供して囲い込む。

マウントをとりあって競争心や自尊心をくすぐる。

利用者同士が熱中して、夢中になって、ほっておいても盛り上がる。

 

 

それは!

 

 

 

 

あ、誰か来たみたいです。

もうみなさんわかっていますよね。

 

 

ではごきげんよう。

 

 

誰だ?こんな時間に??

はーーーーい。

 

 

 

※今日のごはん写真
今日の話もすこし補足が必要かもしれません。
「伝統を守ってゆかねばならない立場にいる演奏家」というの人は、います。
でも、多くの場合、あなたではありません。
こんなブログ読みに来ているならなおさらです。
もし、そんな立場の人が、このブログ読みに来ていただいているなら、ありがとうございます!!

専門的に演奏活動をしている方で、もし、あなたが客観的にみて「伝統を守ってゆかねばならい立場にいる演奏家」ではなければ、伝統を守る活動はボランティアであることを覚悟したほうがいいでしょう。
働きながら、別の収入を得ながらの挑戦になってしまうということです。
もしくは、パトロン(資金的な支援者)を得るしかありません。
(すこしでも、その収入は音楽にかかわることであればいいと思います。もちろん全然違うことでもいいですが)

そして、真に「伝統を守ってゆかねばならない立場にいる演奏家」を支える、体力を持たせる行動をしなければいけないと思ったほうがよいです。

お金の流れに戻ってしまいますが、エンタメ的な活動をする方のお金のながれとは全く違うと思います。
そこで、それぞれが頑張っている内容を、あーだこーだいうんのは、違うなと、理解できませんか?
お金の流れに対して、あーだこーだいうんのは、違うなと、理解できませんか?

ぼくは、現代において、伝統をエンタメにすることはとても難しいことだと思っています。
いろいろ考えます。可能性は少なからずあると思いますが、僕にはそれを実現できるほどのバックボーン(芸、知識、資金)がありません。
だから、それをやろうとする人は、尊敬しますし、応援もしたいと思っています。

先日も書きました。
僕はシンプルに、食ってくために、勝てる方法を考えながら演奏家をしています。

まだまだ、常に満身創痍で生き延びているだけで、いつ死んでしまうかわからない状態でございますが。

 

 

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