いろんな理由があります。
今日はその中の1つを書きます。
インターネットが生まれたことによっていろいろと変化が起きました。
また、スマホができて、いろいろと変化が起きました。
いまは、だれでも発信できる時代です。
ただその発信は、取りに来てもらわなければ、届かない発信でもあります。
いろいろなところに取りに行く人にとっては、とてもたくさんの情報や知識が手に入る時代です。
僕が大学生のころ、インターネットはまだ、電話回線を使っていました。
もっと昔はパソコン通信という時代があったらしいのですが、知らないので、どうでも良いです。
(ここで、もっと前からなんちゃらとマウントかけることは無意味ですからね。)
常時接続なんて、考えられもしない時代です。
今はすごいですよね。
光ケーブルによるインターネット回線が普及して、あらゆる場所でWi-Fiが飛び、どこでも情報が得られる。
そんな時代なのに、尺八に関する情報は、20年前と変っていない。
という事実。
テレホーダイという深夜帯の時間になれば、インターネットは接続し放題だったあの時代。
深夜の時間は回線が混みまくって、めっちゃ遅くなったあの時代。
手作りのホームページが一気に増えたあの時代。
キリ番を踏んだら、掲示板に書き込まないといけないような空気のあの時代。
個人の情報発信の始まりというべきあの頃。
いまでは、あらゆる物が進化して、変化しています。
それなのに、尺八に関する情報は進化しない。
そりゃ古い物だから、その当時から確立していたんでしょ。
と思う人もいるかもしれません。
そんなわけないんです。
古くからある物だろうが、進化して、変化して、いきます。
伝統こそ、そうでなければいけない、受け継いでいくこと、受け継いで、追い越していくことが重要だと僕は思っています。
先人たちの努力によって生み出されたもの、それらの良い点を、スタートする時点から知っていること。
なにも、同じ努力をする必要なんかないんです。
その次の仕事をしなければ意味がないのです。
なにを、前と同じことをくりかえしているのですか?
僕はリレーだと思っています。
その次へ、その次へ、つなげる。
それなのに、尺八を吹くことに関する知識は、あのときのまま。
そりゃないでしょって。
僕も40代になりました。
僕が20代のころ、40代で活躍している演奏家の方の話はとても面白く聴きましたし、アドバイスもいただきました。
年齢の話になれば、邦楽という世界は、50代、60代でも若造になります。
40代なんて小僧です。
こういった謙虚な気持ちは大事かと思います。
この言葉には、いつまでも勉強すること大切さを言葉として受け止めること。が含まれていると思います。
そしてなにより、これは、自戒の言葉の一種だと思います。
そうです。
他人に言う言葉ではないと思いますし、向上心メラメラの裏返し出なければ意味がないのです。
いつしか不合理に出る杭を叩く言葉に使われ出したんじゃないでしょうか?
私なんかまだまだ未熟者です。
芸の「げ」のじすら勉強中です。
なんて、人間国宝がおっしゃったとします。
3つの反応があるんじゃないですかね。
1,「かっけー、すげー、そんなになってまで、そんな謙虚なんだ。見習おう!」
2,「人間国宝の○○さんでさえ、そんな風におっしゃっているんだ。お前なんぞがだまっとれ!」
3,「国宝になるまでやっているのに「げ」の字も勉強中だなんて、お年もお年だし、ちょっとぼけてきてらっしゃるのかな?」
多い順に、3(世間一般の反応)、2(虎の威を借る狐)、1(業界を支える人間)という並びじゃないでしょうか。
自戒の言葉を他人に使うようになってしまったら、健全な成長はしません。
世間の感覚と乖離しすぎた自戒の言葉は、隔たり乖離を加速させます。
萎縮します。
まだまだだと思います。
早く上手くなれない楽器だとおもわれます。
魅力がなくなります。
先が長すぎると諦めてしまいます。
業界が滅ぶ言葉、呪いの言葉の1つになりかけています。
もうなっているかな。
そんな印象もあり、どこか駆け引きのような部分、目立たないように、順番を待つような気配が感じられます。
僕は僕の活動の中で、今この時期だからこそ、自分の経験や知識を、書いて行こう。動画にしていこう。と思いました。
大御所、偉い先生、じゃなきゃやっちゃダメ、みたいなそんな空気必要ないんです。
だから、僕は発信することにしました。
そしてなにより、よく言われていることとは、違う着眼点で問題の解決ができた僕にとっては、同じ悩みを抱えている人がいるかもしれない。
同じ悩みにぶち当たる、後続の人たちが、遠回りしないですむように、という思いもありました。
僕は尺八で、自由に、楽に、声のように、思った通りに、音を出すこと、音楽が出来るということを目指しています。
自分が勉強したり、練習したりするなかで、うまくいかないこと、足を引っ張ったこと、いろいろ経験しました。
昔から言われているとを頼りに練習していたままだと、うまくなることは出来ませんでした。
自分の微かな成功体験や、伸びる見込みのない技術、そういったこだわりから抜け出したときに、大きく景色が変りました。
自分が目指している演奏スタイル、音、音色に近づけたと感じました。
教則本のようなかたちにしてしまうと、更新することが難しくなります。
新しくわかったこと、
もしかして、、、、という仮説、
今までこう思っていたけど、そうじゃなくてこれがいいかも、
といった、更新がブログ、動画だと簡単にできます。
常に新しい物を出していけます。
僕自身が凝り固まらず、柔軟に、縛られない発想を持ち続けるためにも、ブログや動画を続けてゆきます。
地方でプロ気取りをしているだけの名前も知らない、有名じゃない下手くそな尺八吹き。
と、僕のことを一蹴する方も多くいらっしゃるかと思います。
え!僕のこと知らないの???
そんな風に一蹴するくらいなら、オタクもたかがしれてますね。
ぐらいのつもりでおりますので、どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
別にあなたがその役割をしなくても、という考えも浮かばずに、尺八演奏家になる!って使命感をもってしまった男です。
こういった発信も別にあなたのやることではないですよ、といわれても、いいやオレが!?と変な責任感と使命感をもってしまいました。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
偉そうに、強気なことを書いていますが、メンタル豆腐です。
なので、あえて、自分を奮い立たせるためにも書いています。
人のことを否定したり、けなしたりするのは簡単です。
僕も昔は、あれはだめだ、これはダメだ、クソだ、なんだ、かんだ叫んでいた若かりしころがあります。
でも、1つでも、すごいと思うこと、マネできないなと思うこと、なにかを見つけたら、そのすごいを大切なものと認識するようにしました。
ダメなところ、気に入らないところを探すのは本当に簡単です。
でも、すごい!って一個でも思えたら、文句を言うだけの人とは大きな差になります。
何にせよ、実践者は成功者じゃなくとも、その他の人たちとは大きく違う経験をしています。
それだけです。
だから、そういった輩に実践しろとは言いません。
実践しなくとも知識をつけたり、勉強したりしてみてください。
それで、もう少しだけ、視界が広がりますよ。
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