7月25日に開催されました、新潟市ジュニア邦楽合奏団の定期演奏会を終えての感想を書いております。
演奏の中身がどうだったとか、そんなことは書いていません。
コロナ禍による、活動休止、再開、定期演奏会開催決定、開催至るまでの感想とか、僕の想いとかそういった話です。
昨日のブログが「その1」ですので、もしよかったら読んでください。
では、本日の分です。
僕が開催できる、できない、によって心配していたことなどを書きます。
想いが伝えられるか、発散できるか。
コロナ禍で、活動は、3月から5月いっぱいまで、3か月間休止。
その間に予定されていた、スプリングコンサートは開催中止。
定期演奏会が開催できるかとてもとても心配でした。
単純に開催できるかどうかの心配だけでなく、出来る出来ないで、いろいろな影響があります。
それは、団員の成長、団の成長につながるものです。
心、というのでしょうか、技術を支えるために必要な心の成長。
団の成熟や、子どもたちの社会的成長、責任感の成長の面です。
定期演奏会は、有料のコンサートです。
お客様にたのしんでもらえるように、子どもたちも工夫して、演奏はもちろん、進行も頑張っています。
これまで、ホールにたくさんのお客様が聞きに来てくださるコンサートを目指して活動してきて、その結果、500席キャパのホールから2000席キャパのホールに会場を移すことが決定しました。
(和楽器業界の中にいる方にしてみれば、このような集客力のことも想像の外にあるかと思います。)
そんななか、今回、どうなるか。
そして、なんとか開催することが決定しました。
決まったのは、ギリギリです。
でも、拡大防止のため、入場できるのは関係者のみ(団員の家族のみ)
それでも、他団体では、定期演奏会が開催できない子どもたちもいます。
だからこそ、できることの喜びを、邦楽合奏団の子どもたちにはかみしめて欲しかったです。
僕もいろいろなコンサートが中止になってしまいましたから。
僕が開催できるかどうかで一番心配していたことは、
「団員の想いが、次につながらなくなってしまう」ことです。
定期演奏会で卒団する団員がいます。
高校3年生は、夏に開催するこの定期演奏会で卒団します。
なので、ものすごい思いを込めて演奏します。
卒団生の演奏は、後輩たちにものすごく影響を与えます。
あこがれの演奏になります。
後輩たちも、自分も卒団まで頑張りたい!というモチベーションになります。
定期演奏会がなくなってしまうだけでも、モチベーションは下がります。
辞めてしまう子どもだって出てくるでしょう。
そのうえ、団員の想いがつながる、という意味が強くある定期演奏会がない。というのは、
卒団生の想いも
後輩たちのモチベーションも
すべてが発散できない状態で、そうなってしまったら、もうもうもう大変で大変で泣けてしまう。
でも、できた。
良かった。
6月の練習、活動再開も、制限が多く、なかなか難しい状態でした。
それもで、7月25日の定期演奏会に向けて団員は頑張ってくれました。
卒団生は、想いのこもった演奏をしてくれました。
あきらかに頭一つ、いや三つも四つも、抜けた練習量だったと思います。
憧れの演奏、私もああなりたい!あんな風に演奏したい!と後輩たちが思う演奏でした。
音楽をする、表現をする、しっかりと演奏してくれました。
伝統にはない、芸事として違う、あれは違う、これは違う、体を動かしながら演奏してはダメだ、いろいろあると思います。
でも、それを言えば言うほど、どんな結果になったか。
何か大事なものを間違えてしまうと、誰にとって大事なものをやっているのかわからなくなってしまいます。
あなたの大切なものを誰かに押し付けることになってしまったら、それは楽しいのは誰でしょう。
合奏を楽しむこと、仲間と音楽を作るとこ、音楽を表現すること、根底には、楽しいとか、やりたいとか、ポジティブな気持ちがあると思います。
やらされるものになるのではなく、やりたいものになること。
団員同士が頑張っている姿は、団員同士にとってのポジティブな刺激になっていると思っています。
もちろん、伝統、古典がやりたいもの、だったらそれをすれば、いいんですよ。
でも、それが、やらされているものでなく、ちゃんとポジティブな気持ちで楽しんでいけるようにする仕組みを丁寧に作っていかないといけないとおもいます。
やはり、子どもの成長は、同世代の刺激、で生まれる効果が大きいと思っています。
なので、今年の卒団生が、最後の演奏、最後の合奏ができる舞台が持てたこと。
その音を、後輩たちに聴かせられたこと、想いをつなげられたことが本当によかったと思います。
僕がそう思っているからこそ、今年の団長がコンサートチラシのコメントで書いていた言葉がめちゃくちゃよかったです。
「音楽」とは人と人とを繋ぐもの、と。
うん。えらい。わかってる。
特殊な状況だからこそ得られた反省点
短い準備期間で、良い定期演奏会になったと思います。
頑張った役員たち、卒団生、初めてのステージで緊張しただろう初級、単科のメンバー。
みんなに拍手を送りたいと思います。
反省点はたくさんあります。
それは、子どもたちに伝えるとして。
僕自身の反省も多いです。
短い準備期間ならそれになりに、
活動停止期間があり、スプリングコンサートが中止となり、経験や学びの機会が失われたなら、その時に経験できたような
気づきの機会や、失敗する機会などを、体験する場面を何とか設定する必要があったなと。
いろいろな人のサポートや手助けで、コンサートは成立しました。
本来だったら、団員たちがやることも、サポート、手助けで、事なきを得ていた場面だってあります。
こんな風に、本来は、自分たちで手に入れなきゃいけなかったものが、
周りのサポートで上手くいってしまうことは、自分たちの学びの機会を得なかった、ということでも あります。
中止となってしまったスプリングコンサートがあれば、そこで気づき、反省し、定期演奏会で実践できる。
経験し、成長できる機会です。
団員自身の責任感の成長です。
団の成熟につながります。
本番が一番成長します。
一度の本番がなくなったことで得られるであった経験がへってしまったのはとても大きいのです。
だから、といって、大事な本番で、失敗しろ、といっているわけではないのです。
失敗していい場面では、失敗して学ぶことが必要。と僕は考えています。
そして、自分で気が付いて、手に入れる。
そこに成長があると。
失敗していい場面での経験を、団員たちが考える場面をつくるべきだったと思っています。
ともあれ、この厳しい状況で、開催できるように動いてくださった関係者の皆様、新潟市芸術文化振興財団に感謝です。
とても良い演奏会だったと思います。
サポートしてくださったOB・OG、保護者の皆様に感謝です。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
これから、もっと良い演奏会ができるように、団として成長してゆくことで、恩返しをしてゆきましょう。
これから、また楽器に取り組んでいって、スプリングコンサート、来年の定期演奏会を目指します。
楽しく、笑いながら、かっこいい邦楽合奏をできるように子どもたちと頑張っていきたいと思います。
来年は、お客様が入場できるコンサートが開催できるように、コロナの様子も変化して欲しいです。
新潟市ジュニア邦楽合奏団は、
和楽器で合奏をします。
邦楽合奏を軸にして和楽器に親しんでいきます。
合奏を通じて、コンサートの運営、団の運営を通じて、
子どもたちの、思いやり、責任感を育ててゆくことを大切にしています。
ぜひ、興味があったら、一緒に挑戦してみませんか?
お問い合わせは、りゅーとぴあ事業企画部ジュニア邦楽合奏教室事務局(025-224-7000)までお願いします。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
今日のごはん写真とか言いながら、当日のリハーサルのときの写真を載せちゃう。
アンコールの練習ですね。アンコールはいつも僕がつくった「たみうたのおと」を全員合奏で演奏します。
プロジェクターには卒団生の写真が入団したころからの成長の記録が流れます。
これは、全く関係ない人も涙するとおもいます。
何より、曲がいいし(笑。
いろいろと偉そうに書いておりますが、この団が新潟市にあったから、僕は指導者としてかかわらせてもらっています。
だから、別に僕がすごいわけじゃないんです。
新潟市、事務局、子どもたち、保護者、そういった環境があってこそなんです。
だからこそ、貴重な環境で貴重な役割をできているし、
だからこそ、力を発揮しなければいけないという責任を感じています。
インプットする時間をしっかりとつくり、子どもたちに還元できるように、たくさんのことを勉強してきたつもりです。
子どもたちは卒団していきますが、新しいメンバーが入団します。
先輩の姿を見ながら、後輩たちは、あこがれと、目標、という存在に向かって成長します。
(こういった状況が子どもたちで起こることは、一般的な邦楽の関係者では想像もできない状態だと思います。)
子どもたちは入れ替わるのに、団そのものが成熟して団のレベルは上がってゆきます。
やってみたい、入ってみたい、と思ってくれる人がいないと、何もできません。
やってみたり、はいってみたら、何ができるようになるか、なにが身につくか、それを通してどんな成長をするか、そういったことを人は期待します。
だから、いろいろな魅力のある団になってほしいし、しなければいけない。
関係するものとして、その目標が実現できるようにシンプルに頑張るだけなんです。
邦楽界、尺八界と大きな枠組みに変えたところでも、その根底や軸に来るものは、同じだと僕は考えています。
大きなものを背負いこむ必要だってないし。背負いこむなら覚悟すればいい。
自分ができること、自分ができる範囲のことを、どれだけの熱量をもって取り組むか、必死になるか。
ただそれだけです。
小さく見積もったり、冷めたり、あきらめたり、したら本当にオワコンでしょ。
だから、冷静に達観ぶっている人は、本当に苦手。嫌い。
ま、いいか。
さて、
ごはん写真は、本番終了後に、マックとケンタという、ただただ欲望を満たす組合せになりました。
ビールも久しぶりに飲みました。
お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
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