YouTubeにて「尺八ワンポイント講座」なる動画を100本以上出しております。
もし良かったら、お時間のあるときにみていただけると、めちゃくちゃ喜びます。
Twitter、FacebookなどのSNSなどで、これが良かった!わかりやすかった!と紹介してくださると、泣いて喜びます。
もうすでにみたよ、というみなさまもありがとうございます。
で、
「動画で、鯨岡がそう言っているから、いっちょやってみっか!」
と、試してくださったりしたら、感激して気絶してしまいますね。
そこで、変化が起こって、成果につながったら、僕もうれしいです。
でも、なかなかうまくいかない、という方もいらっしゃると思います。
その原因は何かなと思うのですが、僕は「ついやっちゃう動作」にあると思うのです。
「ついやっちゃう動作」に関しては、昨日のブログにもかいているので、よかったらお読みください。
さてさて、その「ついやっちゃう動作」をざっくりと説明します。
例えば、
尺八を当てないで、理想の息をイメージして出してみたら、なんだか良い感じ。
びゅーっと、しっかりと息も流れて、クラクラしないし、息も持続する。
いい音になってくれそう!とおもって、
いざ!と尺八を当てたら、その状態が崩れていって、いつもの感じに戻ってしまう。
これが「ついやっちゃう動作」です。
他にも、持ち方、運指、タンギング、フレージングにも「ついやちゃう動作」があります。
それぞれ、いろいろな原因があると思います。
それでうまくいった。成功した。
それが心地よい。気持ちいい。
そういうものだとおもっている。
などなど。
「ついやっちゃう動作」の原因
つまり、「ついやっちゃう動作」の正体は、尺八を吹こうと思ったときにあなたが起こす動作です。
良い状態、悪い状態、尺八の演奏とは関係のないところにある、”そう”したいと思う欲求なんです。
脳の命令です。
いわば、本能的にとった動作とも言えるかもしれません。
その、尺八を吹こうと思ったときに起きてしまう動作そのものが、ズレていたら音が出ない、しんどい、つらい、になる。
一大事ですよね。
残念ながら、ついやっちゃう動作をそのように脳がしてしまったんです。
今後尺八を吹こうとおもったら、そのついやっちゃう動作を基準に行動してしまうのです。
どうやって、ついやっちゃう動作そのものを変えれば良いのでしょう。
・優先すべきものを変える。
・尺八の音がきもちよくでるとうれしい!
・苦労を超えれば上手くなると思わない。
・動作がきまれば、良い音はすぐにでる!
と思考を変えましょう。
そのために、知識が必要になります。
音の鳴る仕組みへの、正しい理解が必要になります。
これが、行き先です。ゴールです。
意識してなんとかなるものでもないです。
・イメージする言葉を変える。
・まったく違うことをすると考える。
例えば、持つ → 支える
当てる → 塞ぐ
吹く → 乗せる
閉じる → 合わせる
などのように、イメージしている言葉を違う言葉に変えます。
上記の例は逆向きでもいいです。
とにかく、違う言葉を使うんです。
それに基づいて、違う動作をおこなう。
尺八を吹くときに「ついやってしまう動作」と結びついてしまった言葉と別の言葉に置き換えて実践する。
自分中心に生まれた「ついやってしまう動作」を尺八の理由に従って作られる、導かれる動作に変える。
これが練習すべき内容になります。
ついやっちゃう動作を土台にするな。
スタートの段階で、自分のやりたいやり方、自分のアレンジを足して実行してしまう方は多いです。
前を向いて走れば良いのに、後ろ走りしてしまう方いるんです。
で、後ろ走りしていますよ。
前向きませんか?
といっても、なかなか、その事実を受け入れてもらえないことが希にあります。
でも、そこで、後ろ走りのまま、スピードを上げる訓練をするか、しないか。
僕はしません。
あくまでも、向きを変えることに取り組みます。
その方が効率的です。
ですが、後ろ走りしている本人は、そんな状態にあるとは思いもしていないんですね。
僕自身がかつてそうだったから、良く分かります。
自然な状態で、悪い状態なら、それを無理矢理、良い状態にしても、不自然。
自然な状態で、良い状態なら、それを拡張していくこと、育てていくことは、自然。
これでようやく理想状態に向かうアドバイスも有効になります。
効果的になります。
ついやってしまう動作に、良くない要素、が含まれているのなら、そのついやってしまう動作そのものを見直してください。
変えましょう。
どう変えたら良いか、それは尺八の音の出る理由に合わせましょう。
ついやってしまう動作の中心は「自分」です。
ついやってしまう動作そのものを、尺八の音が出る理由に合わせて変えます。
ついやってしまう動作の悪い箇所を治したり、無理矢理良い状態に変えても、ついやってしまう動作の悪い箇所は、またすぐに出てきます。
無意識で理想の状態が実現出来る動作があるのなら、それをやればいい。
しかもその動作は、日常の動作の中にある。
改めて尺八を吹くために身につけなければいけない動作ではないんです。
ついやってしまう自分の動作が、尺八の音を吹くための理想的な吹奏状態になっているでしょうか?
自分がやりたい動作、自己満足になっていませんか?
自分のやりたい動作を基準にして、悩んでいませんか?
尺八の都合を聞いてみて下さい。
尺八はどうしたら、音がでるのでしょう。
尺八はどうしてあげたら、軽やかに軽快に歌ってくれるのでしょう。
自分のわがままに尺八を付き合わせるだけだと、うまくいかなくて当然です。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
目指すべきもの、理論、理屈がある。
当然だと思います。
尺八を吹く、ということが、不確定要素ばかりなわけないです。
竹は一本一本、人も骨格が一人一人、違うからうんちゃら、とかもっともらしいこと言いますが、目指すべきゴール、音が出る理論、理屈は存在します。
あたかも、不確定要素が多いかのようにふるまうこと。
楽器として認識されていないから、甘く見られること。
そんなこんなで、自分の都合でやりたいように吹いてもなんとかなる、という考えにたどり着いてしまいます。
尺八は難しい、と思われているかもしれません。
それは、難しい特別なものという認識ではないかもしれません。
尺八は難しい、吹けるからすごいだろ、なんて思っていたらそれ勘違いだと思います。
すごいなんて、だれも思っていないです。
興味がないですから。
実際は、尺八は甘く見られているんです。
楽器として考えられていません。
優劣が無意識でつけられてしまっています。
伝統とか、歴史とか、素晴らしいものとか、すごいものだなんて思っているのは業界の中にるわずかな人たちだけです。
ちょっと認識を改めないと、ないもの、になっちゃいますよ。
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