何を基準として、質問をするか、なにを知るために、質問するか。

昨日のブログからの続きのようになります。

「積極的に理解しようとすること」と「わからないことをすぐ聴くこと」が上達には欠かせない。

もし、昨日のブログをお読みでない方は、お時間のあるときにお読みになってください。

 

そう、効果的な質問の仕方に関して、質問のポイントについてお話します。

 

まずは、レッスンの価値、言葉の価値について説明します。

 

対面のレッスンの価値は、

個別のレッスンの価値は、

 

その人に向けてカスタマイズされた言葉です。

 

なので、不毛なレッスンだなと思うことは、

生徒さんのやりたいやり方だけをやり続ける状態に陥ったときだと思っています。

 

コミュニケーションをとりながら、協力して1つのベーシックな理想的な最善解に向けて進もうとするわけです。

目指すところや、見る景色を同じにしなければなかなか難しいことだと思います。

 

僕が僕自身をまだまだ未熟だなとおもえるのは、

状況が変化なく、硬直してしまったときに、上手く対応できないときです。

ほとんどないのですが、どうしても、僕の言葉、アクション、音、が伝わらない場面です。

 

あらゆる言葉や、アプローチを駆使しても、変化が生まれない。

変化がうまれないから、その変化に対する次の言葉、アプローチを提供できない。

 

そういったときは、生徒さんのやりたいことが、脳や体を支配しきっているので、手も足も出なくなってしまいます。

 

簡単に言えば、自分のやりたいやり方で、は実現しないのなら、

実現させている人の、考え方、やり方、を真似することが重要です。

なので、

ベースとなるのは、自分のやりたいやり方ではなく、実現している人の考え方、やり方です。

それを基準にして、質問にするのが、問題解決に早く進みます。

 

結果の出ない自分のやり方を基準にして、理論をもとにして、質問をしても、教える側にとっても意味が分からない不毛な時間になってしまいます。

 

例えとして、信じられないかもしれませんが、ちょっと書きますね。

 

目的地は東京です。

東京に行ったことがある人が東京に向かっての進み方を説明しているのに、

大阪にしか行けない方法で、大阪に行ったことしかない人が、その方法でも東京に行ける、と信じている人へ説明するのは相当しんどい、ってことです。

 

それぐらいに、おかしなことっておきます。

 

自分のやり方、うまういってなかったら、こだわるのやめましょう。

それが、良い、悪い、ではないです。

そのやり方は、そのやり方の出す一つの結果です。

 

質問は、先生の話を基準にわからないことをする。

自分の話を基準に質問するのは、ちょっと違う。
自分の状態を言葉で説明することは必要です。

「大阪に行けば東京にいけますよね?」という質問がいかにずれているかがわかります。

そこで、「あ、それではいけないので、直接東京に向かいましょう。」といっても、

「いや、大阪に行ったことがあるので、大阪にいくんです。大阪に行って東京にはいけませんか?」となると地獄ですね。

 

そこで、「なるほど、東京にむかおう。」って思って欲しいんですよね。

どれだけ丁寧に説明していも、理由をお話しても「いや、でも、そうじゃなくて」となる人もいます。

 

「学ぶときに基準が自分の中にありすぎると成長できない」と僕は思います。

学ぶ側は、自分ができないことができるようになる、わけですから、できる人はどうしているのかに注力するのです。

教える側は、出来ない人はどうしているか、に注力しています。

かみ合っているときは、爆速で結果がでます。

 

ちぐはぐしているときは、モチベーションが上がりません。

本当は、ちぐはぐしていても、何とかするのが、なんとかできるのが、上手く導けるのが理想です。

が、僕にはそのスキルがないので僕が学ぶべきことはそのスキルだと思っています。

 

すみません、急に僕の話が割り込んできました。
話をもどしますね。

 

大阪に行くことにこだわらない。とっても楽になります。

いいじゃないですか、大阪に行く方法をしっているんですから。

 

で、出したい結果とちがったら、別のやり方をしましょう。

別のやり方の中に、出したい結果がでるやり方と出会えると思っていきましょう。

 

いろいろなやり方が分かったら、それらはすべて、技術になるので。

 

 

 

誰が言ったか。

何を言ったか。

 

誰が言ったか、にこだわりすぎる。

何を言ったか、にこだわりすぎる。

 

誰が言ったか、よりも、何を言ったか、が重要視されるときは、

内容が刺さったときだとおもえるし、受け手が本質を共感したからこそだと思う。

 

何を言ったか、よりも、誰が言ったか、が重要視されるときは、

内容よりも、誰が重要なんだよね。まさに。

 

とはいえ、誰が言ったかによって、良い方向に傾くのならば、それは良いことだと思う。

 

例えば、ドラゴンボールで、元気玉をつくるために力を分けてくれ、と悟空が世界中に呼びかけても、ダメだった。

しかし、世界的英雄であるミスターサタンが呼びかければ、世界中の人が信じて元気玉がつくれた。

 

誰が言うか、ということの大切さがすごく良く分かる。

 

YouTubeのワンポイント尺八講座においては、誰でも視聴できます。

僕のことを知らない人も、どんな活動をしているか、どんな演奏をしているか、全く知らない人も見ることができます。

そんな人たちにとって、僕のワンポイントはどのような価値になっているのだろう。

どの視点で受け止めてているのだろう。

 

ともあれ、そんなことよりも、自分ができること。

何をいったか、という成果を積み上げて、誰が言ったか、にもつながっていくことを考えて続けていこうとおもっています。

 

僕の説明の中には、

 

誰も言わない。

多くの意見とは違う。

 

ものもたくさんあります。

しかし、僕はそれが最善解だと言い切って発信しています。

 

多くの人がいっているのに、下手な人ばかり。

多くの人がいっていうのに、時間がかかって苦労して上手くなった感じ。

 

とりあえず、多くの人が言う意見、理論、定説、そんな結果が多く見られていると僕は認識しています。

 

だから、僕の説明、理論は異端に見えるかもしれませんが、違う結果を出せると思っています。

信じるか、信じないかは、受けて次第。

信じて、僕の説明や、理論、それをもとに、質問をしてきてください。

 

先日の学生さんのレッスンはすごかった。

たった一か月しか尺八に触っていない新入部員が劇的に変化してくれた。
2年生も半年以上練習できていないわけだが「こうするといいよ。」がすぐ実現できている。

理解しようと努力していくれていること、実践しようと体をコントロールしてくれていること、いろいろと感じました。

頑張って上手くなって欲しいと思います。

僕の話を信じて実践してくれているんだなと、ありがたく思うし、動画の編集などで徹夜がつづいていたので、レッスン中にねむーーーくなっていたのは、本当にもうしないと思っております。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

初心者の方は、音が出ないなーと悩むことも多いと思います。
音程が低いなーとか。

でもそれ、再現することができたら、それは技術ですよ。
その音が出る吹き方だし、音程が低めにでる吹き方なんです。

違う吹き方、違うこと、を試しましょう。
原因を考えましょう。
何が変化できるか、考えましょう。

自分が下手だからとか、才能がないから、とかそんな理由にするのは、楽だし簡単です。
簡単だからって、自分を責めるようなことしなくていいんです。

面倒かもしれませんが、考えましょう。
理由を、要素を、原因を。

 

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