ここ数日のブログは連動しています。
もちろん、読まなくても楽しめるように記事を書いております。
もし、興味を持っていただいて、もうちょっと理解してみたいなと思われたら、ぜひご覧下さい。
子どもに和楽器を取り組んでもらいたい、ってのは多くの方が考えていると思います。
スタート地点として大事なことは、
「大人がやらせたいことを押しつけない。」
ということです。
もっと言葉にすれば、
「日本の伝統楽器に触れて欲しい。」
「伝統に触れて欲しい。」
「古典を学んで欲しい。」
などなど、そういった物です。
とにかく、これらは「大人がやらせたいこと」なんです。
「子どもがやりたいこと」を提供しないと、子どもは本気で取り組んでくれません。
「子どもがかっこいい!やりたい!」って思うことをちゃんと設計しましょう。
新潟市のジュニア邦楽合奏教室の中心は「合奏」です。
みんなで演奏すること。
音楽をすること。
そして、その音楽が、かっこいいこと。
わかりやすくいうと、それだけです。
その場を用意しているだけなんです。
すでに、どこかで、箏、三味線、尺八をならっている子ども達が集まっているわけではありません。
みんな、ゼロからはじめます。
みんな、まったくの初心者からスタートします。
優れた講師陣と事務局に支えられながら、頼もしく成長します。
なので、新潟市、近郊にお住まいの方はぜひご入団ください。
ほんとに。マジでオススメなので。
さて、そんな現場でも僕は尺八の講師と指揮者をさせていただいております。
自分で優れた講師陣とかいっちゃうので怪しい感じしますが、僕以外の講師陣は、本当に自信を持ってそう言えます。
話を戻します。
小学二年生から、高校三年生までをレッスンしています。
ここですよ。
この多様性。
大学生でも世代が違うってのに、もう何から何まで差があります。
言葉も噛み砕いて、それでも余白を残しながら、考えてもらう部分を作って、説明する。
その上、小学生と中学生と高校生はみんな違います。
いやー、僕自身、鍛えてもらっていますね。
伝わる、共感出来る、レッスンの仕方、めちゃくちゃ考えさせられています。
この状態では、何をしたらいいか、何をすると、効果が出るか。
ものすごく、臨機応変にやっています。
教則本の流れの通りだったりしているだけでは、まあ、成果はでないかなと思います。
すごく僕にとってもありがたい現場です。
ここでも、子ども達は、めっちゃ上手くなっています。
僕が尺八をはじめたのが中学生です。
高校生の時には免状もとりました。
が、そのときの僕よりすでに上手い。
笑えます。
面白すぎ。
ていうか、僕が下手すぎたのかもしれませんが。
そんなことを抜きにしても、子ども達のエンソウップリは目を見張る物があります。
いまめちゃくちゃ面白くなっています。
最年少の小学三年生の上達ぶりに、中学生、高校生も、目を丸くしてびっくりしています。
おもしろいです。
本当におもしろいです。
ジュニア邦楽合奏教室は、べつに何時間も練習しろとか、そういう場所ではないです。
芸大を目指す、とかそういう場所でもありません。
和楽器合奏を楽しもう!っていう場所です。
合奏を通じて、メンバーとの関わりを通じて、いろいろなこと、音楽のことだけでなく、学んで行く場所です。
僕は、合奏をするための基礎的なことをしっかり教えています。
古典をムニャムニャとかなんて、一切思いもしません。
だって、それは、合奏を成立させるための基礎としては関係がないですから。
楽器を扱う基礎という土台の上にのせる物です。
合奏も古典も。
尺八を伝統的側面にとらわれながらレッスンしても意味がありません。
楽器として尺八を扱えるようにレッスンすること。
これが一番大事な部分です。
まずは楽器そのものを大好きになってもらわないと。
古典を学ぶとかは、その後でいいんです。
やってもやらなくてもいい、興味をもったらやればいいし、興味がなければやらなくていい。
それくらいの考えでいたほうがいいです。
バシバシ合奏してアンサンブルしているのを聴くと、うまくなったなー、とニヤニヤしちゃいます。
小編成アンサンブルで合奏するからアレンジして欲しいと子ども達に頼まれている曲は、
「サイレントマジョリティー」「紅蓮華」「I LOVE…」です。
みんな、合ったり前のようにこんな選曲してきます。
最高。
知っている曲だからこそ、
箏、三味線、尺八で、どう演奏するか?
原曲の雰囲気を再現出来るか?
楽器の特徴を仕えるか?
という意識を持って取り組めます。
子どもたちほんと一生懸命頑張ってくれています。
大好きだわ。
ちょっと生徒大好きモードが出過ぎましたが、そんな感じなんです。
今日はこのあたりで終わりにしておきます。
もう少しだけ、明日につながります。
一次情報、その価値、についてお話しします。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
その時代、身近にあった楽器がそれで、身近にあった音楽がそれ。
でも、伝統楽器になった時点で、伝統音楽になった時点で、もう身近なものではありません。
伝統楽器にすることで、伝統音楽にすることで、生き延びることが出来た時代は確かに存在しました。
ビジネスとしてとても上手い設計だったと思います。
しかし、それが通用する時代ではなくなりました。
ビジネスとして設計された伝統楽器、伝統楽器のあり方はもう忘れた方がいいです。
あくまで、それは、ビジネスです。
伝統楽器ではなく、民族楽器にもどしませんか?
その時代、その場所にあるだけの楽器に。
ビジネスではありません。それが元々あった姿です。
その楽器で、好きな音楽を奏でましょう。
身近な音楽を奏でましょう。
それだけでいいんです。
和楽器で、アニソンとかポップスとか演奏できるんだ!すごい!なんていわれている内はまだまです。
だって、そんなの当たり前じゃないですか。
これは楽器なんですから。
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