木の成長に例えると、いろんなことが理解しやすい。

ここ数日は技術を分解する話を書いてきました。
演奏するために必要な技術は何か、技術を身につけるとはどんなことか。

今日は、技術とは別に、演奏を支える物、もちろん技術も支える物、それは何か、について書きたいと思います。

今日の記事だけでも楽しめるように書きますので、これまでの記事は読まなくてもいいです。
もし今日の記事を読んでいただいて、興味が沸いたら、昨日の記事なども読んでください。

技術を分解したときに思うことで、真の思考、裏の思考がみえてくる。

技術を支える物、演奏を支える物、成長を支える物。

一体何だとおもいますか?

わかる方は、なんとなく思いついているかと思います。

これまで技術を身につけていくことを、木の成長に例えると、わかりやすくなっていました。

なので、ここでも「木」に、例えて見たいと思います。

 

木の成長で考えると、一気にいろいろなことが考えられます。

 

空気

温度

日光

栄養・肥料

 

小学校の理科だとこんな感じかな。
水耕栽培もかんがえられるから、土とかは肥料。栄養があれば、問題ないわけです。

とはいえ、育っていく過程で、鉢植えに移したり、地面に移したりとして、土という環境も変っていきますね。

育っていく上で、必要な環境に変えること、がポイントであることがわかります。

 

・成長の様子によって、環境を変えると、より効率よく、成長する。

 

独学で学んでいる人が、教室に入る、先生に習う。

また別の先生のところで学ぶ。

個人で研鑽する。

などと、始めと終わりだけを見ると、独学、に変わりないような気がしますが、過程を経たことで、また違う物にもなります。

ずっと、同じところにいると、変らない。

鉢植えでは成長しきれなくなった木が、より大きく育つには、地面に移した方がいいです。
鉢植えのままでは、鉢植えのサイズ。

地面に移せば、そのサイズです。

 

また、種から山にまいても木にはならないですよね。

種を育てる環境、苗木を育てる環境、そして、山に苗木を植えて、木をそだてる。

林業だとこういったながれでしょうか。

 

それぞれ、違うわけです。

種を育てる環境を、山と一緒にするのは、ダメだろ、って普通はおもいますよね。

状態が違えば、適した環境だって違うんです。

適した環境で育てることが効率が良いんです。

 

音楽に置き換えたとき、楽器の練習におきかえたとき、それが上手く、スムーズにできるでしょうか?

指導する立場にいる方、自分が、山にまかれた種から、木として成長したとしても、それを他人に押しつける理由はないですよ。

 

まあ、それしか知らないのなら仕方ないですが。

そんな人に、習いたい物でしょうかね?

限られた貴重な時間をゆだねたいでしょうか。。。

 

厳しい環境で育った木は、その環境に適した変化を遂げます。

ぐねぐねにまがって厳しい環境で生き延びるために必死になります。
大きくなるのに成長に時間が何十倍もかかったりします。

高級なお箏は、年輪がびっしりと詰まった木がいいと言われます。
つまり時間をかけて成長したものだと。
ちょっと厳しい環境で時間をかけて育つ、そういった木は少なくて希少です。

 

だからといって、人の成長もそれでいいかというと微妙じゃないですか?

サバイバルゲームですか?

生き残るのが大変で、数が少なくなっても当たり前ですか?

生き残ったからそれが基準となる価値になるのですか?

そして、しんどい環境だから成長に時間がかかるわけでしょ。

僕やだなぁ。

人をそうしたら、業界が痩せ細っていく。

 

厳しい環境で厳しく育つという自然に委ねるのではなくて、人の力で、サポートで、効率良く良い品質の価値ある物を育てる。

苦労して、我慢して、耐えて、成長するのよりも、楽しく、楽に、効率良く、成長したいもの。
それで、年輪がびっしりと詰まっていた最高じゃないですか。

それが、つねに改善していくってことでしょ。

 

 

環境を変えることは自分の意思でも出来ます。

 

なんか違うな、どうだろうな、っておもったら、思いきってかえるのも手だと思います。

とはいえ、場所、というのは限られているかもしれません。

 

良い場所にするように力を合わせるのだって大事かもしれません。

自分で作ること、仲間を集めること、やってみても良いと思います。

 

楽しい場所が増えるようにとおもいます。

 

 

明日もこの話題です。
明日で最後にします。

 

 

ではごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真

木と人は違うもの、いうのは簡単だけど、簡単にはできないよねってのが本音かもしれませんが。。。

でも、環境を変えることを許さない、許されないのは悪習ですね。

なんとかしたい物だと思います。
とはいえ、生徒さんが他のところにいってしまうのはさみしいです。

だからといって鎖でつなげる物じゃありません。

これも環境作りだとおもいます。

もっと学べる先生のところにいっても良いと思う。
自分で演奏活動をして、自分で教えることを始めても良いと思う。

それで得られる物がたくさんあると思う。

もちろん、それらを望まなければ、やらなくてもいい。
望むこと、やりたいと思うことができる環境であることが重要なんだとおもいます。

生徒さんがそれぞれで演奏活動をしているととっても僕はうれしいです。
体験会を開いたり、教えたり、しているのを聴くとうれしいです。

僕自身がそういうことを喜ぶ先生に育てられたからかもしれません。

 

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