せっかくヒントを掴んだのに、変化を望んでいる自分の足を引っ張るもの。

それは、これまでの感覚です。

 

これまでやっていたことです。

 

これまでなんとなくやっていたことです。

 

 

新しく掴んだヒント、そのヒントは、これまでやっていたことを基準にしてもいいでしょうか?

 

これまで、やっていたことに、積み重ねるような採り入れ方でよいでしょうか?

 

 

新しい要素を取り入れたのに、なんとなくこれまでやっていたことの中にくみこんでいませんか?

それで、うまくはいかないと思います。

 

 

新しく掴んだヒント、新しく取り入れた要素により、

 

これまで、なんとなくやっていた要素、は役に立ちません。

 

 

 

新しく取り入れた要素を元に、改めて組み直して見ることが大事です。

 

手前に戻ることなんです。

 

 

状況を悪くしているのは、

 

取り組もうと思ったヒントにより生み出された「あたらしく取り入れた要素」

 

ではなく、

 

「新しい要素を取り入れた」にもかかわらず、「なんとなくこれまでと同じまま」でやっていることです。

 

 

これまでなんとなくやっていることは「尺八の音を出すために確定した要素」だと簡単に思ってはいけません。

そんなものは、不確定な要素です。

 

なんとなくやっていることの根拠はなんでしょう?

尺八を吹くためにやっていることだとしたら、その根拠は尺八によるものでなければいけません。

 

そう、根拠として

確実なものは、1つだけです。

 

「尺八が楽器として持っている機能」

 

を成立させる物だけです。

 

 

 

つまり、

 

尺八の理由です。

 

自分の理由は、尺八には関係なく、自分の都合です。

 

尺八が楽器として持っている機能だけが、物理現象として確定しています。

 

尺八の都合に合わせましょう。

尺八の理由をしりましょう。

 

それで、その理由にそって、新たな要素を組み込んだ、自分の動作を構築しなければいけないのです。

 

 

例えば、

 

楽器を新しく買いました。

違う楽器にしたときに、これまでの自分の吹き方を楽器に無理矢理押しつけて良い結果がでると思えますか?

 

これまでの自分がやっていた技術、練習そのままでは、その楽器の最大限を引き出せません。

改めて、

尺八の鳴る理由、

尺八を当てる基準、

そういった物から、見直して、試すべきです。

 

簡単に自分を基準に楽器の性能を語ってはいけないと僕は思います。

 

他には、

出す息のイメージを変えました。

これまで、やっていたやり方と同じようにして、成立すると思いますか?

息のイメージが変わったのなら、その息に合わせて、その他の要素をちゃんと変えなくてはいけません。

尺八のなる理由、

尺八を当てる基準、

改めて、みなおしてそれに基づいて、実践しなければ意味がありません。

 

簡単に今までの方が上手くできていたと思ったらなりたい自分、目指す自分、理想の自分に向かって変化することとはどういうことがを見誤ってしまいます。

 

 

 

厳しい言葉になるかとおもいます。

 

過去の下手な自分に合わせていたら、そのままです。

 

もし、ちょっとでも良くなりたい、改善したい、と思ったら、過去の自分を基準にする必要なんかありません。

 

改めて、動作を見直します。

その動作の理由を考えて下さい。

具体的な理由なく、行っている動作をしっかり見直しましょう。

 

 

特に

 

今までこうしていた。

 

が、理由の動作は、絶対に見直さなければいけません。

 

 

だって、

 

今までとは、違う自分になろうとしているのですから。

 

 

効率の良い練習、効率の良い変化。

しんどくなく、楽に、楽しく、というのは、「簡単」というものとはまた違います。

 

意味のない苦労、我慢、辛いを耐えても上手くならない。

 

という考え方です。

 

同じ事を繰り返していても、違う結果になりません。

違う結果になることを期待しているのは、思考力ゼロの人がやることです。

 

具体的に、意味を持って、目的を持って、考えて取り組めば、

そこには「意味のない苦労、我慢を耐える」が存在しません。

 

 

無駄な練習をしているのか、

 

意味のある、目的のある練習をしているのか、

 

その意味は、その目的は、何に基づいているのか、

だとしたら、その役割を果たすように機能しているか。

 

自分で自分に質問してみましょう。

自分で自分に説明してみましょう。

 

 

ではごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真

本文の中で

>これまでなんとなくやっていることは「尺八の音を出すために確定した要素」だと簡単に思ってはいけません。
>そんなものは、不確定な要素です。

と書きました。

これは、絶望的な言葉のように思う人もいるかもしれません。
いやいや、そんなことないんです。

「尺八の楽器としての機能」

これが確定していることがとっても大事なんです。

この点に関して、理解をすれば、尺八が、

実はとっても自由で、演奏者の技量、技術、表現力に委ねられた楽器であることがわかります。

そんな話を明日書きます。

 

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