その2拍とこの2拍、厳密に同じに吹いているのかな?

尺八は息継ぎを伴って音を出す楽器です。

 

なので、息継ぎの時間、というものが必ず存在します。

 

 

リズムが苦手、

譜面を読むのが苦手、

 

とはいえ、

 

楽譜のルールは理解している。

音符の名前も、種類も、意味も、理解している。

 

でも、うまくいかない。

 

そんな場合は、克服しなければいけないポイントは「息継ぎ」である場合があります。

 

息継ぎを伴う音の出し方、を身につけていけば、リズムが明確になったり、より音楽が鮮明になっていきます。

譜面を読むのが苦手、というのが解消されると思います。

 

 

なぜ、全音符、4拍を伸ばすのは間違わずにできるのか。

理由は、簡単だから、だけではないです。

 

音出し、ロングトーン練習のときに、4拍で音を伸ばすことがほぼだからです。

トライしている回数が多いこと、

動作の流れでわかっている、

だから、出来ます。

 

頭で理解していることよりも「息継ぎ」を自信もって出来るからです。

 

 

では、どんな練習をしていけば良いか。

いつもの、音出し、ロングトーンに具体的で、明確な目的をもたせましょう。

 

前もっていっておきますが、

「ロングトーン」を、音をただただ伸ばすだけ。

何秒伸ばす、何拍伸ばす、を目的にした、単なる我慢大会にするのは辞めた方がいいです。

 

そんなものハッキリ言って意味ないです。

 

息がなくなれば、吸えば良いんです。

 

長く息を伸ばすことに何の意味もありません。

とくに、長く意味を伸ばすことが目的になっていたら、なおさらです。

ハッキリ言って音楽に必要ないですから。

 

そんなことをするよりも、

息継ぎを伴って音を出す。

音を出すのを辞めた瞬間に息が入ってくる。

といった

体の動作を練習した方が圧倒的に意味があります。

 

特に、昔からの練習、先輩の教え、部活の伝統、とかさらに意味のないものが乗っかっているとしたら、なおさら目的のない練習になってしまっているのでやめた方がいいです。

 

向き不向きが個人個人である問題です。

だからこそ、そんなことを一律の問題にして、しんどい思いをする必要ないです。

 

 

さあ、話を戻します。

ロングトーンの中身です。

例えば、四拍子で練習するとしたら、

4拍

2拍、2拍

1拍、3拍、

3拍、1拍

1拍、1拍、2拍

2拍、1拍、1拍

1拍、2拍、1拍

1拍、1拍、1拍、1拍、

などと、最小単位を四分音符としても、これくらいの組み合わせになります。

これだけでも、全部、ブレスを伴いながら、音を出すと、得られるものがめちゃくちゃあります。

 

息継ぎを伴う場合は、自動的に息継ぎの時間を設定しなければいけません。

2拍、と思っていますが、2拍を全部、音で埋めてしまったら息継ぎはできません。

だから、テンポに応じて、音を短くして吹く事になるんです。

 

音符の理解、楽譜の理解、がわかっても、体の動作ができないと、実践できないのです。

 

2拍伸ばす。

と思いすぎていると、どこで息継ぎをしたら良いかがわからないのです。

 

そう、4拍伸ばす、だと、ちゃんと息継ぎをして遅れずにつぎの1拍目から音が発音できる人でも、わからなくなって出来なくなることだってあります。

 

違いは、やっているか、やっていないか。

普段のロングトーンで、音出しで何をしているか。

 

なんです。

 

 

だからこそ、先にその「息継ぎを伴う音の発音」を練習しておくとよいのです。

 

 

 

さて、息継ぎを伴う場合は、ほとんどの場合、二分音符でも、2拍より短い長さで吹き、息継ぎをして次の音を吹きます。

息継ぎをするのに、2拍の長さをちゃんと吹くときは、どんな場面でしょうか?

 

考えて見てください。

 

 

 

初心者の内から、ギリギリの息継ぎを狙う必要はありません。

出来ることを出来るように、より理解しやすくする方法で、順々に身につけていきましょう。

いきなり、上級者と同じようなスピード感とテンポ感で息継ぎすることはできません。

 

ちょうど良い練習、

ちょうど良い難易度の練習

 

で、技術を身につけていきましょう。

 

 

もし、アドバイス、指導の中で、

もっと息を伸ばせ、

息継ぎの時間を短くしろ、

という言葉が出てきたときに、それは自分の実力やレベルと合っているか考えて見てください。

出来るようになる、練習ではなく、出来ないだけで出来ないことに苦しむ練習だとしたら、それはやる必要はありません。

 

そして、その程度のアドバイスとヒントしか出せない指導だと思ってください。

 

どんなことも、具体的な目的、理由を伴って、自分の実力やレベルにあった練習にしっかり取り組んでください!

 

 

八分音符、16分音符が出てくると、もう2つくらい別の問題で、リズムが苦手になる原因がうまれます。
それに関してはまた今度、お話しする機会を作りたいとおもいます。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真
三拍子が苦手、という問題も、結局ここにつながります。
慣れていない、その訓練をしていないからです。

音出し、ロングトーンは、四拍子だけでなく、三拍子でもやりましょう。
本当にちょっとのことです。

小さな積み重ねが大きな差になります。

目的を持って取り組む。

とてもシンプルなことです。

なんとなくやっても、目的を明確に具体的にやっても、使う時間は一緒です。

しかし、そこで得られる結果は歴然です。

 

 

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