だんだんよくなる、を信じない方がよいです。
良くなる瞬間は、ガラッと変わります。
がらっと手応えが変わります。
がらっと音色が変わります。
それぐらいに自分への実感があります。
でも、多くの場合は、
だんだん良くなる、だって、練習しているから。
と考えるのが普通だと思います。
でも、よく考えてみてください。
尺八をおでこに当てていて、だんだん良くなるでしょうか?
いや、それは話が違いすぎる。
と言うかもしれません。
でも、それは、習熟度が違う人間がみるとそんなレベルなんです。
おでこに当てていた、尺八を口元にもってくる。
大きな変化だと思います。
じゃあ、尺八を口元に持ってきただけで、後は練習すれば上手くなるでしょうか?
ならない。
残念ながらならないです。
そこの段階でも、おでこに当てているのと同じだよ。って見えるくらいに大きな違いがあるんです。
でも、それがわからないと、このまま続けていれば、出来るようになる。って思ってしまうんですね。
おでこに尺八を当てていても、音は出ない。
ということがわかるならば、
音は出ていても、その当て方は、尺八おをおでこに当てているのと同じくらい、違う。
という状況は存在することを理解してください。
その、違い、その差に気がつく。
今の自分にとって、同じだと思っていること、間違いないと思っていることこそ、もっと拡大すると大きな差がある。
これにつきます。
今のままは、今のままです。
だんだん良くなる、練習していれば、頑張っていれば、と思う考え方は、自分を追い込んだり、追い詰めたりする可能性もあります。
なので、ガラッと変わる。
いきなり変わる。
全然違う。
って考え方をした方がいいです。
つまり、成果や結果は、連続した動作の一直線上には”ない”と思った方が気が楽です。
自分で自分につけた枷が外れます。
どんどん解放されていきます。
一直線上にあるとおもっていたら、劇的な変化は絶対に現れません。
残念ながら。
そのまま、です。
だんだん良くなる、は希望的な結果です。
頑張っていれば、苦労すれば、しんどい思いをすれば、乗り越えられる。
という精神にやられすぎです。洗脳されています。
努力は裏切らない。
いやいや、
努力の内容を間違えれば、簡単に裏切ります。
というか、信じちゃいけない努力をしていることに気がつかないと一大事です。
騙されているのと同じです。
普通の人は、しんどい思いをしたら、モチベーションもやる気も落ちます。
音が出なかったり、音が出にくかったりしたら、楽しくないです。
これまでの練習、レッスンの中で、改善のヒントや、できるようになったステップを経ているのに、そこに戻ろうとしない。
思い出そうとしない、今やっていることが間違いないく、出来るようになる方法だと思い込んでしまう。
だって、頑張っていることだから。
頑張っていれば、結果が出るって期待したいから。
だから、こだわりも強くなって、改善の方向性も見当違いになって、より出来ないことを、出来ないまま、出来ない状態を繰り返してしまいます。
そのときに、気がつきましょう。
うまくいかない原因は、うまくいかないように吹いている。って。
それは、下手、とは違います。
才能がない、とは違います。
自分で、自分の邪魔をしているんです。
スタートに戻りましょう。
スタートに戻ることは全然悪くないです。
もしかしたら、スタート地点でミスっている場合もあります。
そのときは、スタート地点も見直してください。
音が出なくなる。
いい音が出ない。
楽に吹けない。
しんどい。
それは、難しいことをやっているからではないです。
出しにくい音に挑戦しているからではないです。
甲音だから、大甲だから、乙だから、じゃないです。
音が出にくい状態を作っているんです。
自分を責めることではありません。
出来ている自分、楽に出来ていた自分、に戻ってください。
それだけで良いんです。
ガラッと変わった手応えを継続できない理由。
出来ないやり方を頑張って続けてしまう理由。
この辺にはいろいろな原因、要因があります。
またこういった話をしたいと思います。
でも、多分読むと気分が悪くなるかもしれないです。
心理的な防御本能で行われている行動だから。
プライドとかそういった部分を守るためにそうなっている動きもあるからです。
ま、理由を知ると、なーんだ、と思って、動作に表すことが出来ると思います。
だって、尺八を楽しむこと、尺八を自由自在に吹くこと、が最終的な目的で尺八吹いていらっしゃると思うんです。
それなのに、プライド、自分を守るために、なにわざわざ、できないように、できないことをつづけているんだろう。って思いますよね。
結局その性で、しんどくなって、つらくなって、モチベーションが下がって、落ち込んでしまっちゃ意味ないです。
ダークサイドに心が引っ張られて、いくのは本当に良くないです。
出来ないやり方を頑張ったら苦労して出来るようになった。
と考える時代は、平成で終わり、もう辞めましょう。
令和はの考え方は、
出来るやり方だと簡単に出来た。
この感覚をとっても大事にしてください。
ではごきげんよう
※今日のごはん写真
カレーを作るのに、シチューのルーを買ってくる。
カレーが出来るわけありません。
頑張ってシチューのルーに、いろいろなスパイスを合わせて、失敗して、なんどもやり直して、カレーになった。
そんな人ばかり見ていたら、カレーのルーを買ってくることは間違っているんじゃないかと思ってさえしまいます。
シチューのルーを買って苦労することが正しいかのような。
違いますよ。
カレーのルーを買ってきて、カレーを作りましょう。
それでいいんです。
僕はカレーのルーでカレーを作る方法を紹介したいと思います。
当たり前の話ですが。。。
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