知らないこと、出来ないことは悪いことじゃない、最悪なのは別にある。

尺八の音を出すときの動作は、日常の簡単な動作に置き換えた方がスムーズに再現出来る。

というのが僕の基本的なスタンスです。

 

 

尺八を吹く動作は、特別なことではない。

 

これです。

 

でも、簡単に音がでないといった知識、経験、へんてこな歪んだ顔で尺八を服姿を見た記憶から、何か特別なことをしなければいけないと、思い込んでいる。

それが、自分の中にあるものだから、その優先度がとても高いわけです。

思い込んでいるだけで、本当は優先する理由などないのです。

 

特別なことをしなければでない、と思っているから、変なことがおこる。

 

なので、楽器を持たないで、日常動作のイメトレをしてもらうことも多くあります。

そのときの反応がいろいろあって、またそのいろいろが、結果に出ているなと僕は思っています。

 

こうですか?どうですか?あってます?と確認しながら、イメトレを積極的にする人。

そんなことはどうでもいいよと、なめてかかる人。

やらない人。

 

結果は歴然です。

大きく違います。

 

さて、そういった話の前段階を昨日のブログでしております。

なぜ、日常動作に置き換えた説明をするのか。

ですが、今日の話だけでも、何か伝わる話題にはなっておりますので、今すぐ読まなくていいです。
なので、興味があったらお読みください。

 

 

知らないこと、出来ないことに、変な恐怖心を持っていないか、怯えていないか

「尺八を吹くときには、○○しなければいけない。」が、全くの未経験者でも頭の中にあります。

それはその思い込みで実際に、音が出る、出ない、関係ありません。

 

こういったモノは、経験者にあるものと思うかもしれませんが、それは当然。

ここで大事なのは、未経験者でも存在する、ということです。

 

ふしぎですよね。

やったことないのに、しらないのに、なぜかやりたくなる動作がすでに存在している。

 

それは、今まで生きていた経験、知識などから、なんとなく導かれた仮説。

そういったもので、乗り切ろうする、やりくりしようとする、ある意味、素晴らしい力でもあるとおもいます。

 

で、ここで問題になるのは、

その仮説で出来なかったとき、

その仮説が効果的でなかったとき、

です。

 

しかし当然です。

 

だって、しらないことだし、できないこと。

 

最適な方法を最初から選択できないのは当然です。

 

ですが、ここでちょっと困ったことが起きます。

 

 

いや、これで良いんだよ。

最適なやり方じゃなくても、これで続けていけばいいんだよ。

別に知りたくもないし。

 

はい。

かつての僕はそういったとがった態度で恥をさらしていました。

 

でも、今は違うと思います。

イヤ思いたい、、、どうだろ。

 

仮説がちがって、そして、あたらしい知識を教えてくれようとする人がいるなら、

 

なになに、どういうこと?

おしえて?おしえて?

 

と、思うわけです。

 

だって、思いもしないことが、問題解決のヒントになるからです。

 

 

知らないこと、できないことは、悪いことではないんです。

どう受け止めるかで最悪なことが起こります。

 

あたらしい知識に抵抗を示す。

これがもっとも危ない行動だと思っています。

知らないこと、できないことで、馬鹿にされる、見下されると怖がっていたり、怯えているように思えます。

そんなことをせずに、素直に聞いた方が、質問した方が、賢い人だと思えます。

 

別に悪いわけじゃないし、ダメなわけじゃない。

なので、尺八を吹かない、持たないでの動作をやってみましょう、といわれることは、ダメ出しされていたり、否定されている訳ではないのです。

違う動作をしているので、尺八を吹くための動作を知ってもらうだけなんですね。

 

知らないことを、知ろうとすることなんです。

 

知らないから、しょうがないんです。

知らないから、音の出ないやり方をしてしまっている。

 

音が出るやり方、効率よく楽に吹ける方法、体の動かし方をしったら、なるほど、と思って試すだけなんです。

 

 

大人の方で、こういった置き換える動作を、子どもだまし、と思う方もいらっしゃいます。

 

ちょっとキツい言い方をします。

子どもの方が素直に動作をものまねしてくれるので賢く効率的に上達します。

子どもだましだとおもって素直にとりくまない、わかったつもりになっている方が精神的に幼稚な行為です。

 

しらない、ということにおいては、大人も子どもも同じです。

 

大人だろうが、尺八の吹き方は知らないのです。

だから出来ません。

 

知らないことを知った。

 

ただそれだけの出来事です。

 

子どもは、知らないことを習おうとしている。

大人は、自分の出来ることで何とかしようとする。

 

どちらも同じ、出来ない、知らない、なのに。

大きな差になります。

 

最後の話題で、もし、あなたが、自尊心やプライドが傷つけられた、と感じたら、もうモノを人から教わる、ということは無理なのかもしれません。

 

 

知らなかったから、出来なかった。

という事実をただ理解するだけでいいのですが。

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

プライド、自尊心、そういったものを守ろうとして、バカにしたり、否定する態度から入るのは、防衛本能なので仕方ないかと思います。

でも、それじゃ何も変わらないし、なにも起きない。

なにより、楽しくないです。

他人を腐す。

あたらしい知識を否定する。

自分の心を守るためについついやってしまう行為です。
僕だって、身に覚えがあります。

どれだけでもイヤな人間になれます。
もうすでにイヤな奴だろうといったのは誰ですか!?

成長できない人間にならないように、学べない人間にならないように、気をつけないといけないな。

あたらしい知識、知らないことに対して、

確かに、なるほど。

という言葉と共にありたいです。

 

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