今自分が何をしているのかを正確に把握しているのか?思った通りに自分の体をうごかせているのか?

目的を達成するために合理的な動きを知っているはずなのに、不合理な動きをしてしまう。

そのことに気づくといいですよ。

という話を最近しております。

実現しなければいけないことを考えたら、そうすべきはずなのに、出来ないのはなぜか?余計な知識が邪魔をしないか?

自分の状態を把握すること。

自分の思ったとおりに動かすこと。

 

自分が何をしているか、理解していること。

 

これがポイントです。

これを無視し続けていると、上達、状態の変化、良い方向に向かっていくのは絶望的です。

 

自分が何をしているか理解する、その結果何が起こっているかを、明確に知っておくこと。

そうすることによって、自分の状態を把握する、理解するための情報や感覚が増えて行きます。

 

何をどうしたらいいのか、

どうならないといけないのか、

どうなると、なにがおこるのか、

自分が出したい結果のために、何をするといいのか、

 

このあたりへの理解が土台となります。

 

今日も「ろうそくの火を消す動作」で話していきます。

 

 

今日は、唇、息の話をします。

さて、ろうそくの火を消す動作をしてもらった後で、

 

それで、本当にろうそくの火は消えますか?

一瞬で、瞬間的に、確実に火が消えるようにしてみてください。

 

と言葉を付け足すと、あきらかに動作にがらっと変わるひとがいます。

 

つまり、ろうそくに見立てた人差し指の位置と同じように、なんとなく決めているわけです。

結果につながる状態や、効率の良さを無視して。

 

そう、もっと、瞬間で、一瞬でと考えましょう。

 

効率良く、火を消す圧力を伴った息をだす。

一瞬でいいから。

 

長く出す必要なんかないんです。

長く出したからといって、火は消えません。

 

大量に拡散する息も必要ありません。

大量に出ても拡散してしまっては、一瞬で消せません。

 

それなのに、長く息を出そうとしていませんか?

拡散する息を出していませんか?

 

 

長く息を出しても、ある一定の圧力、風速を超えないと、火はきえないでしょう。

長い息でゆらぐだけです。

 

大量にだしても、拡散してしまったらダメです。

ろうそくの火の芯の根本、そこを狙って、そこの空気が一瞬でなくなるような。

一瞬です。瞬間的です。

 

それを実現しようと具体的に思えば思うほど、自分の不合理な部分もわかってきます。

 

唇を閉じすぎてしまっては、息がでません。

火が消えるには、一定以上の量もないといけません。

瞬間的に、量と圧力をみたさないといけません。

 

尺八でよく言われる「唇を横に引く」という動作は、本当に効率をあげていますか?

もっと、効率を上げ、唇を安定させる方法をすでに知っているはずです。

知っているのに、「尺八は唇を横に引きましょう」とか言われた瞬間に、また言われなくても、唇を作ってしまいます。

 

ろうそくの火を消しましょう、といわれて、どんな口、唇でしたか?

効率を圧倒的にさげるのに、ラッパ状に唇をつくったり、たこの口のように突き出してしまいませんでしたか?

 

生クリームを絞り出すときを考えると、どうでしょうか?
クリームの出口はどうなっていますか?
(※ギザギザになっているのをマネしろと言っているのではないです。)

袋に詰めた溶けたチョコで文字を書こうとしたとき、その袋の端をどんな風に切りますか?

 

生クリームを絞り出す出口をラッパ型につくりますか?

しませんよね、みなさんが頭に思い描いたあの形です。

 

チョコを細く絞り出して文字を書きたいのに、袋の端を大きく切りますか?
小さすぎると、チョコが出にくい。
大きすぎると、細かく文字がかけない。

みなさんが、思い描いた状態がありますよね。

 

一定の量を出し続けるときには、生クリームを絞る袋の中でパンパンにしますよね。
チョコも同じだと思います。

 

はい、そんな風にどうすると、どんなことが起こるか、もうすでにわかっていて、知っていてそうすることが出来ます。

 

同じように、思い描きましょう。

自分が実現したい結果が現る体の動作を。

 

でも、尺八を吹くときにはその合理的な考えが吹っ飛んでしまいます。

 

 

どうしてなんでしょうね。

 

1つは、音がでないと、もしくは音が出たとしても、結果を実感できないからです。

実感できない理由は、音という結果から、実感、手応ええた経験がないためです。

だから、尺八を吹く、だけでは、自分が何をし、どんな動作をし、どんな結果になっているかが初歩の内は、もしくは長く続けていても良く理解出来ていない場合がおおいのです。

 

では、実感できるようにする必要があります。

出来ることから、わかることから初めて行って、経験を結びつけていけば、出来るようになります。

演奏している行為そのものが自分へのフィードバックになります。

 

それは、次回のブログでお話しします。

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

 

※今日のごはん写真

自分の体は思い通りに動いていない。

これを自覚しましょう。自覚するだけで違います。
鏡を見ながら、自分が思っているとおりに動いているかチェックしましょう。
動画を撮ることも出来ます。

今は出来なくても、このままで、いつか良くなる。ってのも、信じすぎたらダメです。

良い状態になるときはいきなりなります。
バランスがとれた瞬間ですから。

いつか良くなる、みたいなやり方や状態は、良くなるために必要な要素に気がつかないままで進んできます。

わ!今までと全然違う感覚!!

ってなって、今までと違う音が出ます。

 

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