「構え方がいいですね!持ち方がもう上級者のそれですよ!」は実現出来る!

尺八は、とってもシンプルです。

シンプルゆえに、自由な部分が多いです。

それが、魅力でもあり、欠点でもあります。

 

自由すぎる。

余地がありすぎる。

 

といった感じですね。

 

ですが、音が出る原理、演奏しやすい状態など、いろいろな理由を考えて行けば、その確定していくことがとてもたくさんあります。

 

制限がない、自由である、人それぞれである。

 

良い言葉のように聞えますが、問題と向き合うことを拒否した言葉のように僕には思えます。

 

自由であること、制限がないこと、人それぞれであることを魅力として唱える。

そこから自由な音楽が生まれる。

 

なんか、かっこいいですよね。

 

でも、それは「出来る人のかっこつけ」にしかならないと思うんです。

 

その言葉に浪漫をいだくよりも、現実的には、

 

一見自由に見える、手がかりのない状態。

その中にある、極わずかなルール、原理、原則を見つける。

 

これだと思うんですよね。

 

言ってしまえば、

 

宝探しです。

 

そして、宝を探すだけでは終わらないんです。

その見つけた宝を使って何を実現するか。というところまでがとても大事なんです。

 

自由であることをかっこつける。

宝探しに浪漫をもとめる。

 

いやいや、そうじゃない、

その先、実現したいものを実現することが一番の目的だと思っています。

 

 

自由が目的の人もいてもいいです。

宝探しに浪漫を求める人もいてもいいです。

 

僕は、実現したいモノを実現するところを目指しています。

 

当然、宝探しにだって必要なことがありますよね。

 

自由だからと、なにもなく、ただ旅に出かけるのか。

言い伝え、伝承を頼りにするのか。

情報、地図、などを頼りに出かけるのか。

たくさんのデータ、実例を元にするのか。

 

それで、結果だって大きく変わります。

 

どのやり方をしても楽しそうですね。

でも、僕がやらないやり方もある訳です。

 

「持ち方」をずっと話題にしてきて。

持ち方は、上手な人の持ち方を積極的にマネしてください。

どんな風に持っているか、構えているか、とにかく細かく観察してください。

 

持ち方こそ、「構え方がいいですね!持ち方がもう上級者のそれですよ!」を実現出来ます。

 

スタート地点をしっかりと設定出来る要素だと思います。

 

自由に、個々人が持ちやすいように、やりやすいように持てばいい。かも知れません。

 

でも、それが原因で、上達の足を引っ張っているかも知れないのです。

 

宝探しのために役立つものがあるのなら、積極的に取り入れますよね。

それと同じです。

 

指針、指標はあって当然だと思います。

土台、ベースがあるからこそ、それをもとに、自分に合った状態を考えることが出来ます。

 

今回は「持ち方」だったのですが、「尺八の当て方、当てる位置」にも通じます。

ひとそれぞれ、骨格が違う、楽器が一本一本違う。

そういった言葉で、見当違いな宝の地図を見て宝探しに出かけていませんか?
送り出していませんか?

音の出る原理、尺八の構造に従えば、みな共通したポイントを持っているのです。

見当違いの宝の地図、、、僕のブログをよく読んでくださっているみなさんには、それがなにかわかりますよね。

 

上級者、上手い人との差に絶望しない!マネできることが必ずある!

複雑で一度に出来ない動作でも分割した要素なら、正しい動作が出来る。という視点が大事になります。

「慣れる」というのは、正しくない動作にも慣れてしまうんです。
ものすごく当たり前のことを言うようですが、正しい動作で「慣れ」ることがとても重要です。

そんなんすぎ出来るわけないやん、と思ってしまうかも知れませんが、そんなことはないです。

たとえ初心者でも、構え方は一流プロと同じにすることは出来ます。

私は、初心者だから、初心者なりの持ちやすい持ち方で、、、、というのは僕は正直オススメしません。
もちろん、初心者なりでいいよ、という場合もあります。

とはいえ、できる、と思って欲しいんです。

今、マネできる要素が必ずある!マネできる要素がある!と。

出来る、出来ないの、0か1かではないんです。
あなたの見た上級者の出来るは10です。
でも、1ならマネできるんです。

上級者との差は、練度の違いです。

同じことの練度の違い。

練度の問題です。

 

同じ動作をすること。

同じ動作を出来ているか。

 

音楽性とか、表現とか、音色とか、そういったものではないです。
同じに出来ることがあります。

早い指使いも、ゆっくりだったらマネできます。

 

動作をマネして練度を上げる。

今自分が取り組んでいることの延長線上に上級者のそれが存在しているか。

 

そんな目線をしっかり持ちましょう。

それではじめて、努力、練習、時間、慣れ、が意味を持って役目を果たしてくれます。

 

分解してみましょう。
細かい要素に分解しましょう。

全部を一度にやろうとするからできません。
小さな要素が組み合わさっています。

「慣れれば出来る」そのときには、「なにに?」「なにとなにに?」と細かく細かく要素を考えて見ましょう。

 

ではごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

実家の富山県でのアウトリーチがあったので、実家でとれる木イチゴ。

これが家庭菜園でめちゃくちゃ出来るらしく、しかも父が、めちゃくちゃ丁寧に大量に毎日摘んでくるらしい。
その結果、母は毎日この木イチゴを煮詰めてジャムにする作業に追われているそうです。

忙しく過ごしていてなによりです。

1瓶もらってきたので、ヨーグルトにかけて食べます。

 

 

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