尺八人口減少への合理的な問題解決と非合理的な問題解決

などと、えらく固そうなタイトルをつけておりますが、普段と同じ感じで書いていきます。

この話は、僕自身がどのよう判断で行動するか、判断指針とするようなことを書いています。

結論であったり、正解としているわけではありません。

 

自分自身の考え方をまとめるための役割がほとんどです。

事実とは違うこともあるかも知れませんが、自分が感じている実感というものが土台になっている面も多いです。

 

なので、それはちがう!と思う方もいて当然です。

なるほど、と思う方もいるかと思います。

 

なるほど、自分が思っていたことはこれだな。

なるほど、じゃあ、自分はこうだな。

と、思考の参考になれば、いいなと思っております。

 

 

合理的に考えると、

 

離脱しないようにする。

 

辞めてしまう理由となる問題を取り除く。

 

例えば、一つの例として、尺八が難しい、とか、音がでないとか。この難易度の問題。

適切な難易度の設定はとても重要。

でも、その難しさというのはすごく面白いとおもう。

 

難しいことを取り除けば、辞める理由をとりのぞくことが出来るかと言えばそうではなく。

 

「難しさ」へのこだわりに共感できれば、難しさは1つの魅力ともなるわけです。

 

そのこだわり、難しさに共感出来る設計になっていることも、辞めない理由になる。

 

 

つまり、

 

主観的なこだわり

圧倒的なこだわり

 

も人を惹きつける。

 

 

尺八を吹く人口を増やすために、

・難しさを取り除くことは、合理的な問題解決。

・難しさがあることは、非合理な問題解決。

ということがなんとなく考えられるわけです。

 

 

圧倒的なこだわりに惹かれた人たちが尺八に熱狂した時代。
非合理な問題解決の手段が尺八を吹く人を惹きつけている段階は確実にあったとおもいます。

 

圧倒的なこだわりに少しでも近づきたい。

 

 

そういったモノが原動力となることは間違いない。

 

 

でもその中で、

 

近づけた人、近づけずに辞める人

 

だっているわけです。

 

 

辞める人がいるということは、圧倒的なこだわりだけでは、惹きつけ続けることが無理だった。

 

 

じゃあそこには、ある程度の合理的な救いの手、救済手段が必要。

この救いの手や、救済手段が、適切な形でないと、離脱することにもつながります。

 

 

難しすぎてもダメ。

簡単すぎてもダメ。

 

 

でもさ、

「尺八の音が好き。あの音を出してみたい!」と

尺八の音そのものに魅力を感じて手に取った人にとって、

非合理的な魅力、つまり、易しくない難易度、ってのは、本当に非合理なんです。

 

そんなもん、魅力にならないんです。

 

でもそこで、浴びせられる辛い言葉。

 

・最初の内は音が出ないから。

・慣れるまで音が出ないから。

・音が出るまで頑張って。

 

といった、丸投げ。

 

非合理な難易度、非合理な状態って、それが魅力だと感じない人にとって圧倒的に邪魔なんです。

 

「尺八とはそういうもんだ!」っていう無自覚に認識して押しつけている存在が、尺八人口減少の大きな一つの原因ですよね。

 

こういった話になると必ず、

「そういった難しさを逆手にとるんだ。利用して出来た人を褒めればいいんだ。」というそんな声が出ます。
(まあ、これは非合理的な問題解決方法だな。言ってしまえば。)

 

もうね、そんな段階とっくに終わってんの。

 

難しいことが出来た、すぐに音が出たから才能がある、すごい!といって、なんだかその気にさせることなんて、別にどうでもいいんですよ。

 

やりたい!やってみたい!って人すらいないんだから。

 

そんなかで、やりたい!って思った人が、すぐに音が出るように。

なんとも思ってなかった人が、すぐ音が出たらからやってみようって思うように。

 

そんな風になるように考えることって、なにか問題でもあります?

 

非合理的な問題解決方法に偏っている状態を、合理的な問題解決方法の割合をもっと増やしたっていいじゃないですか。

 

難しさに惹かれる人が「思ったより簡単だったから辞めます。」ってなるかな?

ならんと思うけど。

だって、難しいことは次から次に襲ってくるじゃん。

 

なんで、音を出す段階だけにとどまってしまっているんだろう。

 

 

初めての人が、すぐに音が出るようになる説明。

すでにクリティカルなものが存在するのかしら。

 

だったら、教えて欲しい。

 

ないんだったら、考えようよ。

悩もうよ。

共有しようって思います。

 

 

 

ではごきげんよう。

 

 

 

 

※今日のごはん写真

同じ苦労なんかしなくていいんですよ。
発展と成長のためには。

なんでまたゼロにして、リセットして、一から組み直す必要があるんだろう。

結局、業界が”趣味”を大きく含んでしまっているせいなのかな。
プロでありたい、専門でありたい、仕事にしたい、と思ったのなら、それを理解した上で違う視点と違う発想をもって距離感をもっていないといけないだろう。

そんなところを気にしても、助けてくれないし、応援もしてくれないよ。
やりたいことやれって思う。

のは、僕の個人的な経験からなので、ま、最終的にはさ、人それぞれだと思いますよ。
分析して、考えることを忘れない。

 

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