いろいろ参考になるモノって世の中にたくさんあると思います。
僕はゲームが好きなので、ゲームが物凄く参考になる。
スマホゲームだって。
運営がめちゃくちゃ丁寧にバランス調整しているんだよね。
すごい努力していると思う。
尺八の音を出すことが難しいままだなんて、業界全体の調整失敗だと思うんだよね。
だからといって、尺八をあの構造以外にしてしまうのは、違うと思うんだ。
すくなくとも、尺八演奏の技術につながることで組み立てたい。
そんな上で、以前ブログで紹介した、リコ八はとてもおもしろい。
違う部分もあるけど、共通する部分があること。
このさじ加減をもっと調整していくと面白くなりそう。
興味がある方は、お時間あるときに読んでもらえるとうれしです。
完全なリコーダー型の補助具となってしまうとなんとなく簡単にしすぎなのではないかと思うのです。
それでも、曲を演奏する、ということは、やりがいを持って取り組める課題です。
音が出ないことが、魅力となるのか。
これがすごく大きなキーになると思っています。
多分、現代においては無理だと思います。
尺八は音が出なくて当然、音を出すのが難しい。
それが当たり前だと思っていたら、新しくはじめる人は増えません。
こんな話をすると、
「自分は音が出なくて悔しいからはじめたんだ!だから、そういう人もいるはずだ!!むしろ尺八は、そういう人じゃないとできない。それ相応の覚悟をもってウンタラカンタラ」
とか始まっちゃうかもしれない。。
そういった感覚の人ばっかり世の中にいるわけじゃないです。
すんごく、嫌みな言い方をすると、
そういった考えになれる人は少なくて、自分が結構特別な存在だと、負けず嫌いな自分がかっこいい!って酔いしれて、ポジションを取ろうとする心の奥底にあるどす黒い小さなプライドがあるんじゃないっておもっちゃうんですよね。
また、音が出にくいこと、を逆手にとって、音が出たらすごい、と褒める。才能があるということでやりたいと思わせる。
向いていると思わせる。
確かに、有効な方法かもしれませんが、いつまでその手法でいるんでしょうかね。
そういう、特別な感じ、を与えて続けさせるのってなんか違うとおもうんですよね。
それに頼っている内は、現状と同じ。
もうずっとそれで行き詰まってしまっているわけですから。
もうね、音が出ない、音が出にくい、っていう評判だけが高まってしまって、はじめてみようという気持ちを挫く障害が高くなりすぎているんですよね。
どうせ無理でしょ。
どうせ出来ないでしょ。
すぐ音が出ないから楽しくないでしょ。
って。
まず、肌感覚としてあるのは、
・最初に音が出ないことで、向いていない。と判断する人が多い。
できない、むずかしい、という判断するラインがは相当低い位置にあると思います。
そして、やってみたとしても、
・苦しくなる、しんどくなるやり方でしかやっていないのに、向いていない、やりたくない。と判断する人が多い。
こういったものです。
つまり、他のなにかと比べられて、早々に判断されるってことです。
時間がないんですよ。
この障壁はとても大きいです。
解消することをもっともっと考えていい。
苦労すること、努力すること、頑張ること、時間がかかること、そんなの当たり前です。
それをどこに使うかなんです。
音を出すなんていうスタート地点で何をやっているんでしょう。
そこさえクリアすれば後は楽しいだけ。と良く人は言います。
じゃあ、業界はずっとずっと諦めずにさっさとそこ超えさせる方法のことを考えようよ。
じゃあ、それを超えたら、簡単になりすぎて辞める理由になりますかね?
ならないってことだって、わかっているはずです。
難易度調整をどれだけしても、その先にはまた新しい壁が、次の難易度が立ちはだかっています。
尺八ってそういう楽器だと思います。
初めの町を出た瞬間に、運ゲーでしか勝てない強敵にであう難易度調整でいいのかしら。
だいたいそう言うのって、クソゲーって言われます。
どんなにその先が作り込んであって、感動するストーリーがあって、面白い仕掛けがあって、やりこみ要素があっても、辞めちゃいますよ。
順序よく、身につけていくことで、のめり込んでしまうゲームのように、どんどん進めていきたくなるように調整することは大事だと思っています。
尺八の音が出たことを、
普通は出来ないことができた、
特別だ、
難しいことができた、
才能がある、
なんていうプライドをあおるようなことで継続させることなんてないと思うんですよ。
楽しいから、おもしろいから、かっこいいから、やってみたい。続けていきたい。
そんな中で、普通に努力したこと、いい音が出たこと、かっこいい演奏が出来たことは普通に評価されればいい。
苦しい思いして、遠回りして、しんどい思いして、ということがないから、真剣に取り組んでいないとでも言うのか?
それがなければ、努力した、頑張ったとは言えないのか?
僕は、違うと思いますよ。
だって、楽しいから、おもしろいから、かっこいいから、真剣に取り組んでいるんだから。
苦労したから価値がある、楽したら価値がない。
そんなことなくて苦労しても楽しても同じ結果だったら同じ価値。
なのに、そう考える正体。
それは、
「楽して同じ結果を出されると、苦労した”自分”の価値がなくなってしまうかもしれないとおもってしまう恐怖からなんです。」
そんなことないです。
楽して同じ結果を出す人がいても、あなたの価値は変わりません。
次の世代は、どんどん、もっともっと、先へ、次へ、僕達が見れなかった景色を見るために、さっさとうまくなって欲しいんです。
そのためのお手伝いはどれだけでもします。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
出来なくて当然、でも、解決方法はある。
それを効率良く、わかりやすく伝えたい。
自分がすること、取り組むこと、考えることは明確に決まっている。
楽しいこと、おもしろいこと、かっこいいこと、すきなこと、伝わる様に尺八を吹きたい。
伝わる音と音楽をする。
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