みなさん、頑張って尺八吹いていますか?
頑張って、努力して、辛い思いして、尺八吹いていますか?
それは大変ですね。
僕は頑張りません。
そうですね、ここでは言葉を整理します。
多分、僕は頑張っていると思います。
でも、その頑張っていることは、しんどい、つらい、苦労、と結びつけることは決してないです。
ここでしっかりと見直して欲しいことがあります。
頑張ることは、しんどいこと、つらいこと、苦労すること、我慢すること、と結びつけていませんか?
しんどいから、つらいから、苦労するから、我慢したから、結果が出る。と思っていませんか?
頑張らないでください。とはいいません。
でも、結果を出すためには、しんどい、つらい、苦労、我慢、を前提とするのは辞めませんか?
しんどいから、つらいから、結果が出るという思考は、内容、中身、質、を無視してしまいます。
ダイエットで体重をへらしたい。
1,食事を我慢する。
2,食事の内容を見直す。
どちらが、継続しますか?長続きしますか?
我慢することは僕できないんです。
なので、コンビニにはいかない。○○は食べない。というようにして、行動そのものを変えました。
まあ、コンビニを我慢、○○を我慢しているように見えますが、食事は我慢していないんです。
そうしているうちに、行動が習慣化します。
そうなると、それがあたりまえですから、別に頑張っていないんですよね。
太るときだって、その習慣が太る結果をだしているんだなと。
ダイエットを例に出しましたが、ずっとふとっていますけども。
尺八ワンポイント講座の動画をガンガンだしていたときも、習慣化していました。
頑張ってなかったんです。
だから、今思うと3日1回みたいなペースで動画を出していたんだと思います。
いま、お休みしていますが、自分の中で「あれ、頑張りすぎてる」と思ったのでいまお休みしています。
動画の製作にかんして、めんどくさいとかが上手く処理できるようになったら、また少しずつ動画作っていきますね。
たのしみにしていただいているかた、ほんとスミマセン。
話を戻します。
尺八を吹くことにおいて、頑張らない、を僕は持込んでいます。
くれぐれも言いますが「頑張らない」というのは「しんどい、つらい、くるしい、をしない」です。
楽で、効率良く、尺八が吹けること状態を目指す。というのが僕の方針です。
そして、そこには実現したいことがあります。
自分が願う”かっこいい音”、これじゃなきゃ嫌だという音を出し続けることです。
楽で、効率良くふけても、かっこいい音、自分が願う音、が出ていなければそれは違うという判断です。
しんどい動作で、苦労をして、かっこいい音がでても、多分それは違うなと判断します。
明確に描いているモノは、
かっこいい尺八の音を出したい。
かっこいい尺八を演奏したい。
これです。
これを大きく優先しています。
それを実現するために、
継続できること、を優先します。
尺八を吹く動作において、つらいこと、しんどいこと、苦労をすることを排除します。
理想や目標を実現する方向性にむかって良い結果がでているなかで、
今までとちがう変化や手応えが生まれるときは、
これはちょっと頑張っているぞ、とか、つかれるかもしれないぞ、
と感じることがあります。
そのときは、頑張っていること、つかれることをやります。
だって、実現したいことができているからです。
おそらく多くの場合、ここでは、これは違うな、コスパ悪いな、と見極めるのが難しいかも知れません。
なので、そういったときに的確なアドバイスをしてくれる存在が必要ですね。
自分が目指す音、出したい音、こうなりたい音が明確にあればあるほど、そうじゃなきゃ嫌になってくるんです。
それであり続けるように、いろいろなことを実行するわけです。
しかも、楽で効率の良いやり方で。
このブログでいろいろ細かく尺八の演奏のためのヒントや気づきを書いております。
僕はそれを常に考えて、意識して、気をつけて行っているでしょうか?
そんなことないんです。
無意識で行っている動作をあえて、言語化しています。
陥りやすいミス、思考の勘違い、よく言われている迷い道の入り口、などに気がついて欲しいと思って書いています。
唇の力が入ってしまうことに悩んでいる人に、言ってしまいがちで、もっともらしくて、一番意味のないアドバイスって何だと思いますか?
「リラックスしましょう」
「脱力を意識しましょう」
これです。
そんなんわかってんよ。
意識して出来るなら、もうできるんよ。
唇に力が入ることが固定化、習慣化しているならば、もうそれは無意識で実行されているんです。
となれば、別の動作をするしかないんです。
固定化、習慣化を解除するには、それしかないんです。
例えば、ベロを下げましょう、口の中をひろげましょう、といった別の動作をすること、明確な動作の指示がアドバイスとして有効なのです。
これで、唇に生まれていた無意識の動作、習慣化が解除されます。
そして、バランスのとれたいい状態、どちらのことも考えていない。
考えているのは「いい音が出ているかどうか、楽かどうか」という本質的な部分になっていきます。
また、僕の考え方は、意識して作る動作、ではなく、無意識でそうなってしまう動作、を採用します。
日常動作の中には無意識で尺八を吹くのに適した動作が存在します。
それを尺八を吹くときに採用しています。
尺八を吹くために特別な動作を意識してする、なんてことはしません。
また、尺八の音が鳴る理論は、自然現象であり、物理現象であり、人体の構造に基づいています。
それに従って動作をするのです。
だから、無理なこと、無駄なこと、的外れなこと、が明らかに存在します。
特別な意識で、特別な能力で尺八を吹いているわけではないんです。
僕は自分では考えていない。
と、いってしまった方が早いかも知れません。
無意識で行えること、楽器の形状、楽器の理由、自然現象、物理現象、人体の構造、なにより、自分が快適か不快かというものに従っているだけなんです。
今日は僕が尺八を吹くときの土台になっている考え方を話しました。
次は、前回のブログの動作につながるような、一つ一つの具体的な動作の話をします。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
無意識で継続している、習慣化している、だから続いている。
これが本質だと思います。
実現したいこと、自分が願うこと、出したい音を明確にしてあることも大事で寸。
大変なことをしている、特別なことをしている、と思った瞬間に、尺八を吹くことは大変なことになります。
無意識で行っている動作を言語化して説明するのはなかなか大変なことだと思います。
尺八の指導内容がバージョンアップしない理由もそこにあるでしょう。
指導者、コーチ、トレーナーと言われる役割にはそれに適したスキル、知識、学習、経験が必要です。
もし、生徒さんにおしえることを考えている方がいたら、自分が動作していることを言語化する訓練をして見てください。
誰にでも伝わる言葉か、課題としてステップを踏んで成長するために適切か、考えることはたくさんあります。
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