吹奏中のちょっと意味不明かもしれない感覚を話します。大変申し訳ないのですがついてきてください。

これは、

僕が自然と行っていた動作でした。
自然と行っていた感覚でした。

とはいえ、自然に行えるようになるには、そのための練習をしていたわけです。
そのときには、その練習が違いにつながることになるとは思いもしませんでした。

よくよく考えてみると「あれ、一個一個バラバラに練習していたことだけど、組み合わせると、全部理由がある、、、そうだったのか。。。」的な、

「ごん、おまえだったのか、、、」といった感じです。

 

なので、言葉にしようとすら思わないものでした。

僕にしてみたら、やろうと思ったら自然と出来る、自然とそうなる、みたいに、そうなるしかないでしょ。ぐらいに思っていた感覚かもかもしれないのです。

 

でも、どうやら、自然とそうならない人もいるので、出来る、出来ないの差が生まれるわけです。

 

やりたいことを実現するなら、自然で効率的な動作なのですが、きっと、思いもしないことなので、それを自然とできない、状態にあるのだと思います。

 

なので、あえて言葉にして丁寧に説明をすることにしています。

レッスンでは、様子を見ながら、僕の姿も見せながら、説明しています。

 

文字では十分に伝わらないかもしれないし、誤解が生まれるかもしれません。

 

ですので、ここから、ご注意ください。

かなりぶっ飛んだ話になります。

 

でも、多分、なるほど、そうかもしれんな。って思う話です。

 

ぶっ飛んでいるからこそ、あまりそういった発想にならないので、共有、共感しにくかったり、自然と出来なかったりするんじゃないかなと思ったりもしています。

 

 

さあ、ついてこれる人だけよろしくお願いします。

以前書いたブログで、

息を出しているときはずっと100%を感じるようにする。

といった話をしたかと思います。

この辺りの記事に書いてありますので、よかったらお時間のある時にお読みください。

しっかり息をすって出す音、なんとなくの状態から出す音、どちらもバシッと鳴らすぜ。

簡単に説明すると、

最初にブレスをして息を吸ったときは最大容量で100%。

息を使って息が減っていっても、

今ある息の量に合わせて容積を変えれば常に100%。

ということです。

 

呼吸筋の緊張を保ちながら、腹筋で押し出す。

 

これを行なっているとそうなります。

言葉にすると本当に意味不明ですが、こういった動作は自然に行えるし、日常動作でも行っています。

 

さて、尺八は一つの音を伸ばしているだけではなく、音がさまざまに変化します。

高いところから低いところへ、フレーズの終わりで高い音、フレーズの終わりにフォルテ、吹き切り、もちろん、急なピアノも。

そのときもこの「常に100%」を作るということを忘れてはいけないのです。

 

例えば、

テンポ80で甲ロを8拍伸ばすことができる。

同じく、甲チを8拍伸ばすことができる。

それならば、甲ロ4拍、甲チ4拍を一息で伸ばすことはできるはずです。

 

ですが、これがうまくいかない人がいます。

もしかすると多いかもしれません。

 

なぜ、うまくいかないかわかりますか?

 

甲ロを4拍伸ばした状態から、甲チを鳴らす動作で足りないものがあるからです。
甲チを4拍伸ばす息が残っていないのではなく、甲チを4拍伸ばす準備が整っていないと考えてください。

この結果どんな感想になるかというと、

息が残っているはずなのにい音にならない。

です。

 

さて、原因として考えられるのは、

初めから甲チを吹くときほど、腹筋による押し出しがなされていない

です。

 

初めから甲チをビシッと鳴らしたときの体の変化、お腹の押し込み、動き、を観察してください。

 

それと同じだけの変化を、甲ロ4拍を伸ばした残りの息、体の状態、で行えているでしょうか?

 

最大容量で100%を作るのは割と簡単です。

 

容量が減った状態で、100%を作る、しかも吹いている途中で。

 

これが案外難しい。

そして、想像しにくい。

 

仮に、肺活量3500mlの人と2500mlの2人がいるとします。

これまでの僕のブログの記事を読んでくださっていたならば、わかると思いますが、肺活量は関係ありません。

なので、2人とも最大音量のピークは変わりません。

3500mlの人が息を使って吹いていて2500mlになったときだって、音量が小さくなるわけではないのです。

2500mlで100%になる容積に体を操作するといいのです。

そしたら、ビシッとなるわけです。

だって、最大容量が2500mlの人は、ずっとそれでいい音で鳴らし演奏をしているのですから。

 

で、これが難しい理由は、最大容量での体の動かし方が曖昧だから。

曖昧じゃなくても、最大容量じゃない場合での動かし方を練習したことがない。

考えたこともないから。

 

なのです。

 

輪郭のはっきりしない音、

跳躍で安定しない音、

ぶら下がる音程、

甲音から乙音に移動したときに音色がぼんやりする、

乙音から甲音に移動すると唇に依存して細い音になる、

ピアノやフォルテの切り替えが安定しない。

 

いろいろな問題の原因の一つです。

 

僕の吹奏中のぶっ飛んだ感覚、意味不明に思える感覚。
僕は演奏する際に何を感じているか。

それは、

「音を出しながら、吹きながら、

音が切り替わる、音量が切り替わるタイミングで

息を吸う感覚を作る、動作をする」

これです。

 

実際に息は入ってきません。
吸えません。

でも、頭で考えたり、動作や、アクションでそれを行います。

 

すると、100%で吹く。

吹き出しだと楽にできることが、一息の中でもできます。

 

力強い乙音を、甲音を、

小さな乙音、甲音を、

一息の中で切り替えることができます。

 

吹き出しで実現できているのだったら、さっきあげた問題のほとんどは結構解決します。

 

ここまで読んで「おっしゃやってみよ。」と思ってできる人もいると思います。

 

でも、なんのことやら意味もわからんし、そんなわけない、できるわけない、と思うひともいるでしょう。

 

なので、次は実際に僕が取り組んだ練習の一つ一つがそこにつながっていた。

というお話をします。

 

 

では、ごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

僕は「同じ感覚で吹き続けて」という言葉を使っている時期がありました。

でも、これだけだとちょっと伝わりにくいんです。

僕は、吹奏の手応えや実感を同じようにする、という意味で使っていたのですが、それが伝わらず、別の何かを保持してしまう方も多くいました。

何を保持しようとしているか、を見極めて、ならば、これ、ならば、これと、いろいろなアプローチで、可能な限り僕が保持している感覚を共有してもらおうと言葉を変えたり、擬似体験をしてもらっています。

ストローなど使ったレッスンでは、
「先生!本当にこれなんですか?これと同じなんですか?」ときかれます。

確かに、まるっきり同じではないかもしれませんが、経験したことのない感覚や手応えを、なんとか伝えたいことが伝わるものだと思っています。

多分、自分が思っていること、想定している感覚、と違いすぎるから不安なのかもしれません。
だから、闇雲にそのまま練習していてもそのままで変化が起きにくいのです。

 

「自分がしたいこと、正しいと思っているこ、できていると思っていること」

「プロ、上級者が行っている効率的な動作」

それらとのギャップを埋めてゆくことが練習する内容なのだと思います。

 

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