先生がこの前と違うことを言っている!?それこそ今のあなたに向けられた価値のある言葉。

レッスンや、学習での一貫性の重要さをお話ししています。

目的、方針、そういったものの筋道がしっかりしていることがいかに大事か。
常日頃にあるそういったものが、成長や変化が支えてくれているかを桃太郎のお話にたとえて話してきました。

きびだんごをくれただけで一緒に鬼退治に行くのが腑に落ちない。それでも鬼退治に一緒に行くことは知っておく。

今日は、ちょっと、桃太郎のお話がから離れます。

タイトルの通りです。

 

一貫したことが大事。といいながらも、先生がこの前と違うことを言っている。場面にであったことありませんか。

 

きっとあると思うんです。

それらに関してちょっとお話ししたいと思います。

 

結論から言うと

・天秤のようにあなたの動作のバランスをとっている

・成長や変化にあわせて最適なパフォーマンスが出来るようにしている。

・正誤ではなく可能性を示している。

といったあたりです。

 

一貫性がなくて、違うことを言っている訳ではありません。

 

バランスをとるというのは、理解しやすいかも知れません。

違うことを言うのですが、それでも、ゴールは変わらない、目的地に向けての修正のために違うことを言います。

丁度良いあんばいを掴むためのモノですね。

 

状態、状況をみながら細かく言ってもらえるのは、意識して聴いておいた方が良いと思います。

自分が、これでいける、と思った動作は、どんな結果になったか、の冷静な判断基準になります。

思考したモノと、現れた動作のバランス調整に活用してください。

 

人によっては、いろいろ言われすぎて混乱する、ということもあると思います。
そういった場合は、ある程度、任せて委ねられると思いますが、具体的でなくても、良いか、良くない、かの言葉には耳を傾けた方がいいです。

自分で考えるきっかけにもなります。

 

成長に合わせて指示が変わることもあります。

一貫した一つの状態を目指すために、説明が変わる、指示が変わる、というところですね。

僕だったら、かっこよく吹く、いい音で鳴らす、を目的としていますので。

ひょろひょろの音で、フレーズを一息で吹くことよりも、1音ずつ吹き直してでもいい音が出る場合は、そちらをやってもらいます。

1つの音をしっかり吹いて、次の音を吹き直す。

これって、簡単なことに思えますが、じつはちゃんと練習しておかないと出来ないことです。

むしろ、ひょろひょろと音をつなげてしまうことの方が簡単です。

 

つい、ひょろひょろと吹く、ことをしてしまうのは、音を切ることが出来ない、辞めることが出来ない、いつ辞めたら次に間に合うように吹けるかわからない、状態になっていることが多いです。

これは、最終的にリズムがわからない。につながります。

 

なので、そういった状態で、息が切れるまで吹いているようだと、つなげることを辞めてもらいます。

 

ですが、その状態が解消されて、辞めること、切ることが積極的にできるようになったら、切らずにつなげることをやってもらいます。

 

明らかに方針が変わっているように見えます。
全然違う指示をしているように見えます。

でも、一貫していることがそこには必ずあります。

一息一音で切った方が上手に聞こえる段階、今後のために身につける技術が身についている場合があります。

一息二音、三音とつなげた方が下手に聞こえる段階があります。
身につけたくない悪い状態が日常化してしまう危険性すらあります。

 

真逆の指示、全然違う指示、それは、成長や、変化によって生まれます。

そう、あなた自身の成長に合わせて、カスタマイズされたアドバイスです。

とても価値があるモノなんです。

 

 

最後の「正誤ではなく可能性」という話は、もしかすると理解しにくいかも知れません。

これは、物語や、映画なんかにたとえて見るとわかりやすいかも知れません。

結末の解釈などの余地が、見た人に委ねられる作品ってありませんか?

そのとき、その状態、経験の違い、持っている知識などによって変化する。
そういったモノですね。

正誤ではなく、可能性を提案されている、のは、自分で試して見ることが大事です。
しっくりくるほうを選択するのもありですし、もっと理想をいえば、可能性として両方できるようになることも大事です。

正誤ではない、という感覚は、とても重要です。

いろいろなことにも応用できる理解です。
なんとなく持っておけると良いです。

 

「先生、いつも同じこと言っているな。。。」

 

「あれ、先生、昨日と違うこと言っているな。。。」

 

この瞬間にあなたは何を感じ取るか。

教える側は何を伝えたいのか。

 

僕自身もしっかりと考えてこれからのレッスンをしていかないといけないなと改めて思います。

 

 

さて、なんでこんなことを書いているかというと、僕はYouTubeで「尺八ワンポイント講座」という動画を公開しています。

この動画は独学者の方への支援として出しています。
あとは、僕にすでに習っている生徒さんたちの復習、確認のため。

また、それが、すでに尺八を習っている、吹いている方の、再確認とか、新しい視点とか、エッセンス、ヒントになったらいいなとも思っています。

で、もうすでに習っている方には、ぜひとも気に留めておいて欲しいことなので、こんなことを書いています。

 

いつも教えてくれている先生の言葉を大事にしてください。

 

一方通行で与えられる情報には限度があります。
近くで、そばで、双方向で、あなたにだけに向けられるあなたの先生の言葉はとても大切です。

これらは講習会なんかにもあてはまるかな、ワンポイントで得られたヒントやアドバイス、なにかで、ハッとしたり、気がついたりするのは、それまでの時間があってこそです。

そして、そうなると、あなたの先生があなたに伝えている言葉がまた違った聴こえ方がしてきます。
理解が変わってきます。

 

くれぐれも忘れないでくださいね。

いつも教えてくれる先生の言葉、すごく大事です。
伝えたいこと、めざすこと、受け取ってほしいことがあります。

なかには、上手く説明できない先生もいるかもしれません。
でも、それでも、そばで様子をみながらレッスンしてくれる先生を大切にして下さいね。

 

ではごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

とはいいながらも、世の中には残念なレッスンも存在します。
本当に残念です。

僕にとっては残念でも、別の人にとっては最高かもしれません。
僕のレッスンは誰かにとって、残念かもしれません。

つまり、みんな、目的が違う、満足することが違うわけです。

・上手くなる方法を積極的に教えてくれる。
・一緒に合奏すると気持ちが上がる。
・上手くならない自分のやりたいやり方を黙ってみてくれる。
・おしゃべりに付き合ってくれる。
・稽古場のそばにスーパーがあって帰りに買い物ができる。
・レッスンに行くとケーキとジュースがもらえる。
・先生がかっこよくて、かわいくて、会うだけでうれしい。

とかね。

僕は、上手になってもらいたいなと思っています。
効率的に、楽に、楽しく、思い通りに、吹けるようになってもらいたいなと思っています。

要望に応えるだけになる必要もないと思いますが、すこし柔軟で、広い受け皿で考えることは大事です。
生徒さんが増えたらいいなとおもっている先生は、いろいろと考えてみるといいかもしれませんね。

 

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