「1拍パク、2拍パク、3拍パク」練習の応用編その2「二音3拍パク」

ショートトーンによる音出し練習。

「1拍パク、2拍パク、3拍パク」練習の話をしております。

「1拍パク、2拍パク、3拍パク」練習の応用編その1「二音2拍パク」

前回は「二音2拍パク」練習を紹介しました。

カレー2拍パク、ケーキ2拍パク、なんじゃそりゃ、と思われた方は、お時間のあるときに

 

さてさて、

 

息継ぎをするからといって、息継ぎ前の音が短くなってしまってはいけない!

 

もちろん、こういった指摘もあるかも知れません。

もっともらしいです。

 

でもそんなこと考えなくていいです。

そんな指摘、注意は的外れのことが多いです。

そんなことを気にしたせいで、そんなことをいわれすぎたせいで、リズムがとれなくなっていたり、自然な動作で、余裕のある状態で吹けなくなってしまうほうが問題です。

 

休みのところまで一息で”吹かなければならない!”

ブレスの記号があるところ以外では”息を吸ってはいけない!”

 

これも、もっともらしいです。

だから、ついつい、出来もしないのに、無理にやってしまうことが多いです。

そして、出来ないから、出来るようになろうと、頑張ってしまいます。

 

でも、やらない方がいいです。
無理しちゃダメです。

 

そんなことを言われても信じられないですよね。

 

それが出来るようになることが、上達のようにも思えます。
取り組まなければ、上達を諦めている、ようにすら感じるかも知れません。

でも、決してそんなことないんです。

こういった言葉も、自分の動作を難しくしすぎる縛り、呪い、のようなモノです。

 

息が足りなくなれば、吸いましょう。

余裕を持って尺八を吹いて欲しいです。

 

 

「二個目の音も四分音符(一拍分)しっかり吹かないとダメだ!」なんて考える必要もないですし、もし、そのように注意してくる人がいても気にしなくていいです。

 

それよりも優先することがあります。

もちろん、熟練度、習熟段階によって違いますが、ほとんどの場合、第三者から要求されるのは、自分の吹奏力とかけ離れた要求がされることが多いです。

 

なので、自分の実力、自分の出来ること、を把握しておくことはとても大事です。

・出来ることをしっかりやる。

・出来ることをもっと出来るようにする。

これが基本スタンスです。

 

ギリギリ成立しているモノよりも、余裕をもって成立しているモノのほうが、安心です。

美しいです。

身についているモノ、手に入っている技術というのは、ギリギリ成立しているものではなく、余裕をもって成立できるモノだからです。

 

ギリギリ成立させる努力をするのではなく、

今できていることを余裕を持って成立させる努力をすることの方が圧倒的に自信と実力につながります。

 

さて、今日は「二音3拍」の練習を紹介します。

 

二音3拍パクはどうなるかというと。

3拍の中で一息で二音を吹くのを連続で行います。

例えば、チレー(チが2拍、レが1拍)

 

チーレといった、チが2拍、レが1拍

 

 

少し変則的になりますが、

チが1拍半、レが1拍半のチーレーなども出来ます。

 

 

これらの練習が何につながるか、これを簡単に言ってしまえば、

 

二音3拍パクの練習は、3拍子系の練習になります。

 

3拍子が苦手な方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

 

その原因として考えられるのが、

普段の音出しそのものが、4拍子系でしか行っていないこと、かもしれません。

 

普段やっていないこと、ウオーミングアップでやっていないこと、だったら急にはできません。

 

3拍子が苦手で当然です。

体に染みついているのは、もう一拍分ある4拍子系のブレスの仕方なのですから。

 

急に3拍子の楽譜をみて、3拍子系に対応する息継ぎ、ブレスを伴って発音することができたら、たいしたものです。

 

こんな風に考えて見たら、音出し、ロングトーン、ただただ長く伸ばすことをやっていた時間がもったいなく感じませんか?

 

練習することはとても大事です。

近道はありません。

 

でも、効率良く練習する方法はあります。

 

同じ時間をかけて30分練習するなら、効率の良い内容で練習をした方が圧倒的にいいですよね。

 

次回は、「三音2拍パク、三音3拍パク」を紹介します。

まあ、改めて紹介しなくとも、ここまで読んでいたら、ある程度の想像がつくので自主的にできると思いますが、紹介します!

 

 

 

ではごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真

基礎練習は飽きてしまうし、つまらないモノかも知れません。

でも、練習の仕方はどれだけでも工夫できます。

その中で、出来なかったことが、ハッと出来る瞬間に出会えます。
その瞬間に、出来ることに変わります。

出来ないことを出来ないまま繰り返していては出来ないまま。

出来るために工夫することが大事。
変化、違うことをする、やっていなかったことを試す。

同じことを繰り返す練習は、出来ることをもっと出来るようにする練習です。
このときには、出来る結果を確実にだすことが大事です。

同じことを繰り返す練習では、出来ないことは出来るようになりません。
だって、出来ない、という結果がすでにでていますよね。

・出来ることを、確実に出来るようにする。もっと出来るようにする。
・今までやったことのない練習をする、アイディア、ヒントを試す。知識を手に入れる。

整理して考えましょう。

 

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