今日のブログは、昨日の記事とつながっています。
お時間のあるときにお読みください。
僕が生徒さんのレッスンをするときも、いろいろな段階がありました。
先生に教えてもらったいろいろなアドバイスを「そのまま」伝える時期。
そのまま伝えて、そこそこの成果は出る。
何らかの意識付けが変わるからです。
でも、それがそこそこの成果なんですね。
やっぱり、実際にしてもらいたい動作にはなっていない、ことが原因ですね。
本人の理解の中にある動作の範囲でしかおこっていない。
言ってしまえば、それっぽいけど、目指す動作の入り口に立った感じもしないわけです。
じゃあ、僕と同じようにいつかわかるときが来ると思って、そのままでいいのか。。。
いや、それじゃ面白くないでしょ。と思うわけです。
自分の実感を踏まえて、砕いて、わかりやすく、共感しやすくなるように伝え方を考える段階。
先生に教えてもらった、息を使う、クレッシェンドする、音を充実させる。
当然、その他にも、いろいろな感覚を言葉で分けてもらいました。
これらの言葉はとても価値があります。
これで僕は出来るようになったんで。
また一方で、
同じ説明をするだけでは、同じように出来ない人もいるんです。
なので、僕は僕の実感を乗せて、さらにわかりやすく、動作の伝達・共感をしやすい言葉をいつも悩みながら考えています。
でもやっぱりそれは、全く別のモノでは無くて、つながっています。
打撃の「ぽん」、シャンパンの「ぽん」と、僕が今、言語化しているものも、先生の言葉につながっています。
このエピソードとはちがいますが「発音と持続に分ける」といった2022年くじら式トレンドとかいっているものですら、先生の言葉を言い換えているモノだと気づきました。
じゃあ、先生の言葉そのままでいいじゃないか。
と、思うかも知れません。
でもね、それじゃ、全然違うんです。
僕と同じように出来る人もいれば、出来ない人もいる。
出来るようになる気配がある、全くない。
伝わる人もいれば、伝わらない人もいる。
じゃあ、出来ない人、そして、出来そうな人にも、その人に会ったヒントを考える。
僕の役目は、もっとこれを自分の実感として自分の言葉で説明出来るようになることです。
噛み砕いたり、分解すること、解像度を上げて登りやすい階段をつくることだと思っています。
いろいろな説明のバリエーションを増やす、通り道を増やす、登りやすい階段を増やす。
その中で伝わりやすいモノ、その人に会うモノをチョイスします。
もっとわかりやすく考えること、伝える技術、共感出来るようにすることが僕の役目だと思っています。
師範の方々が参加する講習会に僕も受講者として参加したときに、こんな経験をしました。
講習会の講師の方が説明される内容を実践するには、参加している師範の方々でもちょっと難しかったわけです。
その前の段階の準備ができていない状態なんですね。
頭ではわかっても、実際の音にならない。
休憩時間に、僕に「これって??」と聴いてきてくださる方がいました。
なので、その技術をするために必要な要素を分解して、階段を作りました。
すると、講師の方が説明されていた技術が扱えるようになりました。
なぜ出来ないか、を練習不足のせいにするのは、簡単です。
でも、しんどい、つらい、が増えるだけだと思います。
なぜ出来ないかを、分解して考えることで、出来る人がふえる。
やった!っていう達成感を、楽しいという喜びを体験が増やしたいなって思うんですよね。
たとえ、出来なくても深刻にならないでください。
深刻になればなるほど、違う方法をしています。
驚くくらい、簡単で、楽に、思いもしない方法で、いい音が出ます。
自分がやりたい、正しい、と思っている方法と違うからという理由で、楽に、簡単に、いい音で吹けた感覚を否定しない方がいいですよ。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
先日のレッスンでも、なかなか伝わらないポイントがあって、いろいろな練習をしてもらっていました。
でも、発音と音の持続に分ける考え方を実践してもらう中で、あんなに苦労したポイントが一気に解決しました。
「演奏しやすくなりました」という生徒さんの言葉がめちゃくちゃうれしかったです。
発音と音の持続に分ける、という考え方は、これまで伝えるのに苦労していたことをわかりやすく伝えることにも役立っていました。
確かに、つながっている。
最初からわかっていたわけではないのですが、自分でも意外な発見のように、いろいろあったもやもや、難易度の高いポイントを解決してくれます。
急に出来るようになるってまさにこういうことなんです。
【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。
尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。
尺八ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
オンライン、動画添削などもしておりますので、詳しくはレッスンのページを。
基礎作り、上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!
☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。
尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108
☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic