今日はYouTubeの動画を出そうかと思ったのですが、編集していても、いまいちよい動画にならなかったので止めました。
動画で話したいことや、ブログに書きたいことは山ほどあるのですが、伝えることが改めて難しいなと思っております。
理解は受け手に委ねられるので、発信することにも限度があるなとおもいながらも、それでも努力したいと思っています。
先日公開した、七孔、六孔の動画ですが、珍しくコメント欄が賑やかで。
とはいえ、後半の1の補助孔の動画なんて、再生数低すぎますね。
いや、いつもどうりか?
一の補助孔、つまり七孔そのものに必要ない、と判断しているのがいまの業界なんだなと、思います。
七孔にたいして、また補助孔があることに関しても、極わずかのコメントですが、ある程度の固定観念があるんだなということもわかりました。
七孔の尺八を吹くことに、理由なんて必要ないと思います。
なにか、いいわけみたいな理由がないと、七孔を吹いてはいけないような感じがあるんだなと感じました。
五孔と、七孔を使い分ける必要も無いと思います。
僕は、古典だから、五孔で、という理由も正直わかりません。
本曲でも、まあそれがそうなら、というのもわかりますが、本曲も場面によって、補助孔、メリの指使いを使い分けて演奏します。
当然、本曲は特に、流派のスタイルに寄るものなので、僕の流派が七孔だからなのですがね。
五孔で出来る演奏は当然するし、そのうえで五孔で出来ない演奏をするってのが狙うところなのです。
七孔で演奏するってそういうことだと思っています。
それなりに尺八を吹いている歴があるのに、七孔をつかっていることにおいて、メリを出すのに「楽だから」「簡単だから」に留まっているものとてももったいないと思います。
七孔は五孔の表現も当然できます。
七孔で演奏するときに、常に補助孔をつかっている、メリカリを一切しない、と思い込んでいる、決めつけている方には、多分わからないのだと思います。
七孔でふいていると、たまにこう言われます。
「メリの指使いで出来るのに、なんでわざわざ、補助孔を使うの?」と。
もしかすると、こんな風にも思っているのかも知れません。
「補助孔があるのに、なんでわざわざ、メリの指使いをするの?」と
僕からしたら、「え!同じだと思っているの??」って感覚なんです。
いってしまえば、こんな質問しちゃう人ほど、自分が実現したい演奏、音楽、表現、音色にこだわっていないんじゃないかと思ってしまいます。
僕はそこに全く違うモノがある、と考えているのです。
五孔では表現しきれないこだわりがあるから、七孔を使います。
なので、僕が七孔を使う理由は、もっと表現したいことがあるから、です。
ま、そんな風にごちゃごちゃいっている僕自身もなんかしら理由がないと七孔を使えないと思っている一人なのかもしれません。
でも、これだけは言っておきたいことがあります。
七孔を使うのが邪道とか、楽をしているとか、そんな風に自分から思ったり、言う必要なんか全くないです。
下手だから、出来ないから、七孔をつかっている、とかも言う必要ないです。
初心者から、七孔を使うことは全く問題ではありません。
そういう楽器があるのならば、練習して、技術を身につけて、使いこなしていきましょう。
これまでとこれから。
今を見ると、これまでの出してきた結果が見えます。
これまでの価値感が出してきた結果が今です。
これからを考えるとしたら、もっと自由に、違う道筋も、違う価値感も、含めて可能性をさぐっていくことが必要だと思っています。
ちなみに、新潟市ジュニア邦楽合奏教室の尺八は、スタートは、なる八くんの五孔一尺六寸管で、2年目からは、七孔の一尺六寸管で練習します。
小学3年生くらいだと1の補助孔が押さえられないことがあるので、六孔にすることもあります。
七孔をつかっているという時点で、いぶかしげな顔をする方もいます。
「あそこはダメだ、五孔じゃないから」なーんて声もあったりしますが、なにがダメなんでしょうね?
子ども達は上手に成長していますよ。
今に、これからに、尺八を吹く子ども達をどうやって増やして行くか、学んでいってもらうか、ということを考えて取り組んできました。
これまでを当てはめるだけでは、得られるモノもなく、意味がないと僕は感じています。
だからこそ、これはこれで、これまでのやり方では出せなかった、一つの結果だと僕は思っています。
ではごきげんよう。
※今日のごはん写真
こう言う話も、理解にゆだねられますから、伝わらない人には伝わらないんだろうな、と思います。
興味が無い、しりたくもない、しろうともおもわない。
だから、尺八そのものが一般の人にとってはそんな風に(興味が無い、しりたくもない、しろうともおもわない)おもわれていることにも気がつかないんだろうな。
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