尺八は、趣味として物凄い多様性を含んでいる、または融合できる、懐の深い楽器だとおもうんですよね。
わざわざ、狭いところに閉じ込めておく必要なんかないんです。
そんなところで、今日は「様々な楽しみ方と融合した尺八教室」をテーマに書いて行きたいと思います。
初めはお手柔らかに、ありきたりなところから。
演奏することだけとりあげても、演奏の内容はジャンルが多岐にわたります。
古いモノも、新しいモノも、なんでもかんでも。
自分が好きなモノを演奏できる楽器です。
「本曲しか吹かない尺八教室」いいじゃないですか。
おなじように、
「歌謡曲しか吹かない尺八教室」いいじゃないですか。
ただただ、音を出して、その気になる、ってのが気持ちいってのもありますね。
僕は、きれいな音を出すことが気持ちよいなーって思います。
人によっては、地なし管でゆっくりと音を出すのが気持ちよいなーって思う方もいます。
「アンビエント系のバッキングに合わせてぼーっと尺八を吹く教室」いいじゃないですか。
なんとなく、知っているメロディが吹けてうれしいとか。
なんとなく音を並べているうちに、自分の作ったメロディができあがっていくとか。
「そんな難しいことをしないでなんとなく音楽が出来る尺八教室」いいじゃないですか。
けっして難しいことをしなくても、楽しめるんですよね。
尺八って。
気軽に。
地なし管という話がでましたから、尺八そのものの種類をあれこれ楽しむ人もいるでしょう。
現代管、古管、などこだわりのこれが大好きな人もいるだろうし、
全く興味がない人だっています。
軽くあげたこのあたりの話題もさらに派生していきます。
演奏している曲から、伝統、歴史、時代背景に興味が及ぶ人もいるでしょう。
虚無僧のことや、流派のこと、曲の成り立ちなどに興味がわく人もいるでしょう。
他のジャンルの伝統芸能との繋がりや関連、豆知識やトリビアのような話が大好きな人もいます。
「歴史や時代背景なども学べる尺八教室」いいじゃないですか。
尺八そのもの、楽器を自分で改造する、作る、という人だっているでしょう。
つまり、DIYですよね。
自分に合わせてカスタマイズすることが得意な人もいます。
いじっている内に、壊すこともあったかもしれませんが、そのうち、わかるようになって、自分で調整するのが得意になる人だっています。
それが進んで行けば、一から尺八を作ろうとする人も出てきます。
手先が器用で、工作が好き、なんて人にとっても尺八は楽しい趣味になると思います。
「作ることをセットにした尺八教室」いいじゃないですか。
最近だと、3Dプリンタで出力するということもできます。
3Dデータをいじる、設計が出来る人だとしたら、そっち側から尺八の出力に興味を持ち、尺八を吹くことに興味を持つ人も出てくるかも知れません。
「3Dプリンタで尺八をつくる教室」いいじゃないですか。
僕は、そういったことが全然だめなので、水道管で作るくらいがせいぜいです。
歌口の部分は僕が削っておいて、指穴の位置や、穴あけの作業を一緒にしたりすると、子どもはその楽器に興味をもって取り組んでくれます。
ちゃんとしたものじゃなくてもいいんですよ。
簡易的な入り口のような道具をつくるだけでもいい。
これが、アウトドアだったらどうでしょう。
キャンプや山あそびなどのときに、乾燥した竹を簡単に工作して、尺八のような単純な縦笛をつくることだって出来ます。
それがきっかけかも知れません。
「アウトドアやキャンプのアクティビティとセットになった尺八体験会」とってもいいんじゃないでしょうか?
どこかで、尺八の音楽を聴くことが始まりかも知れません。
ゲーム音楽やポップスに使われていることなど。
きっかけは、いわゆる上手な演奏だけじゃないかも知れません。
ぼーっとなっているだけの、単純な一音をどこかで聴いて。
キャンプのときにつくった、手作りの竹笛を吹いた誰かの音を聴いたことがきっかけになることだってあるかもしれない。
あと、もうシンプルにいきましょう。
「先生がイケメンの尺八教室」いいじゃないですか。
そういったことが看板になったっていいと僕はおもいますよ。
尺八を作るとか、工作するってのは僕できないんです。
3Dプリンタってのもデータもいじれないし、やったことないので出来ないんです。
やれそうなのが、先生がイケメンの尺八教、、ごめんなさい。無理です。これが一番。
だから、僕に出来る尺八教室をしています。
なぜ、みんな同じような尺八教室を目指すのか。
いろんな多様性をもった人が尺八を吹いているからこそ、可能性は広がって行くんじゃないかと思います。
もっと個性を持った、もっと際だった、自分にしか出来ない要素こそが尺八を思いもしないところに広げていきましょ。
こんな風に、いろいろな価値感や、いろいろな要素を広げて尺八の趣味、楽しみ方を広げていると、
「そんなもの、尺八じゃない!」という声が出てくることが予想できます。
でも、それは、
「そんなもの、”私が好きな”尺八じゃない!」
だけなんですよね。
みんな、同じ尺八の上に、尺八の懐の中にいるんですよ。
何が言いたいかよくわからなくなっている感じになっていますが、、、
細分化することで、自分の得意な分野、好きな分野が尺八の中にあります。
いろいろな接点、趣味としての楽しみ、モチベーションにつながるモノ。
その接点を有効に活用すると、これまどとはちょっと違った、広がり方、底辺の拡大につながるのかもしれないです。
って話でした。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
今日の写真も、ブログの更新をしばらくしていなかったのを心配して(そう僕が決めつけているw)生徒さんがくれたごはんの写真です。
おしゃれ。
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