月泉組の泉月メタル尺八1尺6寸管がリリースされましたね。

異素材の尺八が話題になっています。

竹ではない尺八です。

 

尺八は竹でなければいけない、という人にしてみれば、けしからんことかもしれません。

 

僕は、そうではないので、とても楽しみであり、ワクワクしています。

 

竹でなければいけない理由。

確かに人それぞれにあると思います。
だから、それを否定する気はさらさらありません。

 

一方で、竹であるから起きる不都合も存在するわけです。

それを、

・竹だから仕方ない。
・そういうモノだ。
・それが尺八だ。

といって我慢したりする必要も無いかなと思います。

 

尺八とはなにか、、ということにも辿り着くかもしれません。

 

これは、僕なりの考えですが、その形状にあると思っています。

縦笛のエアリード楽器は、いろいろあります。

 

そんななかでも尺八が持っている大きな特徴は「外側にカットされた歌口」です。

舌面の形ですね。
この特徴が尺八の特徴的な奏法を可能にしています。

 

外側にカットされたことによって、音が出しにくくなってしまいました。
出しにくい、といっても、正しい知識をもって、音の出るやり方でアプローチすれば簡単です。

尺八は、楽器から唇が大胆に動いても音がでます。
もちろん、初めからは出来ませんが「音の出るバランス」を守っていれば、自由自在に扱えます。

わかりやすい動作いえば、メリ、カリです。

メリカリのような動作をともなって演奏出来るということです。

自由な音量の変化も楽にできます。

 

まあ、この話だけでも1週間くらいブログが書けそうなので、ここまでにしておきます。

 

僕にとっては、尺八は竹である必要は特にないんです。

あの構造から出る音であれば。

 

例え、自分のイメージの中にある尺八の音。以外が出たとしても。

 

尺八は、そんな音が出るのか!

そんな音も出せるのか!

 

と思うだけで、

 

あんなモノは尺八じゃない。

尺八の音じゃない。

○○みたいだ。(まるまるにはお好きな音の出るモノを当てはめて下さい。)

 

といった、世界を閉ざす思考はしません。

尺八の可能性とか、未来とか、広がりを感じます。

 

もっとできることがある!って思えるんです。

 

僕は、何度か尺八を辞めようと思ったことがあります。

 

辞めようと思う原因は、だいたい、自分が世界を閉ざしたことが原因です。

限界を設定した、限界を勝手に感じたとき、辞めようかなって思っていました。

 

そんなときに僕の気持ちを引き戻したのは、可能性や広がりです。

僕が閉ざした世界を広げてくれたモノです。

 

だから、世界が広がる変化はとっても面白く感じます。

 

だからこそ、

世界を閉ざすようなことは、マジで嫌いです。

 

ああ、この話もこの話で、1週間くらいいや、1ヶ月はブログが書けそうなのでここまでにします。

 

さて、本題。

月泉組の泉月メタル尺八1尺6寸管。

 

月泉組というのは、中国の若手の尺八研究団体です。
いや、もうそれだけですごいなと思ってしまいます。

そして、そのグループが設計開発したのが「泉月メタル尺八」なわけです。

 

ちょうど一年前くらいまえに、八寸管がリリースされて、ぼくもブログでも、動画でもとりあげました。

もしよかったらそちらも見てください。

中国からやってきた!「泉月メタル尺八」の感想

注目されるのは、驚きの低価格なんですね。

じゃあ、安かろう、悪かろう、ていうと、泉月メタル尺八は、そうではない。

 

結構そこら辺にある、竹の尺八を蹴散らします。

高機能です。

 

金額において、充分以上の性能です。

いや、異常、といってもいいくらいのモノです。

 

もちろん、もうすでに竹製の立派な楽器をお持ちの方が、これを購入する意味は無いかと思います。

そんなひとが「なんだ、たいしたことないな」とか言うのは、もう狂ってます。

 

また、「ここがたりない、あそこがよくない」の要望を求めすぎるのも違うと思います。
単純なわがままでしょう。

 

比べるモノが違います。

比較対象が違うし、それらの目的が違う。

 

さて、YouTubeの尺八ワンポイント講座でもレビューをしておりますので、宜しければこちらもごらんください。

・まだ、6寸管をもっていない。

・見た目がメタルなことが気にならない。

・メタルの尺八でレッスンに行っても先生が怒らない。

という人にはオススメしますよ。

 

次回も、この話題に続いて、尺八という楽器の金額、性能について書いて行きたいと思います。

 

 

 

ではごきげんよう。

 

※今日のごはん写真

値段に見合った高機能。
値段を遙かに超える高機能。

このように表現しますが、当然そのさらに上の性能を持った尺八も存在します。
基準が変われば、求める性能、もとめる高性能が変化してゆくと言うことです。

値段だけを見て、ぼったくりだとか、高すぎるとか、○○円だったら買う、とかそういうのはもうアホかと。

その価格にちゃんと、その性能、機能が伴っていれば、そんなこともわからない自分の能力の低さを言いふらしているだけです。

必要ないなら、必要ないだけで、腐す必要なんか1つもないんです。

とはいえ、値段に見合わない機能の尺八だって存在します。

その違いを感じること、じゃあ何に値段がついているかを正しく理解すること、が重要です。

そして、自分はどんなモノに価値を感じているかを理解することが大事です。

僕は、吹きやすく、表現しやすく、自分の音楽を実現させてくれる楽器、そんな性能を持った楽器に価値を感じています。

人によって大きく違うと思います。
習熟度によって大きく違うと思います。

泉月メタルは、はじめる人、これからやってみたい人にとって、最適な楽器の1つであると僕はおもいます。

 

 

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