尺八を吹くときの動作を感じ取って欲しい時には、
ろうそくの火を消す息、小さなゴミを飛ばす息、を使ってみましょう。
と、取り憑かれたかのように最近はその話ばかりしております。
その中で気がついたことがあるんですね。
それは、先週の記事にも書いたことが少し関わってきます。
「尺八を吹いたことがない人でも、こうしなければいけない」と思ってしまう動作がもうすでに存在している。
という話題。
こちら、詳しくは以前のブログに書いておりますので、興味が湧いたらぜひお読みください。
理由も、根拠もなく、こうしなければいけないという動作が存在しているというのは本当に厄介です。
これは無自覚で無意識ですから。
そんなわけないと思いますよね。
でも、やっぱり、あるんですよ。
そして、二つの方向性に分かれます。
・新しい情報が入ったら、自分の中にあった動作を、新しい情報に書き換える人。
・新しい情報が入っても、自分の中にあった動作を中心に考える人。
ざっくりとですが、この2パターンです。
ここでいっている「自分の中にある動作」というのは、
尺八の音が出るか、出ないかわからないけど、こうしたら出るだろうと、これまでの経験、知識、で作られたものです。
なので、教えられた新しい情報で、上書きする方が圧倒的に動作として正しいです。
効率的です。
でも、人ってそこまで効率的になれないんです。
自分の中にあるものを優先したいし、それを振り解くことがなかなかできないんですね。
わかっているのに不合理ですね。
人には優しくした方がいいのに、冷たくしてしまう。
感謝を伝えたいのに、なかなか口に出せない。
好きだよって伝えたいのに、恥ずかしくて言えない。
そう、素直になれば、簡単なこと。
素直になれば簡単で、どんどんハッピーになっていくのに、不合理にな行動をとってしまうんです。
わかります。わかります。
話を戻します。
さて、「ろうそくの火を消す。」という動作をしてみてください。
と言われたら、みなさんはどんなふうにしますか?
人差し指をろうそくに見立ててください。
人差し指の先に、火がついています。
その火を息で消します。
さあ、みなさん、どんな風にしましたか?
これ、当然ですが、いろいろなことが起こります。
そこにも、尺八を吹くときの自分を客観視するためのヒントがあります。
詳しくは、次回の記事で深掘りします!
今日のテーマは、不合理な行動をとってしまう、非効率な行動をとってしまう。
「自分の中にある動作」といったところですね。
そこに、注目してみたら「そうかもしれないな」くらいの発見があるかもしれません。
自分の中にある動作を超えていきましょう。
では、少し、考えてもらいたいので、
今やった、ろうそくの火を消す動作、本当に火が消えますか?
もっと効率上がりませんか?
もっと、一瞬で、瞬間的に、火を消すことはできませんか?
すぐにも消さないと、全身火だるまになっちゃう、と思ったら今やっている動作の非効率さに気がつくかもしれません。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
ウォーミングアップの音出し、みなさんやりますよね。
そのときには効率良くやっているのに、曲を演奏しようとすると余計なことをたくさんやり出してしまいます。
ウォーミングアップが関係のない動きとして独立してしまって、曲に生かすための基礎トレ、動作の確認として取り組んでいないとそうなってしまいます。
ウォーミングアップや基礎トレには、どんな意味が、どんな目的をもって取り組んでいるか、明確に洗い出してみましょう。
なんとなくやらない。惰性でやらない。ってことですね。
また、機会があるときに生徒さんにやってもらっていることを紹介します。
とりあえず、今回は、ろうそくの火を消す。人差し指をろうそくに見立てて、やってみてください。
【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
ブログのトップ画像で使用させていただきます。
尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。
尺八ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!
☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。
尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108
☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamus