違う価値観を否定し出すともう生き残っていけません。
新しい価値感は否定されるのですが、なんとなく違う価値観なのに、否定されないモノがありますよね。
伝統、
日本文化、
歴史、
芸術、
まあ、このあたりかな。
でも、これらにこだわるだけでは、生き残るのは難しいです。
じゃあ、それらは、必要のないものか、というと、そうではありません。
それらも、要素の一つにすぎない。ということです。
それらが、たまらなく好きな人もいる。
また一方で、全然興味のない人もいる。
という事実ですね。
じゃあ、たまらなく好きな人だけ相手にしていればいい、じゃないか。
という意見もあるかと思います。
その声が大きくなればなるほど、違和感を感じなくなるほど、ヤバくなると僕はおもっています。
何が言いたいかというと、それ以外も必要、ということなんです。
さて、今日はなんだか、鯨岡さんも疲れているのかな、みたいなブログタイトルですが、そこに今日の結論があります。
「心の豊さを求める時代」である、ってことなんです。
新しいモノを買う、作る、開発する。
いい車を買う、いい腕時計を買う、とか、そういった物欲を満たしていく時代はもうとっくに終わって、ちょっと違ってきます。
それでは、限度があるし、みんな同じになっていきます。
で、そんなことを、ぼんやりと感じている人は、自分の心を豊かにする、ということで自分の楽しみを見つけて育てていくことに喜びを感じています。
「え?それが一体何の役に立つの?」
「それで、何を目指しているの?」
「無駄な手間をかけなくても、○○円出せば簡単に買えるよ。」
なんて、言われた経験無いですかね。
そういう風に言われちゃうもの全般が、自分の心を豊かにするものです。
価値基準が違うんですね。
比べるモノが違うんです。
伝統、日本文化、歴史、芸術、なんとなくいってしまえば、このあたりって、同じようなグループなんです。
同じようなグループだから、尺八はそれであるべきだ、と思われやすいし、否定もされにくい。
伝統、日本文化、ということでいえば、尺八に限らなくてもいいんです。
伝統、日本文化で、心の豊かさ、喜びを感じたい人は、能、歌舞伎、茶道や華道、日本舞踊、柔道、剣道などなどなど他にもたくさん別のモノでもいいわけです。
伝統、日本文化といった面で尺八を推すには、尺八以外の伝統、日本文化を持つモノ(例えば、尺八以外の和楽器、
能、歌舞伎、茶道、盆栽、柔道なども)との差別化が必要なんですね。
競合するモノが本当は何かを考える必要があります。
伝統、日本文化、を軸に尺八を考える人達の競合は、現代的な尺八を軸に活動する人達では無いんです。
ここを見誤っている人が多い。
現代的尺八を否定して、伝統的、古典的尺八を語っても、母数は増えないです。
尺八ってなんだか、面倒くさい、といった印象しか与えません。
コミュニティのマイナスプロモーションにしかなっていません。
伝統的、古典的尺八の魅力、自分が好きだと思うこと、をただ語ればいいだけなんです。
そうすると、伝統、日本文化、に興味がある人が「心を豊かにする趣味」の選択肢に入ります。
芸術的側面でも、舞台芸能的側面でも、趣味として、音楽として、エンタメとして、休日の過ごし方としても、競合する相手を間違えてはいけないんです。
競合相手は、それぞれの側面を持つ尺八ではありません。
それぞれの側面をもつ、他の存在、異なるモノなんです。
この話は、尺八に限定せずとも、和楽器とか邦楽とか、少し広くしていただいてもいいかと思います。
2割は、何をしても、どうやっても、尺八に興味を持ってくれません。
2割は、何をしても、どうやっても、尺八を好きでいてくれて、応援してくれます。
6割は、尺八業界次第です。
尺八がどういう姿勢をとるかで反応が変わります。
6割の中にも、それぞれ違う様々な可能性が考えられます。
6割に対して、それぞれが感じる心の豊かさを感じるものを手分けして提供する。
総力戦なんです。
どんな姿勢とるか、そのまえに、尺八業界が、それぞれ違う様々な可能性の存在を応援し合わないといけないですね。
母数が大きくなることって本当に大事なので。
母数が少ないときに、戦う相手、勝負する相手をまちがえちゃいけませんよ。
楽器として尺八を学ぶなら、その他の楽器と。
音楽として尺八を選ぶなら、その他の音楽と。
趣味として尺八を選ぶなら、その他の趣味と。
休日の過ごし方として尺八を選ぶなら、その他の休日の過ごし方と。
比べる相手を間違えたり、限定して考えるから、見えてこない。
業界に対する不満は業界の中からうまれない。
業界のサービス向上は業界の中からはうまれない。
6割が抱える問題や悩み、障害、印象の中に問題解決のヒント、未来への可能性が隠れています。
どこを見るか、どこの声を聴くか。
それぞれの「好み」を知る。
それぞれの「好き」を知る。
いろいろな「好き」が溢れている状態を、いいね、いいね、それもいいね。と思う。
わざわざ、自分の「嫌い・苦手」を宣言しに行く必要なんてないんです。
魅力を伝えるって、競合の足を引っ張ること、悪口を言うことではないんですよ。
魅力を伝えるんですよ。
そんな、当たり前のことすら勘違いしていませんかね。
心を豊かにする時代です。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
攻撃したり、非難したり、否定したりして、心が豊かになったような、満足したような気持ちになる人もいるかも知れませんね。
そうなったら、もう末期ですね。
僕はそうならないように、自分の心を豊かにしていくことを目指します。
魅力を伝える。
伝えるのは、魅力ですよ。
否定しても悪口を言っても、魅力は伝わらない。
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