もうすでにそれなりにいい音で吹ける人もさらに良い結果に変化した理由

もっと上手くなれる。

もっといい吹奏感が手に入る。

 

今よりいい状態がある。

 

そう思っていますよね。

それがとても健全だと思います。

 

でも、気をつけていただきたいことがあります。

 

苦しい

しんどい

つらい

を乗り越えたら、上手くなる、良くなる、変化する、と考えてしまうことです。

 

 

僕はそれはちょっと違うかなと思うんですね。

もしかしたらその時間が必要かも知れませんが、それが絶対に必要とはおもわないのです。

 

今よりいい状態だったり、今より吹奏感には「苦しい、しんどい、つらい」が無いはずだと思いますよね。

 

そう、ないのです。

 

いまある「くるしい、しんどい、つらい」は、ありません。

 

無くなるのではないのです。

最初から無い。と思って欲しいんです。

というのも、続けて頑張っている内に「くるしい、しんどい、つらい」に慣れたから、無い、と勘違いして欲しくないからです。

 

考えて欲しいことは、

もし、今現在、「くるしい、しんどい、つらい」を抱えているとしたら、それは動作そのものを見直すことも一つの選択肢です。

 

いまやろうとしていること、考えていること、その方向性が、「くるしい、しんどい、つらい」を生んでいることがあります。

 

 

初心者と上級者の違い。

それは「尺八を吹く」と思ったときに行われる動作の違いです。

 

初心者が実践する「吹く」動作と上級者が実践する「吹く」動作には、明確に違いがあります。

これが大きな違いです。

 

 

あえて、いうならば、動作が切り替わったところがスタート地点。
そこから、その動作の練度を上げていくことになります。

なので、

確かに吹いているんだけど、なんていうか、ちがうんだよなぁ。

といった、ぼんやりとした状態が続いている状態が、中級者です。

 

「尺八を吹く」という動作が、実感と確信を持って「これだ!」という明確な動作に切り替わる。

けれども、確実に「吹く」という一般的動作とは違うのだが、これを別の言葉に置き換えるとすると、、、もやもやとしてハッキリしない。

 

吹くとおもってることがぼんやりとなにかに置き換わっていることはぼんやりと自覚している。

吹く、と思ったら、する動作が経験的にわかっている。

 

そういったモノを、試行錯誤しながら、ぼんやりと固めながら、無意識下のコントロールに納めていくのに時間がかかるのだと思います。
というか、その状態までこれる人も少ないと思います。

言語化もされていない、けど感覚として、実感として違う動作に置き換わっていることがわかる。

行き先も明確にならないから、多くの人が10年、20年かかっていい状態、いい吹奏状態に辿り着いているんだと思います。

 

そこそこ吹ける状態の人が、くじら式2022年のトレンドワード「発音と持続に分ける」「打撃・シャンパン」を取り入れた瞬間にさらに上手くなりました。

ぼんやりと実感しているモノが具体的に明確になった結果だと思います。

 

「吹く」ものだからと思って残っていた数十%の動作の思い込みが、ガラッと置き換わったから。

 

一気に変わって結果として現れる。

「しんどい、くるしい、つらい」は、とっくにクリアして尺八がそこそこ吹ける状態にいても、自由に、声のように、扱うとするには難しい。

 

そんな状態にいる生徒さんのもやが一気に晴れたように見えています。

 

調子のいいときはできる。それが当たり前になった感覚、と話してくれました。

 

まさにその感じです。

 

ぼんやりとした状態ってやっぱりぼんやりなんですよね。

なんかわかっているんだけど、上手く言語化出来ないってのは、上達の妨げになりますね。
自分で言語化するのは大変だと思います。

誰かの言葉を頼りに、それを自分の動作にいかに落とし込むか。

そこから、自分の実感として、自分だけの言語化をめざしてもいいかもしれません。

 

時間が解決する、ぼんやりとわかっている、それがあたりまえとなんとなく受け入れていました。

でも、ちょっと考え方を変えてみましょう。

 

具体的に動作として明確になれば、ガラッと変化して状態が良くなるのです。

 

考え方や、取り組み方を整理してみましょう。

 

尺八は難しくないですよ。

時間がかかるモノではないですよ。

 

僕達はこれまでより、もっと早く上手くなれます。

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

※今日のごはん写真

ぼんやりしていることが整理される。ってすごいことですよ。

これって考えて見たら当たり前のことなんですよ。
今取り組んでいる問題は、霧の中、でも、振り返ってみたらその歩んできた道はハッキリとわかる。

足し算、引き算、かけ算、割り算など、順を追って学んできたモノなどを思えば確かにと思いませんか?

尺八は、その順序、道筋すらもハッキリしていないのではないでしょうか?
自分が歩いてきた道のりすらもハッキリしていないのではないでしょうか?

そりゃ、上手くなりませんよ。

行き先をはっきりと、歩んできた道は明確に地図に書き込まれているように。

 

 

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