練習とは何か?練習の一つの側面を紹介します。勘違いした人が損をする。

効果的な練習のために、復習をしましょう。

できることをもっとできるようにする。

 

これが、一つの練習の基本的な考え方です。

 

つまり、練習の側面の一つとは、復習なんです。

 

うっかりすると、忘れてしまいます。
当たり前のことなのですが、この原則を無視してしまうことがよくあります。

 

その状況が、

できないことをできない方法で何度も繰り返す。

です。

 

これは練習ではありません。

これになっていないか、冷静になってみましょう。

 

 

おそらく、こうなっていることに気がつかない人は多いです。

できないことをできな方法で何度も繰り返している方が、なんだか熱心にやっている感もでてしまうので、正しく練習できていると思い込みやすいのです。

 

だからこそ、練習の内容のハードルを高くして欲しくないのです。

なにか新しいことに、挑戦、チャレンジすることは、また別のお話です。

 

できること確認する。

これはとても立派な練習です。

 

そのスタートとして、レッスンの内容を忘れないようにメモする、録音する、そして、振り返る。

メモや、録音していない人は、しましょう。

 

指示、指摘、アドバイス、覚えていられることなんで絶対にありません。

 

そして、振り返ってください。

音を出す練習をしなくてもいいです。

 

メモを読み返す、確認する。

前回のレッスンの様子を思い出す。

 

これだけでも、点と点であるレッスンに連続性が生まれて、効果が高まります。

こんなことですらです。

 

 

言い換えてしまえば、多くの人は、こんなことですら、できていない。ってことなんです。

 

そんなことしなくても、というのならばそれはうぬぼれです。

そんなことで効果なんて出ない、というのならば、練習のハードルを上げすぎています。

 

ちょっと僕の話をします。

僕は本当に怠け者で、めんどくさがりです。
稀代のめんどくさがりです。

そんな僕がどんな風にしているかを、恥ずかしいのですが、紹介します。

 

それは、

レッスンの録音を聴きながらすべてをもう一度やる。

です。

 

大事なのは、まるまるです。
録音は、飛ばさず、早送りせずに聴きましょう。

同じ時間をかけることがとても大事です。

 

レッスンのときは、ちょっと理解ができなかったことを改めて聴くことで、理解が進みます。

そのときの自分の状態も客観的に観察できます。

 

オススメの練習方法です。

オススメの復習です。

 

できることをもっとできるように。

レッスンでやったことをもっとできるようにする。

 

反復、復習の練習です。

できることをもっとできるようにする。

 

 

これは、中級者、上級者の方でも意味のある練習になります。

少しできるようになった、中級者、上級者の方にこそ、意味がある練習かも知れません。

 

なんとなく、わかったつもりになっていること、に対して真剣に取り組めます。

というか、真剣に取り組みましょう。

 

きっとこうだろう、きっとこれであっているだろう、という自分の解釈を見つめ直す良い機会になります。

 

 

レッスンを受けていない独学の方でも意味があります。

独学とは言え、完全独学のかたは以内と思います。

 

なにかしら参考にしていることがあるはずです。

 

教則本だったり、動画だったり。

それらを、何度も何度も確認してください。

 

できるようになるまで、そしてできるようになっても、です。

 

独学は適切に指摘、アドバイスしてくれる人がいません。

だからこそ、自分での厳しいチェックが必要です。

自分勝手に都合良く解釈していないか、思い込みで大事なキーワード、視点を聞き逃していないか。

 

ここまでしっかり読んでいただけると、

できない理由は「練習不足」という状況ってなかなかに珍しいこと、ほとんど出会うことがない状況だと思えませんか?

 

だって、できることをできるようにする。

できることを反復するのが、練習の一つの側面です。

 

できないことを何度繰り返しても練習ではありません。
なので、できないことができない理由は練習不足が原因ではないのです。

 

 

練習不足で、できない、と思ったときには、冷静になりましょう。

 

くじら式の発想では、「練習不足でできない」のか、「できないことだからできない」のかを分けて考えます。

 

つまり、そもそも、できないことをやろうとしているのではないか、と考えて欲しいのです。

 

やり方、方法をしらない、やってみたこともないのに、やろうとしていないか。

できないことを何度も出来ないやり方で繰り返しているだけになっていないか。

 

なので、やった方が良いことは、できることです。

 

できること、で良いのです。

 

できること、を正しく理解しておきましょう。

 

 

まあもちろん、

好き勝手やって、できなくてもいいから、無駄になっても良いから、

それが好きだから、というのであれば別に良いのですが、

僕のブログの読者には、そんな方はいないだろうと願っております。

 

次回は、練習のもう一つの側面について話します。

できないことをできるようにする、話です。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 


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