一尺六寸がちょうどいいと思っています。現場での経験から。

さて、一尺八寸ではなく、一尺六寸でのスタートも考えてみませんか?

というお話を前回いたしました。

今回は実際どうしているかというお話をいたします。

 

さて、僕が講師をさせていただいております、新潟市ジュニア邦楽合奏教室では、六寸七孔で練習を始めます。
子どもでも持ちやすく、吹きやすいからです。
(それでも、体の大きさは違うので、小学校三年生くらいだとちょっと苦労します。)

また、七孔なので知っている曲をどんどん練習できるので、尺八を吹く、自分で吹く、という習慣が自然とつくようです。

このときの知っている曲ってのがポイントで、決して文部省唱歌ではないのでご注意ください。
大人の常識は今の子どもにとって非常識ですからね。

知っている曲を自分の知っているように吹きたい、という欲求は上達の要素ですね。
甲音がでないから、まあいいか、って思っていたり、でないもんだ、って思っていたりしていることがあっても、
「あれ?音程おかしいぞ、甲音にして高い音を吹かないと変だぞ」という気づきは、指摘されることよりも効果があります。

一尺六寸でなくて、一尺三寸管も小さな子どもの入門編にはちょうど良いと思います。
ジュニア邦楽だけでなく個人的に習いに来ている小学生の生徒さんにも六寸管でスタートしてもらいました。

続けられるかわからない、という心配もされますので、なる八くんでずーっと練習しています。
高価な楽器を心配を抱えながら買う必要はないと思います。

必要になったら買えばいいのです。最初から竹にこだわらなくてもよいと僕は思います。

 

誰でもそうですが、「やりたい!」と思って初めても、いつのまにか、「やらされていること、やりたくないこと」に変ってゆきます。
やりたい、という気持ちが、やらされていることに、変ってしまうのは指導者の責任です。

楽しんでもらうこと、続けてゆくこと、その上で、もっとうまくなったら楽しい!という世界を見せてあげれるようにしたいですね。

僕も努力します。
みなさんの体験談や経験も聴きたいですね。

 

ではごきげんよう。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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