僕のしょぼい成功経験が僕の成長を止めるので僕はそれをやめることにした。

尺八の問題点を解決してくれるのは、

・息を出す動作

・声を出す動作

どちらだろうか、という話題でお話をしています。

始まりの記事はこちらです。

 

 

息を出す動作、声を出す動作。

 

息を出す動作については、コチラの記事

息を出す動作で優先するもの。無意識で行っているもの。

 

声を出す動作については、コチラの記事

声を出す動作で優先する物。無意識で行っているもの。

 

今日は、僕が、アレ?っと気がついた動作の話をします。

 

考えていなかった?間違いないと思っていた?

それまでは、唇が優先して音を出す、息を作ると思っていました。
いや、思ってすらいないかもしれません。

それが、当たり前、それしかない。

と、考えているので、ただただそれを頑張っていました。

 

あるとき、感じたことがあります。

コンクールに挑戦したときです。
とっても調子よく吹けていたのに、本番になってものすごく音の伸びが悪くなりました。

めちゃくちゃ吹きにくくなりました。
そして、そのときに一番に感じた感覚が

 

体の中にまだ息が残っているのに吹けなくなる。

 

これです。

 

 

なんでだろうと。

 

体の中に息がある、残っているのに、息がでない。

吹けない。

 

緊張もあるかもしれないけど、良いときと悪いときの差がありすぎることも感じました。
良いときの再現性が低いわけです。

 

練習で乗り越えられる物なのか?どうなのか?

 

でも、これは大きな問題点だな、と。

自分の出したい音、自分の目指す音はこの先にはきっとないかもしれない。

 

解決しなくてはと考えました。

 

最初はまったくどうしたら良いかわかりませんでした。

 

吹こうと思えば、息はでるはずでしょ?

息が体のなかに残っているのに、なぜ出ない。

吹こうと思っているのに、なぜ?

 

今考えれば、とっても問題点はハッキリしています。
解決策もどうするかもシンプルです。

ただ、当時の僕は、なぜ?どうして?だったんです。

 

もしかすると、そこで始めて、

なぜ?どうして?

と思ったのかもしれません。

 

自分の考えていることを、当たりまえだとおもっていたこと。

このやり方しかないと勝手に限定していたことを、ただただ続けていた状態からはじめて立ち止まったかもしれません。

 

最初に思ったことは、不自然なんだろう。ということです。

自然じゃない。

 

自然ってなんだろう。と考えました。

 

何が、不自然にしているのだろうと考えました。

 

尺八を吹く、ということからは離れてみることも、動作をリセットするために大事だと思いました。

 

つまり、もうすでに、尺八を吹く、という僕の動作は、不自然の上に成り立っている。

 

ということを当たり前のように受け入れすぎていたのです。

僕の成長を阻む物、それは僕の固定観念、思い込み、です。

思い込み、ともいうのも違うかもしれません。

当たり前、とか、それ以外ない、とか、何かもうそんな風にも思うことすらないというか。

僕にとって、尺八を吹く、とは、そのときにやっていた動作が直結していた、わけです。

 

修正する、治す、やり直す、とかそういうものでなくて、間違っていなくて、何かを足す、何かが足りない。という風にしか考えていなかったわけです。

 

なぜ、どうして?と考えたことで、根本的なこと、自然なことはなにか、をよく考える機会になりました。

 

今までの吹き方にこだわることを辞める。

怖いことです。

でも、そこに足を踏み入れることにしました。

 

で、僕が一番最初に思ったことは、

 

唇が息の邪魔をしている。

体の中にある息が出るのを邪魔しているのは唇だ。

 

と考えました。

 

「唇」にたよることばかりで尺八を吹いてきたわけです。
僕のこれまでの問題を解決してくれた「唇」。

甲音にならない、もうちょっと芯のある音にしたい。

それらを、現実にしてくれたのは「唇」だったからです。

 

だから、それをなんとかして、さらになんとかして、もっとなんとかすれば、上手くなると思っていたんです。

 

ここで、ここから先の問題を解決してくれるのは「唇」ではない、と明確にしました。

 

 

脱唇。

 

唇の支配から卒業。

 

 

長くなりそうなので今日はここまでにします。
さらに、どうしていったかをまた後日書いてゆきます。

 

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真
僕は、本当に本当に、壊滅的に下手でした。
今思えば、よく専門家になろうとしたな、と思うくらい下手でした。

でも、尺八が好きでした。
尺八でやりたいことがありました。

上手くなりたい、という気持ちもとっても大事だと思います。
でも、好きであるという気持ちとか、実現したいことがある、という気持ちがもっと大事だなと、いまの僕は思います。

今日の話で、脱唇、とか言っていますが、

当時の僕にとって、脱唇、ということです。

このブログを読んでくださっている、みなさんが、脱唇、という状況ではないかもしれません。
まずは今まで動かしたことのない「唇」と言うものが大事です。
そして、それにだけこだわることが重要ではないということです。

誤解のないように、このシリーズの結論的なことを先に書いておきますが、
結局、出口である「唇」はとても重要。
ただ、唇が支配するのではなく、息の流れがもっと重要。
息の流れを最適にする「唇」。

出口がしっかりできれば、後は自然の動作。
「尺八を吹く」という、あたりまえの出来事が起こるだけなんです。

 

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