さて、鯨岡のレッスンを受けるのは辞めた方が良いですよ。
という、明らかに頭がおかしくなったんじゃないかというマイナスプロモーションなブログを昨日より書いております。
今日のお話も昨日のブログを読んでおくとわかりやすいので、お読みでない方はお時間のあるときにどうぞ。
さて、今日も僕のレッスンを受けない方が良い人もいますよ、って話をしてゆきます。
どんな感じだと、楽しく取り組めるか。
どんな感じだと、クソつまらなくなるか。
が、ぼんやりと伝わるかもしれません。
尺八を吹く、ってのは、出来ちゃう人は出来ちゃうんです。
持ち方をしっかりさせて、当て方もしっかりさせて、ここが決まれば。
で、音が出なかったり、いい音に変化していかなかったら、行動を修正してゆくわけです。
説明をして、最初におこるアクションが、「その人のしたいやり方」なんです。
なので、修正するときは基本的に「やりたいやり方をやらせてくれない」というストレスが発生します。
僕の説明の動きをそのままやろうと思っているか、
僕の説明に自分のアレンジが大きく入っているか、
で、このストレスは、大きな違いになっていくのです。
これは、どんなことにでも通じることだと思いますので、ハッキリと理解しておいた方が良いと思います。
なので、結論からいうと、
「まずは、変なアレンジを入れず、そのまま、そのまま、やる」
「そのまま、やろうとせず、変なアレンジを入れる人は、教えてもらう、習うことに不向き。」
これが、真実だと思います。
まあ、反論もあるかと思いますが、この文章を読んで、反論を思いついた方。
そう、あなた。
習うこと不向きです。
その反論は、織り込み済みなんです。
そのうえで、まずは、そのままやることが大事なんです。
変なアレンジ、自分なりの解釈、自分なりの知識を応用する段階にいるかいないか。
よく考えてみましょう。
出来ちゃう人は出来ちゃうんです。
出来ない人は、自分なりの解釈、知識を応用するから出来ないんですね。
つまりそれは 通用しない物なんです。
この事実を、僕は言葉では言いませんよ。
でも、変なアレンジ、自分なりの解釈、自分なりの知識を応用しちゃう人は、ストレスを感じると思います。
理由は、僕はそのアレンジや解釈、知識を一切褒めないので。
しかも、成果は出ません。
僕は、言葉を受け止めて、素直にやった動作を褒めます。
そのままやる、ってのは、とても素晴らしい能力ですから。
そこに、成果もつけばなおさらです。
成果が出なければ、別のアイディアを提示するだけです。
この別のアイディアを、どう受け取るか。
・じゃあ、次それを試そ!
・自分の動作を否定された。
その後の結果は、明らかです。
すこし、具体的に話します。
初心者の方は、動作やアクションを固めていくイメージです。
固めていく際にはざっくりと二通りあります。
・あ!できた。え!できた。あ、わすれた。
・きっとこんな感じだろう。たぶんこれであっているだろう。できない。
出来るときは、そのまま受け入れて素直に体を動かそうとしているとき。
出来ないときは、きっとこうだろう、とその場のアドバイスより、自分のやりたいことを優先するとき。
ちょっとした自分のアレンジが入ってしまう状態です。
やっている、だけど、うまくいかない、というときは、自分の範囲でやっています。
視点、発想の転換、実感のヒントを素直に受け入れた直後は、びっくりするような結果が出ます。
でもだんだん、自分の予測の範囲、やれる範囲に戻っていきます。
このときに、どれだけ、視点、発想の転換で体感した感覚を思い出せるか、再現しようとするかなのが上達の差になります。
一方で、経験者の方は、動作の限定を解放していくイメージであります。
ということは、経験者の方にとって、感じ方は二通り予想されます。
・自由!楽!なにこれ、すっごい。こんな風に吹けるんだ!
・え、そんなやり方じゃ音出るわけない、そんなやり方、やったことない。できるわけない!!
という感じになります。
もちろん、動作の伝達なので、ある程度、本人の経験に基づいてしまう部分は大きいです。
ところが、自分でアレンジして、自分の思う形でやってしまう様子と
アドバイスを素直に受け入れて、そのまま、やろうとしている様子、ハッキリとちがうんですよね。
僕の伝える力が不足している場合もありますし、これには相性、というものあるかもしれません。
求められる能力は、観察力、注意力、想像力です。
結局、初心者も経験者も
「自分のやり方を繰り返す。」
「自分のやり方を超えた体験を再現する。」
このどちらかなんですね。
普通は、優先するのは、自分のやり方です。
繰り返し行いたくなるのは、それは違うとわかっていても、自分のやり方なんです。
人って不合理ですよね。
できていないからこそ、自分のやり方を超えた体験を再現する方が良い、と思っていても、自分のやり方を優先してしまうんです。
そこで、大事になってくるのは、信頼なんです。
やってみるか、という好奇心なんです。
教える、習う、に上下の関係はないと思っています。
立場がちがうだけで。
でもそこには、信頼関係が必要になります。
言っていることを聴け!という命令的なつもりはありませんが、信じてもらうしかないんです。
信じてもらって、試してもらう、一生懸命に取り組んでもらうしかないんです。
ですが、たまに、ダメな方もいます。
お金払っているんだから、と言われることもあります。
それを言われたら、僕はもうレッスンしたくなくなります。
生徒さんは先生を選べると思います。
選んでください。
僕も生徒さんを選びたいと思う。
尺八を習いたい。
という人よりも、
鯨岡に習いたい。という人に教えたい。
金払っているんだから、私の思うとおりに教えろ、という気配は漂ってくるんです。
レッスンを辞めてもらったっかたはみんなこれが原因です。
ほとんどの指導者のみなさんは、これを我慢するんでしょうね。
本当にすごいなと思います。
僕、出来ないんです。
僕は人付き合いも下手で、コミュニケーション能力も高くないです。
また、生徒さんを増やそうとも思っていないので、別にそれでよくて。
(あ、これ、本当にそうで、負け惜しみでもないです。)
相性の悪い生徒さんとの時間をすごして、お互いしんどくなるより、
相性のよい生徒さんと、一緒に楽しく、上達の手伝いをしたいのです。
僕が僕らしく、過ごす時間を優先したいんです。
いやー、最悪の先生ですね。
なので、僕には習わない方がいいですよ!
習ってくれる生徒さんの力も借りて、レッスンを成立しています。
僕自身の指導力、低いですから。
僕に期待してはいけません。
一緒に取り組もう!
一緒に頑張ろう、と思っていただける方なら大丈夫だと思います。
めっちゃ効果出ると思います。
レッスン代を払っているんだから教えてほしい。
という気持ちだったら、多分無理です。
効果も薄いです。
YouTubeで動画を見ているくらいが丁度良いんです。
動画でも癖の強い黒くじらモードをもう少し出していこうかな。
それでも、おもしろい!と思ってくださる方達に向けて、もう少し閉じた状態のものを作って行ってもいいのかもしれないな。
ではごきげんよう。
※今日のごはん写真
僕に習って下さっているみなさまには、本当に感謝しております。
楽しいと思っていただいたり、しょうがねぇな、とおもっていただいたりと、ご迷惑もおかけしております。
本当にありがとうございます。
今回このブログを書いておもったことです。
僕のレッスンで、細かく丁寧に解説してくれるので、わかりやすい。モチベーションがあがった。という声も聴きます。
説明が一切ないので、どうやって吹いたら良いかわからなくて、ストレスだったという方にとっては、プラスなんでしょう。
一方で、「いつか上手くなりますよ。いつか出来るようになりますよ。」というスタンスも1つの指導方法なのかもしれません。
その環境、細かい説明がまったくない状況が合う人もいる、ということです。
問題解決をしない、指導力のない指導者はダメだな、と思っていましたが、そこまで見越した高度な方針だったとは、僕自身まだまだ勉強不足でした。
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