一尺六寸が最適な長さの尺八なんじゃないか説

まあ、もう表題の通りなんですが。

尺八という楽器は、いろいろな長さがあります。
その長さは、昔の長さの単位、寸、尺で表しています。

一般的な長さの尺八は、一尺八寸の長さの尺八なんです。

なので、尺八と呼ばれている(まあ諸説あり)という名前の由来になるくらい普通は一尺八寸の長さが普通なんです。

 

長さが変ると何が変るかというと、音の高さが変ります。
長くなれば最低音が下がってゆきますし、短くなれば最高音が上がってゆきます。
一寸ごとに半音変化します。

そして、吹きやすい調が変ります。

例えば、
♭が1個だと僕は八寸管で吹きますね。
(あとは、調号なし、♭2個、♭3個)

♯が1個だと僕は六寸管で吹きます。
(あとは、♯2個、調号なし、♭1個)

あとは、最低音、最高音も考慮して決めます。

 

あまり詳しく書いても話が長くなってしまいますので。

 

さて、ブログタイトルの「一尺六寸が最適な長さの尺八」って話です。

尺八を始めるときに、みなさんがまず購入する尺八、それが一尺八寸であることがほとんどです。

古典、古曲を演奏しましょ。ってなると合奏する場合は、一尺八寸の尺八を使うことがおおいです。

なので、なんの疑問もなく、スタートする際にもつ楽器は一尺八寸の長さの尺八でした。
だって、尺八といのは、一尺八寸の長さの楽器のことですからね。

 

それを、尺八は一尺六寸がいい!といっているわけですから、ぱっと聞くと鯨岡さん大丈夫かな??ってなりますね。
では、そんな理由を説明してゆきます。

 

1,鳴らしやすい!

2,持ちやすい!

3,春の海が吹ける!

4、なんかちょうどいい!

 

これですよ。

 

尺八の長さがちょうど良い(個人的感想w)ので、まず、鳴らしやすい。
充実した響きを体感しやすいのです。

小学生くらいでも、持つことができますし、女性でも吹くのが楽です。

 

鳴らしやすい、気持ちよく吹けるって言うのはとても大事です。
尺八の鳴らし方を身につけてから、八寸管を吹き始めてもいいんじゃないでしょうか。

 

そして、尺八が関連する曲で唯一有名な曲(それも今では危ないですが)「春の海」は、一尺六寸の尺八で吹いているんです。

尺八を吹いてみたいと思った動機の曲を吹けない楽器(吹けないことはないけど)で、始めないといけないってなんかモチベーション下がりますよね。

 

もちろん、尺八を吹き始める目的にもよりますので絶対にそうすべき!とは言いませんが、問題を解決する方法としても真剣に考えることかもしれません。

 

なので、一尺六寸がちょうどいいんじゃないか。と真剣に思っています。

 

 

あ、それと、

 

「薫風之音の曲に憧れて、あれが演奏したくて尺八を吹こうと思ったんです。。。。。」

 

なんて素敵でありがたい方は、ぜひ六寸管から始めましょう!

 

 

ではごきげんよう。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
上達のお手伝いさせていただきます。お問合せ、お待ちしてます!

☆Twitterあります!フォローよろしくお願いいたします。

尺八:鯨岡徹のTwitter
https://twitter.com/kujira108

☆YouTubeあります!チャンネル登録お願いいたします。
いさなミュージックチャンネル
https://www.youtube.com/user/isanamusic

TOP