昔からあった伝統芸能なのに、普及していないから、今急に伝統芸能を普及させるっていってもおかしくない?
古くから今までずっと広くにわたって普及しているから「伝統」なのに、普及させなきゃ行けない「伝統」って一体何なんでしょう。
って話が前回のブログです。
伝統芸能を普及させたい場合は、何を普及させるか、ということです。
伝統芸能は、和楽器により成立しているのであれば、まず普及させるのは、和楽器です。
和楽器という楽器そのものを軸として考え、
今の時代、これからの時代にフィットするもので軸となる和楽器そのものに興味や理解、楽しみを知ってもらって、
時代や、歴史、文化、生活様式で、その時代その時代の伝統文化を切り離して
ある時代に、そういった芸能があった、
また別のある時代には、そういった芸能があった、
こんな種類の音楽があった、こんな種類の芸能があった、
と、知ってもらうことが一つの方法だと僕は考えています。
凄く遠回りだと思います、でもそれくらい遠回りに丁寧にやっていかないと行けないくらいに、隔たりと生活様式・文化の違いが立ちはだかっているのです。
漫然と過ごしてきた結果です。
イケメンが登場する歴史ゲームから、キャラクターが好きになる、歴史が好きになる、城に興味を持つ、史実に興味を持つ。
刀剣というマニアックな世界が、イケメンが登場するゲームがきっかけで、刀剣展の来場者が増える。
どうやってそこまでたどりついたのか、何がきっかけかわかりません。。。。あ、イケメンか。
そういったゲームの中にも和楽器が使われています。
が、それだけでは、和楽器への興味にたどり着いている人はそこまでいないでしょう。
ま、それは置いておいて。
伝統芸能を普及する。
普及という言葉と伝統芸能という存在には、隔たりがあり、矛盾を抱えた言葉だと感じています。
一人、二人、極わずかな人でも専門的にたどり着いてくれればそれでいいと思います。
どうやって普及するか、
何を普及するか、
どうしたら、そこにたどり着く人が、一人でも二人でもいるか。
をじっくりと考えることが大事なんじゃないでしょうか。
僕は、尺八という世界一かっけー楽器があるってことを知ってもらいたいと思って吹いています。
それを知ってもらいたいだけ。
いつのまにか、伝統芸能、とかの訳わからない大きなものを背負ってしまっていませんかね?
どうして、その楽器を手に取ったのか。。。。
どうして、その楽器を続けているのか。。。。
その楽器の何が好きなのか、何を知ってもらいたいのか。。。。
いろいろ考えて、いろいろな方法を試して、アプローチしている新しい世代がいます。
もっと認めたり、支えたり、応援したり、しなければいけないと思います。
僕も背中を押してくれる先生方に助けてもらってやってきました。
アドバイスをもらえる先輩方に、力を貸してくれる仲間に助けてもらってきました。
今に対して寛容にならないと、大切にしているものも、好きになってもらえません。
自分のことを好きになってもらいたいなら、相手のことも好きにならないと。
芸のことになると、こだわりが先に立つ人の方が多くなってしまうのですかね。
僕は自分も頑張りたいし、次の世代の応援もしたい!
(まだまだなんにもなっていないけど)
なので、まずは、自分のことをがんばろうか。
どうぞ、今後とも応援よろしくお願いいたします。
といった考えでいる僕が普及できたらいいなとおもって企画している↓のイベントもぜひ気軽に参加してみてください!
よろしくお願いします。
【おしらせ】Twitter企画「月ノ雫演奏コンテスト」を開催します!
→ https://kunpu.office-isana.jp/info/20190106/
【おしらせ】2月24日(日)新潟市中央区 燕喜館で「第2回、箏にワクワク、尺八にドキドキ、無料楽器体験会」を開催します。
→ https://office-isana.jp/info/20190224wakudoki-2/
【おしらせ】3月からあのバンドの尺八奏者さんの著書をテキストにした短期間の尺八講座を開講します。(ただし新潟市で講師は僕です)
→ https://kujira.office-isana.jp/info/20190122/
ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
もうちょっと詳しくって方は、ぜひレッスン受けに来てください。
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