「おまえらみたいな下手くそが、軽々しく学校公演なんかするなよ!」という愛のある言葉を聴いているか、聴いていないか。

この言葉、プロの演奏家だったりしたら、直接言われたり、こんな風に言われたもんだ、とかで、聴いている方は多いんじゃないでしょうか。

 

めちゃくちゃ愛があり、重みのある、深い言葉です。

 

小学生、中学生といった学校での公演。

こういった場所での演奏はとても重要であるということです。

 

その時の体験、印象が、その後を決める。

 

たのしい、つまらない、

おもしろい、退屈、

かっこいい、かっこわるい、

やってみたい、やりたくない、

もう一回ききたい、二度とご免だ、

 

めちゃくちゃ怖い現場ですよ。
自分のことだけで終わりません、業界全体に影響を及ぼす行為なのですよ。
(大げさな表現かと思われますが)

 

だからこそ、

 

プロを目指して学んでいるとき、プロとしての活動を歩み始めたとき、学校公演の依頼を受けたときなどのタイミングで、出会う言葉。

「おまえらみたいな下手くそが、軽々しく学校公演なんかするなよ!」

なのです。

 

この言葉を聴いているか、聴いていないか、その真意は何か、を考えたことがあるか、悩んだことがあるか、はとても大きいですね。

 

NHK邦楽技能者育成会で学んでいるときにも言われました。
その後も、何人もの演奏家の先輩からも聴きました。
そして、僕が薫風之音の活動で、「りゅーとぴあアウトリーチ事業」にかかわるときには、さらにあらためて実感する、心して受け止める言葉になりました。

子どもは一番厳しい聴衆です。
本当にそうだと思います。

箏と尺八がその子にとってどんなものになるか、どんな印象になるか、興味をもってもらえるか、いい思い出になるか、楽しい時間になるか。。。。
いつも、すごく大切に演奏させてもらってます。

 

いろいろな活動が世の中にはありますし、それぞれにいろいろな意味があります。

下手だからするな、とか上手だからやれ、みたいに受け止めないでくださいね。
役割と意味、目的、影響、いろいろなことを考えて、それぞれの活動を頑張りましょう!ということです。

 

だからこそ、僕はこの言葉を真摯にうけとめて、学校公演、アウトリーチ活動をがんばってゆきます。

 

( ゚Д゚)

 

いや、自分が、下手じゃないから、とか、俺うまいから!とかいってるわけでなくて、その言葉の重み、意味、をしっかり受け止めて恥ずかしくない、活動をするんだ!

という自らへの戒め、鼓舞でございます。

 

 

学校公演だけでなく、

人前での演奏、聴いてもらう機会、すべてにおいて、

その時の体験、印象が、その後を決める。

という事実をしっかりと受け止めておきます。

 

 

演奏技術の上手下手はありますが、すべての人が学びの途中にあります。
それぞれの段階において、しっかりと準備をして、責任を持つことがとても大事です。

先生に習っている段階の方は、しっかりと先生にみてもらってください。
大丈夫できるできるとも思わずに、まして、こっそりする、黙ってする、のではなく、ちゃんと相談をして指導をしてもらいましょう。

相談できないようなら、ご自分の心の中に何か隠していませんか?
怒られる、止められる、やめさせられる、そんな心配してませんか?
良い先生ならきっちりと愛のある言葉とともに、よい形になるように手助けをしてくれるはずです。

 

 

ではごきげんよう。


ワンポイントアドバイス、文字では限度もあります。
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