甲のロを吹くときに4孔を軽く開けること。

僕は推奨いたします。
軽く開けること必須派です。

 

どんなどきも、どんなときも、甲ロ鳴らし続けるために
「4孔をあけよう」と
言える気持ち、抱きしめてたい

 

わけですよ。
槇原敬之さんの「どんなときも」に乗せて、4孔をあける気持ちを歌ってみました。

ときにはぐわわっと高く人差し指をあげることだってあります。

 

さて、甲の「ロ」を吹くときに4孔を開けるという話、尺八吹かない人にとって意味がわからなすぎてつまらないのでちょっと説明します。

「ロ」(ろと読みます。)はすべての指穴(孔)を閉じて吹く音です。

乙ロは、筒音と呼ばれ、その楽器の最低音です。
甲ロは、そのオクターブ上の音になります。

一般的な教則本では乙のロと同じ指使いで、息の速度を上げて吹く、とか鋭い息で吹く。などと書かれています。

で、4孔を開けることによって甲のロは、音が出やすくなります。乙ロがいい音で吹けなくても、甲のロがなりやすいといった状況になります。

 

( ゚Д゚)「音が出やすいから、4孔を開けろといってるのね、なるほど。」

 

いいえ、違います。

 

その先の世界があります。
その先の世界に導いてくれるのが4孔を開けて吹く甲のロなんです。

 

( ゚Д゚)「ぽかーん」

 

4孔を開けて甲のロがなりやすいどころか、いや、むしろ変な音がなってしまう人もいます。
これはいけません。

乙のロをならして、4孔をふっと開けてみます。

このとき、指の付け根から動かしてはいけません。
人差し指を伸ばすように、尺八にふれながら開けます。

4孔を開けてならす甲のロ、どんなメリットがあるかを何度かに分けてご紹介してゆきます。

 

どれだけ吹き込んでも音が割れない。

4孔をしっかり閉じて吹く甲ロは、うっかりするとそのオクターブ上の音にひっくり返ることがあります。
デリケートにコントロールして吹かないと、甲ロの音が割れる。

甲と乙を結ぶ起点となる音です。

ここで、引っかかるような吹き方に縛られてしまっていいのでしょうか。

 

僕は嫌だ。

 

ということで、4孔を開けて吹くことを徹底してから、ストレスフリーで吹けております。

音色が統一された甲ロがなります。

ピの音が出ちゃう心配を抱えながら吹く必要がなくなります。

 

そして、4孔を開けて吹いても音が割れてしまう人もいるかもしれません。

はい、それは、唇を閉めすぎている。息のスピードが速すぎる。可能性があります。

なので、唇を閉めすぎない、息のスピードを早くしすぎない。ように注意してください。

甲音だ!!!、きえぇーーーーい!!

と頑張りすぎない吹き方を体感するためのきっかけにもなります。
唇を閉じることに頼って、息の速度を上げて甲音を出す、という乙音と甲音で音色がそろわない吹き方から脱却しましょう。

 

甲のロが朗々と鳴り響きますよ。
そして、乙ロをぶんぶん鳴らす感覚もここにヒントがあると僕は感じています。

とりあえず、今日はこのくらいにして。

 

ではごきげんよう。


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