せっかく練習するなら、気持ちよく、楽しく練習したい。

趣味として尺八を吹いている方は、練習時間をとることも大変だと思います。
忙しい中でせっかく作れた尺八を吹く時間、どんな風に過ごしたらいいか、と質問が来ました。

 

僕の考えです。

<音が出せないとき>

・尺八を構える、持つだけでも充分な練習です。楽器になれましょう。

・孔をボコボコ打つ。持ち方が良くなります。指が動くようになります。

・理想の音を出してると思って息だけ、息の流れを感じる。スムーズに息がでていることを実感する。(決して唇は締め付けません)

・理想の音源を聴く。

 

<音が出せるとき>

・以前にできたことをまたできるか、確認するくらいでいいです。

・できることをやる。できないことはやらない。

・音がでたら続ける、出にくかったら、やめて他のことをする。

 

 

といった、僕らしい、ずぼらで怠け者らしい回答で本当に申し訳ないです。

 

音を出すときのポイント、やり方をちょっと説明します。

 

ぱっと吹いて、気持ちの良い音が出なかったら、尺八を口から離しましょう。

一旦、手から離してもいいです。

吹く前に特別な準備はしません。

 

そして改めて、ぱっと吹きましょう。

それで、気持ちの良い音がでなかったら、また尺八を口から離してください。

 

この繰り返しをして、良い音が出たら、その日は練習しましょう。

 

何回やってもでないなーっておもったら、思い切って練習するのをやめましょう。

理由は音が出にくい状態で、頑張ったり、あれこれこねくり回しても、不自然の中から生まれたもの、良くない状態から生まれたもの、良くない状態を体が続けていると思うと、そこには不幸しかありません。

 

おいおい、そんなんじゃ、今日も明日も尺八吹く練習できないかもしれないじゃん。

という話になりますね。

 

つまり、その前の段階の練習をしなければいけません。

うっかりでた、ぱっとでた、簡単にでた、状態を記憶しましょう。
どんな状態になったら、良い音がでるか、簡単に音がでるか、を見つけましょう。

つまり、その練習はなにかというと「良い音が出る状態をぱっと作る練習」が必要なのです。

 

ぱっと作る、というとまた「作る」という特別な動作が必要な気がしてきますが、自然とできる動作です。

尺八の音がどうしてでるかを良く理解して吹きましょう。

 

音が出ない時間を苦労して過ごすのではなく、音がでて楽しく吹ける時間を長くしましょう。

修行ではないので。

 

尺八を吹くときの考え方や注意点など、以前にいろいろ書いておりましたが、また改めてまとめます。

 

 

Youtubeとかに、「一緒に吹こう、楽しい尺八」みたいな動画あげたら、みなさんそれと一緒に基礎練習とかしてくれるかな(笑。

 

 

ではごきげんよう。


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