譜面台の高さや角度を調整する理由を理解して譜面台と上手に付き合う。

コンサートで、譜面台を少し低めにして、譜面台を平らに近い状態で演奏することがあります。
演奏中の指や楽器が良く見えるように、と思って。

すると、「あんな譜面台の角度で演奏して良いんですか?私は、先生には、譜面台の角度を立てて見やすくして吹きなさい。と言われています。」と質問を受けました。
なるほど、理由や目的を説明されないで、こうしろ!というちょっと乱暴な指導をする先生がまだいるんだなと思うことがありました。

なので、少し譜面台、譜面の見方などについてお話したいと思います。

 

尺八の練習をしているときに譜面台、使いますか?

イスに座って練習して楽譜を見るときはあると便利ですよね。
机の上に置いてみながら吹くのでも良いと思います。

そのときに注意して欲しいことがあるので書きます。

音出しをしていて、気持ちよく音がでているのに、いざ、譜面をみて演奏しようとすると。

 

むむむぅ。

 

音がいまいち。

 

吹きにくいぃぃぃ!

 

なんてこと、ありませんか?

 

原因はいくつかあります。

・譜面を読むのに必死になる。
・譜面の音符を音にするのを優先してしまう。
・構え方が変ってしまう。

などなどなど。

で、今回は、一番の問題点となる「構え方が変ってしまう。」を修正する、改善するヒントを動画にしましたので見てください。
構えが変ってしまって、吹きにくいのは、それさえ修正すれば一気に解決する問題ですから、まずはここから。

譜面台の位置(前後)、高さ(高低)、角度の調整をしっかりしましょう。と言葉で言われていても、なぜそうするのか、何に気をつけてそうするべきなのかという、踏み込んだところまでの詳しい説明はなかなかないかも知れません。

尺八と顔の関係を変えないように回転していると思っていても、どこが動くか、どこがついて来ないと行けないかを動画をよく見て観察してみてください。
例えば、肘が移動出来なければ、回転する顔に合わせて自然と状態をキープすることはできませんよ。

初心者のウチは、楽器を当てる位置、角度というものが、「音の出しやすさ」を優先しないことが多いです。
なにを優先するかというと「持ちやすい、楽、楽譜が見やすい、といった自分の都合」です。

結果的には、苦しくなるのですが、「自分の都合」を優先して、楽だと思い込んでしまうのです。

これには要注意ですからね。

「自分の都合」を優先するのではなく、音が出やすい、出しやすい、その状況を「楽」だと思ってください。

 

練習方法としては、例えば、「譜面をみながらの音出し」もよい練習になるとおもいます。

譜面を見ている状態、角度でいい音を出すのではなく、いい音がでいている状態、角度で譜面を見る、ということは忘れないでくださいね。

 

最終的には、譜面台がどんなだろうと、どんな角度だろうと、目線のみ、体の動かし方、尺八と唇の関係性を変化させずに、見ることができる状態をめざしましょう。
なぜ、そうするのか、なぜ、それが必要なのか、説明する必要もありますし、考える必要もありますね。

指導する側も、習う側も、なんとなく当たり前のことと思っていることほど、つまずく原因になっているかもしれません。

みなさん、ぜひ気をつけてください。

 

ではごきげんよう。

 

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