唐突に楽典クイズが出るブログ。

冒頭ですが、誤解のないようにお話します。

僕は決して、五線譜を読めない方だったり、苦手な方を、馬鹿にしたりするつもりは、まーーーったくありません。

知らないことは、知らないし、わからないことは、わからない。
当然ですから。
恥ずかしがる必要もないです。
見栄を張って、○○はわかります、わかってます。みたいな雰囲気があるのが一番困ります。

そして、そんなこともわからないのか、そんなこともしらないのか、といいながら、尺八を教えたり、五線譜を教えたりしません。

僕だって、まだまだ分からないことがたくさんあります。
わからないことだらけです。

でも、ちゃんと理解している部分、ちょっとだけ詳しい部分があります。

そう、僕よりもっと詳しい人なんてもっといます。

僕なんかが、偉そうに尺八の話や、五線譜の話などをしてすみません。という気持ちを持ちながら、お話しています。

 

でも、

 

ん?

 

ってなることだってあります。

 

なんで、そんなに僕のこと舐めてくるのかしら?って。

そんなことしなくても、僕はあなたに対して偉そうにしません。
聞いてくれれば、説明だってしますし、わかるまでお付き合いします。

同じ楽器を楽しむ仲間ですから。

でも、ね。うん。なんだろ、嫌な気持ちになることだってあります。
人ですから。
お互い様ですね。僕自身も気をつけます。

 

 

さて、本題にはいります。

 

ずーっと話してきておりますが、

音名は絶対的なもので、階名は相対的なもの。

音名と階名が結びつくには、なんらかの条件が必要。

もしくは、

結びついたら、なんらかの条件が生まれる。

 

「階名と音名は条件なしで結びつくものではありません。」

このブログを熱心に読んでいる方は、とりあえず、意味がわからなくても、「確かに前、そんなこといってた。」と覚えていただいていると思います。

 

余談ですが、実は覚えておく、って結構重要で、それが自分の経験と結びついたら、

 

ハッ

 

ってなりますので、。

 

さて、

音名と音名は条件なしで結びつきます。

「壱越=D」です。

お互いが絶対的なものを表しているので。

なにもなく「壱越=D=ロ」としてしまうと、これだけでは微妙なんです。

 

「一尺八寸の場合、壱越=D=ロ」、ここまで書いて正解なんです。

 

だから、「壱越=ロ」だけ書いてあったら、正直な話、間違いなんです。
壱越はロではないんです。一尺八寸の場合のみ、ロなんです。

 

つまり「ロ」は音階。相対的なものを示すからです。

 

【問題】壱越=ロのとき、尺八は何寸管ですか?

【答え】1尺8寸管

 

壱越は、音名。

ロは、階名。

一尺八寸管hば、条件。

 

ということなんです。

 

壱越=ロってただただ言っている場合は、ははん、一尺八寸管の話をしているんだな、って汲み取って挙げねばいけない。

 

 

「だから、壱越はロだろ!!」って言い張っていたら、違いますよ。って言えます。

だって、1尺6寸管の場合、壱越はハ(都山)・リ(琴古)になりますから。

 

 

【問題】1尺6寸管の壱越を、音名(ABCD・・・)で表すとなんでしょう?

【答え】

 

 

 

 

 

六寸管になろうが、壱越はDです。

壱越は、音名。

Dも、音名。

 

階名のロツレチだと、ハ(都山)、リ(琴古)ですよ。

1尺6寸の場合「壱越=D=ハ(都山)・リ(琴古)」で、「ロ=E=平調」です。

 

 

では、階名と階名はどうでしょうか?

 

これは、条件なしでは結びつきません。

「チ=ラ」これは間違いです。(チは尺八の階名、ラはドレミの階名)
間違いでないようにするには、「チ」にも、「ラ」にも何らかの条件を宣言しなければいけないのです。

階名は相対的なものですから、それぞれの階名に、それぞれの条件がないと決まらないのです。
一尺八寸で、固定ドです。とかハ長調です。音名としてドレミを使っています。とか。

 

条件づけを少なくして説明するために、音名と階名を紐づける考え方の方がよいと僕は考えています。

つまり、五線譜で話をしているときは、指使いが伴う場合は、何寸管を必ず指定して「ロツレチ」。

音程的な話で、何寸管で吹くかはお任せだったり、相手が何寸管を使っているかわからないときは、「ABC・・・」のみで話すほうがシンプルでわかりやすいと思います。
もしくは、固定ド。ドレミを音名として使う。です。

 

一尺八寸の場合、一尺六寸の場合、とそれぞれの「ロツレチ」(階名)に対応する「CDE・・・」(音名)を少しずつ覚えればいいんです。

覚えること多そうでうんざりですよね。

でも、一個だけ、しっかりとした知識を持てば後は応用です。
照らし合わせるだけです。言葉が違っているだけです。

どれか一つでもしっかりと勉強されているなら、五線譜の理解は簡単です。

自分が得意なモノ、軸になりそうなものを一個だけ取り出してみましょう。

 

それに、師範、准師範になられている方なら、12音律のことも勉強されますし、楽典を学ばれているはずです。
そのときの知識や努力を無駄なものにしないようにしましょうよ。
興味がない方はべつにいいですが、きっと世界がもう少し広がります。隣り合う世界との接点が多くなります。

 

楽しいですよ。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真
モスバーガーです。モスバーガーの29日限定の肉肉肉バーガーです。
なんとこのバーガー、パンがありません。肉で肉を挟んでいます。
どんな肉好きが考えたんでしょう。悪ふざけのライン、ギリギリの商品です。
めちゃくちゃおいしかったです。パンがないので糖質制限ですね。肉はどれだけ食べてもいいのでカロリーゼロです。

 

 

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