私、鯨岡、レッスンのことや奏法のこと、Twitterなどで、偉そうにいろいろいっております。
ワンポイント動画でも、偉そうにいっております。
そう、鯨岡徹のレッスンはどんな価値があるのか。
そして、僕の生徒さんはみんな上手いのか。
みなさん、気になりますよね。
「おまえ、そんな風に偉そうにいうなら、相当すげーレッスンすんだろうな!生徒はみんな上手いんだろうな!一瞬で上手くなってるんだろうな!」というご声援をいただいて当然でございます。
自分自身への反省や戒めといった意味合いも実はあります。
失敗したな、失敗してたな、と思うこともたくさんあるし、音楽が好きになって欲しかったのに、音楽は別に好きじゃないと気づいたのでやめます。といって生徒さんがやめていったのは今でもトラウマです。
さてさて、僕の方針、考え方、をちょっとお話しします。
僕はレッスンでは、尺八は難しいから、という言葉で逃げないようにしています。
可能な限り、原因と理由を考えます。
ハッキリとした改善点です。
そして、それを伝えるようにしています。
当然だと思います。
でも、そんな当たり前のことをするのが面倒な人もいます。
もしくは、全く出来ない人だっています。
だから、細かな具体的動作でのクリティカルな解決方法ではなく、漠然とした、ぼんやりとした、それらしい言葉で煙に巻く人だって多いでしょう。
気づき、乗り越えるのは、すべて真面目な生徒さんの努力のみ。
暗闇の中を手探りで進んでいるような状況におかれてしまっている方も多いのではないでしょうか。
僕は、何が違うか、何に気がついていないか、何が反応していないか、どうして出来ていないか、を知るために、生徒さんの吹き方をまねします。
生徒さんのまねをすると、どうしてそうなるのかがわかります。
大事なのは、どうしているからそうなると言うことがわかるから、まねを出来るわけです。
まねをする技術がないとできませんし、自分でシミュレーションして、体をコントロールして、自然と反応するものを反応させなかったり、できるから、反応しない理由も見つけることができます。
そこから、ハッキリとした改善点、具体的な動作の提案になって行きます。
これは、じゃあやってみよう、と思ってできなかったり、上手くいかなかったら、「出来ない理由」が明確になってしまい「下手であること」を改善できないことが突きつけられてしまいます。
だから、もしかすると厳しいことだし、優しさ、逃げ道のない指導をしているのかもれません。
だからといって、呼吸法を身につけましょう。とか、慣れてくれば時間が解決してくれます。とか、尺八は難しいですから、という言葉は使いたくないのです。
これらの言葉は、習う側にとってはとても優しい言葉です。
今、できない自分をやんわりと許してくれます、そして、ぼんやりとした「それ」がいつか解決してくれるから、いまのままとりあえず続けようという気持ちにさせてくれます。
このブログでなんども書いていますが、
いま出来なければ、いつまで持っても出来ない。
これが大きなポイントです。
出来る、出来ないを繰り返して、いつも出来るようになります。
出来ないままは、出来ないままです。
呼吸の話をしても、実際に、具体的な動作と結びつかなければ、どんな意味があり、どんな役に立つのかわかりません。
尺八を吹くときに声帯が反応することが重要だとしても、むりに声帯をトレーニングするのではなく、日常動作のなかから、再現性の高い、勝手に反応する方法で感じて行く方が有効です。
重要な要素がかけているから、出来ないのです。
その重要な要素に気づき足すから、出来るようになるのです。
重要な要素がかけているのに、出来るようになるわけがありません。
呼吸法、声帯のコントロール、たしかにそれらが活躍していると思います。
でも、問題解決をするためには、その問題そのものにアプローチして解決しないと意味がないです。
そうすることから、自然と呼吸への意識につながるし、声帯の自然な反応につながります。
その一歩目の自覚は、具体的な動作で説明しないと、出来る出来ないの境目を越えられません。
反応してもらいたいものが反応しないからできないわけでしょ。
だから、「出来ること」で反応してもらいたいものが反応する方法をおしえるのです。
なので、ハッキリと欠けている要素を伝えるのが僕のレッスンです。
「出来ないこと」をやらない。
「出来ること」をやる。
「出来ること」から「出来ないこと」ができるようになる。
「今、出来ること」から「出来ないことが出来るようになる」ポイントを順を追って導いていきます。
一人で練習しているときに、レッスンでは出来たことが、急に「出来なくなる」ってのは良くあることだと思います。
そういうときは、出来るようになった、手順をもう一度繰り返せば、出来るようになった自分の感覚を思い出せます。
僕以外の先生のレッスンを受けてもきっと同じです。
レッスンで、どの段階からスタートして、
どういった手順で先生が気づかせてくれたか、は、
しっかりと覚えておくといいです。
メモ、録音しましょ。
でも、乗り越えたのは、自分の努力の方が多いかもしれないな・・・。と思えるレッスンを受けている方、受けてきた方、おつかれさまです。
とても素晴らしいことだと思います。
もし、ご自分が指導する側になったときには、ご自身の育った方法、育ったやり方を、ちょっと考えて見てもいいかもしれません。
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
らーめんです。尺八吹くならラーメンです。麺をすする動作は、完全に尺八の練習です。
尺八の練習が足りないな、ってときは大盛りです。
もう少しってときは、替え玉を頼みます。
相変わらず尺八の練習が好きだなと思います。
らーめんたべていますが、尺八の練習中なので、ゼロカロリーです。
もう何度もいってるのでいい加減にしろと思われていますが、ラーメンをすすれば尺八の練習と同じです。
僕のレッスンでは、できること、から始めます。
なので、ラーメンの麺をすするところから始めます。
生徒さんの口にあう、ラーメンはなにか、一番上達するラーメンはなにか、を試行錯誤する日々が続きました。
研究の結果、副業でラーメン屋をはじめることになりました。
もちろん嘘です。
☆ごはん写真ありがとうございます!常に募集しています!あと尺八の質問も。
募集したらたくさんのごはん写真いただきました。たくさんいただいたごはん写真にも涙がでました。
ブログをやっていてよかったと。このブログはみなさんのごはん写真によって成り立っております(なんだそれ?)
本当にありがとうございます!!似顔絵も募集してます!
【アイキャッチの写真募集します!!??】
みなさんのごはん写真、くじらさんの似顔絵!?など、TwitterのDMでコメントを添えて送ってください!
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尺八に関すること、もちろんそれ以外でも、質問・疑問もいただけたら、それにも僕なりの考えや体験談をお答えいたします。
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