偉そうに話していますが、じゃあ、じゃあ、僕の生徒はみんな上手いのか?

昨日のブログとも少しつながっているので、昨日のブログをまだ読んでない方は、先にお読みください。

https://kujira.office-isana.jp/blog/20200218/

 

さて、

僕のレッスンは、できないこと、できていないことの理由、要素を、ハッキリとさせて行きます。

それを生徒さんと一緒に一個一個こつこつと対処してゆくことになります。

 

だからといって、すぐに上手くなるわけもありません。

 

でも、出来た!

という瞬間は割と早めに訪れます。

 

そして、「出来た!」と「出来ない」を繰り返しながら、いつも「出来る」ようにコツコツと積み重ねて行く必要があります。

 

僕のレッスンでは、

なぜ、どうして、がわからないまま闇雲に練習する、という状況を避けることを大切にしています。

可能な限り、具体的な動作で対応して行きます。

 

具体的個別の動作がうまくいかないのに、腹式呼吸マンが現れても、問題は解決しません。

 

 

物凄く簡単に例えてみると、

国語100点

算数80点

英語100点

理科100点

社会100点

という結果を見たときに、算数を頑張れば全部100点になるね。
算数を頑張ろう!というアドバイスをしたくなりますが、

 

算数のテストの内訳が

 

足し算20点

引き算0点

かけ算30点

割り算30点

 

だったとしたら、なんて言いますか?

 

普通なら、「引き算をがんばろう!」といいますよね。

でも、内訳まで分析できなくて、引き算が苦手だと気づけないと、「算数の勉強をがんばろう!」と言ってしまいます。

 

これは、尺八をはじめたばかりの人に、「尺八が下手だね。上手くなる練習をして下さい。」というだけのレッスンをしているのとほぼほぼ同じです。

 

・腹式呼吸が出来ていないからだ!

・声帯がコントロール出来ていないからだ!

・尺八は難しいから、3年はかかる!

 

といっている言葉も問題解決にならない意味の無いアドバイス、レッスンと同じです。

 

 

具体的な問題点、1つずつ、コツコツと解決して行くから、出来る、が積み重なって上達して行きます。

出来る、出来ないにハッキリと向き合うのは怖いことかもしれません。

 

でも、それを無視して、出来ていないのに、自分で練習マン、いつか慣れるマン、呼吸法マン、腹式呼吸マン、声帯マン、竹の尺八マンが現れても問題は解決しません。

 

 

 

僕のレッスンは、具体的な動作の指示を伴うことが多いと思います。

出来る直接的な動作で、引き起こしたい反応や、現象にアプローチします。
多くのは場合は、引き起こしたい反応や現象に直接アプローチするので「出来ない」動作になります。

 

例えば、おなかに力を入れても、いい音にはなりません。
おなかに力を入れて、いい音になる人は、もう出来ている人なんです。

先生がおなかに力を入れて!といって、生徒がおなかに力をちゃんといれていていも、いい音にならないことだってよく起きます。
むしろ、解決しないことの方が多いでしょう。けっこう遠回りなアドバイスだからです。

 

1つのアドバイスで上手くいかなかった、そのときに、二の矢、三の矢が打てるか。

これは大事です。

 

 

出来ると、さらに伸びる。

でもね、出来ないと、出来ないという事実と向き合わなければならない。

 

ちょっと怖いかもしれません。

出来ない、という事実を怖がる人はとっても多いです。

 

でも、提案された具体的な動きを、生徒さんが出来なくても大丈夫です。

指導者の、僕の伝え方が悪いからです。
もっと伝わる伝え方、たとえ方、シンプルな動作、を僕は必死で考えます。

共有出来るように、共感出来るように。

 

一緒に考えながら、悩みながら、寄り添って上達できるようになってゆくことを大切にしています。

僕にとってもたくさんのアイディアが生まれます。

可能な限り「出来る」という経験で「できる」ようになっていって欲しいと考えています。

 

僕が考えている「上手くなる」「上達する」に関しては、誰でも同じように等しく伝えています。

なので、みんな、自分のペースで前に進んでくれていると思います。

上手になる、もっと上手くなる、特別に上手くなる、といったさらに先への気持ち、そういったことは、生徒さんに委ねています。
生徒さんがそう思っていたら、そうなるし、口に出してくれたら、もっとそうなるし。

 

練習が出来ない生徒さんには、「練習してきなさい」とは言いません。
その代わり、「レッスンで一緒に練習しましょう。」と言います。

練習するのだって時間をとります。
レッスンに来るのだって、貴重な時間をとります。

練習の時間をとれない人の方が圧倒的に多いです。

レッスンで一緒に練習するのが楽しいようにします。

 

生徒さんは、

「ぜんぜん、練習してきてないのです、ごめんなさい。」

とか、

「練習できていないから、レッスン休もうかな。」

なんて、思わなくてよいのです。

 

レッスンに来て、一緒に尺八を吹くのが楽しい。
先生と一緒に吹くと、出来る!いい音がでる!

そう思ってもらいたいと僕は思っています。

 

かつては、

「自分の練習に、俺様をつきあわせるんじゃねぇ!」

「俺様に習っているのに下手なやつは許さねぇ!」

「生徒が下手じゃ俺様の価値が下がるじゃねぇか!」

といった考えのよぎる暗黒時代もありました。

そんな経験があったからこそ、今こう思っています。

 

 

上達するために欠かせない要素は、楽器が好き。なことです。

 

指導者の一番使命は、「好きになってもらうこと」「楽しいとおもってもらうこと」です。

 

とってもシンプルです。

 

その先は、生徒さんが選べばいいだけのことです。

 

 

では、ごきげんよう。

 

 

 

※今日のごはん写真
はい!すた丼です。肉増しです。
僕がすた丼を食べに行くときは、すた丼じゃなきゃダメだなと思うときです。
そうなったら、すた丼以外じゃダメなんです。
みなさんも、○○の口、○○の胃、○○の体になることありませんか?
その状況は、体と食べたいものがベストマッチしているときです。
はい、おめでとうございます。ベストマッチ状態ならば、カロリーゼロになります。
でも気をつけてください。それ以外のものを食べてしまったら、カロリーは倍になります。
○○の口、どうぞ、大事にしてください。

 

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