さてさて、人それぞれ、違ったものがイメージされると思います。
モチロン、全くイメージなんかないという人も多いでしょう。
尺八を吹いてみたい、初めてみたい。と思う方には少しあるかと思います。
・風の通り抜けるような音
・柔らかい音色
・かすれた音色
・地をはうような低い音
・固い音色
・爽快に突き抜ける音色
・和楽器バンドの神永さんの音
・十万石まんじゅうのあれ
といった感じで、最後のは埼玉県の方に限られるかもしれませんが、大きな影響力のあるイメージですよね。
今日は、尺八の音のイメージが与える重大な影響に関してお話します。
イメージが先行しすぎると
尺八は色々な音色が表現できます。
そのせいで、音色のスタンダードが提示されにくいという問題もおきます。
その問題は上達を妨げる原因にもなる可能性があります。
自分が出したいと思う音色が出ていれば、正しく吹けていると思えてしまいます。
柔らかいかすれた音色、を尺八の音色としてイメージをしている方は、その音が出したいと思って、尺八を吹きます。
多くの場合は、効率の悪い吹き方で、その音色を実現してしまっている場合があります。
・息を多量に使う割に、音にならない。
・直ぐに息がなくなって、吹くのが辛い。
・甲音を吹くのがしんどい。
といった問題が起こっています。
でも、自分が出したい音色です。
上級者だって、プロだってそんな音色を使って演奏しています。
このまま続けていれば、上手くなるはずだ!
って、思っちゃいますよね。
問題が起こっているのに、目をそらして修正せずに、今のまま続けたくなるのが心情です。
うまくいっている、続けて入れば、楽になる、自由に吹けるようになるって思いたくなります。
でも、それでは、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
土台となる吹き方を身につけよう
では、上級者や、プロは、どうしていると思いますか?
効率悪い吹き方で、様々な音色を出していると思いますか?
そんなことありません。
効率の良い吹き方で、効率を悪くしている、のです。
そのためには、ひとつの土台があるからです。
効率よく音を出す。このモードがしっかり出来ているから、効率良い吹き方を保ちながら、効率を悪くして、かすれた音や、柔らかい音などを表現として使うのです。
ちょっとキツイ言葉が多かったかもしれません。
でも、尺八という楽器だから、これでいい、この程度でいい、
つまり、音がかすれていてもいい、音程が悪くてもいい、音が汚くてもいい、は決して成り立つものではないです。
尺八は楽器です。
楽器として当たり前のことが出来た上での、尺八の個性です。
自分の出したい音色を目指して、一直線で進みたい気持ちはよくわかります。
ですが、急がば回れの精神です。
安定して、効率よく吹く状態を大切に育てましょう。
さあ、その音を手に入れたら、奥が深いですよ。
自由自在に、様々な音色をコントロール出来るようになりますよ。
埼玉県の方に尺八の音を出す体験をしてもらったらきっと多くの人が、例のアノ音を再現するような吹き方になっちゃうんじゃないかと、僕は思っています。
実際、どうなんでしょう???
では、ごきげんよう。
※今日のごはん写真
久しぶりに自分のご飯写真です。
新潟ご当地5大ラーメンと言われる中の一つ「生姜醤油ラーメン」です。
チャーシュー大盛りにしました。
生姜が入っていてかなりあったまります。
ラーメンをすするのは、尺八の練習になります。
あらゆる麺の太さに自動的に反応して、唇の穴が出来ます。
麺があるから、唇は自動的にそうなります。
尺八を吹くときの息だって同じです。先に唇を作ると変なことになります。
というか、こんな話をしている僕が変に見えるかと思います。
この話を真面目に動画で話しますので、お楽しみに。
残り4つのご当地ラーメンを食べることによって、願い事を一つだけ叶えることができます。
そう、願いは一つ、カロリーゼロにしてください。
残りのラーメンを食べにゆく旅に出ます。
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